【旅行記・総集編】名古屋から下道で西日本を巡る旅|姫路城・下関・山口・鳥取砂丘を訪ねて

旅行記

2024年9月22日〜24日、そして27日に、名古屋から下道を使って西日本を旅してきました。

今回の旅では、兵庫県の姫路城から山口県の角島、下関、秋吉台、さらに鳥取砂丘まで足を延ばしました。

観光名所を巡るだけではなく、海岸や干潟でバードウォッチングをしたり、水族館や自然館で生きものについて学んだり、ご当地グルメを食べたりと、かなり盛りだくさんの旅です。

移動距離もかなり長く、名古屋から姫路、そして山口県まで下道で移動するという、なかなかハードな旅になりました。

この記事では、これまで個別に紹介してきた4本の旅行記をまとめ、2024年9月の西日本旅行を総集編として振り返ります。

旅の概要と名古屋から姫路へ

今回の旅行は、2024年9月22日から24日までを中心に、一度仕事に戻った後、27日に鳥取砂丘へ向かうという少し変則的な日程でした。

移動手段は基本的に車です。

せっかく遠くまで行くのであれば、できるだけ多くの場所を見て回りたいということで、かなり詰め込んだ旅程になっています。

今回の旅程

今回訪れた主な場所をまとめると、以下のようになります。

日付主な訪問先主な目的
9月22日姫路城、姫路駅城郭観光、姫路名物
9月23日角島、火の山公園、赤間神宮、関門トンネル人道景勝地、歴史、自然観察
9月24日老の山公園、曽根干潟、海響館、秋芳洞、秋吉台バードウォッチング、生きもの観察、観光
9月27日道の駅あらエッサ、鳥取砂丘鳥取観光、自然観察

9月22日に名古屋を出発し、下道で約6時間かけて姫路へ。

まず目指したのが、今回の旅の最初の目的地である姫路城です。

姫路城で感じた圧倒的な存在感

【旅行記】名古屋から出発!!下道で西日本旅 in 姫路城
名古屋から下道で姫路城へ。姫路城の構造や歴史を勉強してきました。

姫路城は兵庫県姫路市に位置する名城で、1993年には日本初の世界文化遺産に登録されています。

実際に訪れてみると、白く美しい天守だけでなく、そこへ至るまでの道や門、廊下など、城全体が防御を意識して造られていることが印象的でした。

菱の門へ向かう道は真っ直ぐではなく、坂道を上りながら何度も方向を変えます。

菱の門

狭間や石落としなども随所に設置されており、現在は観光地として歩いている場所が、かつては敵を迎え撃つための空間だったことを実感できます。

特に印象に残ったのが百間廊下です。

約300mにも及ぶ長い廊下ですが、単なる通路ではありません。

狭間や石落としなどが設置され、防御施設としての役割も持っていました。

さらに内部では、姫路城の構造や歴代城主、千姫などについて詳しく学ぶことができます。

千姫の解説展示
千姫の模型:この後に千姫のパネル展示がズラズラと続く

私はこうした解説展示を見るのが好きなので、かなり長い時間を使って見学しました。

大天守と千姫、そして搦手道

姫路城の大天守

もちろん、大天守も外せません。

姫路城は一つの大天守と3つの小天守がつながった連立式天守で、内部は外観から想像するより複雑な構造になっています。

外から見ると5階建てに見えますが、実際には7階建て。

最上階から姫路市街を見渡すと、かつてこの場所が城として機能していたことを改めて感じられました。

また、百間廊下では千姫の生涯についても詳しく知ることができました。

7歳で豊臣秀頼と結婚し、大坂夏の陣を経て本多忠刻と再婚。その後、姫路へ移り住むことになります。

こうして実際の城を歩きながら歴史上の人物について学べるのも、姫路城観光の面白さだと思います。

さらに、このときは期間限定で搦手道の特別公開も行われていました。

特別公開:搦手道の看板

との一門、との二門、との三門跡、との四門などを実際に歩き、敵兵の進行を妨げるために設計された道を体感できたのも貴重な経験でした。

姫路城を出た後は、姫路駅へ向かい、姫路名物のえきそばを食べました。

和風だしと中華麺という組み合わせですが、食べてみると意外にも馴染みのある優しい味。

長距離移動の途中で食べるには、ちょうどいい一杯でした。

より詳細な内容は、↓へ!

【旅行記】名古屋から出発!!下道で西日本旅 in 姫路城
名古屋から下道で姫路城へ。姫路城の構造や歴史を勉強してきました。

角島から下関を巡る

【旅行記】名古屋から出発!!下道で西日本旅 in 下関
名古屋から下道で、角島をはじめとする下関の名所を巡ってきました。モデルコースの参考になれば幸いです。

姫路城を見学した後は、さらに西へ向かいます。

この日のうちに山口県を目指し、広島県で車中泊。

翌23日は角島から観光をスタートしました。

名古屋から下道を使って移動し、途中で姫路城の観光までしているため、かなり疲れていたのは間違いありません。

それでも、角島の景色を見た瞬間に、その疲れがかなり吹き飛びました。

角島灯台と角島の自然

角島灯台

角島は下関市に位置する日本海の島で、本土とは角島大橋によって結ばれています。

白い砂浜と青い海が広がり、南国を思わせるような景観が印象的でした。

まず訪れたのは角島灯台です。

明治9年に初点灯した灯台で、現在も現役で利用されています。

灯台内部の急で狭い階段を上り、最上部から周囲を見渡すと、日本海の青い海が一面に広がっていました。

角島灯台から見る海
角島灯台から見る日本海

その後は、つのしま灯台記念館へ。

つのしま灯台記念館

灯台の歴史や構造、灯台を造ったブラントンについて学ぶことができ、単に景色を見るだけでは分からない角島の歴史を知ることができました。

さらに、自然好きとして外せなかったのが、つのしま自然館です。

つのしま自然館の外観

角島の動植物について展示されており、鳥の剥製展示もありました。

そして特に印象的だったのが、ツノシマクジラの骨格展示です。

1998年に角島と本土の間で発見された個体をきっかけに、未知のクジラであることが分かり、2003年には研究成果が発表されました。

観光地としての角島だけでなく、生きものや自然についても学べる場所だったのが印象的です。

海を眺めながら角島を一周

グランビスタ角島の瓦そばと海鮮丼

角島では灯台周辺だけでなく、夢崎明神、牧崎風の公園、瀬崎陽の公園なども訪れました。

夢崎明神では、海から拾い上げた石を積んだとされる石垣や、鳥居にまつわる伝説を知ることができました。

現地をただ歩くだけでは気づかなかったであろう背景を、解説板によって知ることができたのは面白かったですね。

昼食にはイカ焼きや瓦そば、海鮮丼などを食べました。

下関の名物である特牛イカにも興味がありましたが、当時は価格面から断念。

その代わりに食べたイカ焼きは、気軽に下関らしさを味わえる一品でした。

その後、瀬崎陽の公園から角島大橋を眺め、角島を後にしました。

瀬崎陽の公園

火の山公園から関門海峡へ

火の山公園

角島を出た後は、下関市内へ移動。

火の山公園では、戦艦大和の徹甲弾や側砲庫跡、砲台跡などを見ることができました。

戦跡を見学した後は、山頂付近から下関市街と瀬戸内海を一望。

歴史と景観を同時に楽しめる場所でした。

日が暮れてからは赤間神宮へ向かい、さらに関門トンネル人道へ。

全長780mの海底トンネルを歩き、山口県と福岡県の県境を徒歩で越えました。

観光としては「ひたすら歩く」という非常にシンプルなものですが、海の下を歩いていると思うと、なかなか面白い体験です。

より詳細な内容は、↓へ!

【旅行記】名古屋から出発!!下道で西日本旅 in 下関
名古屋から下道で、角島をはじめとする下関の名所を巡ってきました。モデルコースの参考になれば幸いです。

バードウォッチングと生きものを巡る山口の旅

【旅行記】名古屋から出発!!下道で西日本旅 in 山口県
名古屋から下道で、山口県を観光してきました。モデルコースの参考になれば幸いです。

24日は、今回の旅の中でも特に私らしい一日になりました。

朝からバードウォッチングを行い、その後は干潟、水族館、鍾乳洞、カルスト台地と、自然を中心に巡っています。

老の山公園と曽根干潟

老の山公園から見る朝日
老の山公園から見る朝日

朝は老の山公園からスタート。

9月下旬ということで秋の渡りの時期にあたり、コサメビタキやコムクドリなど、移動中の鳥を見ることができました。

中でも強く印象に残ったのがコシアカツバメです。

日本海と離島を背景に飛翔する姿は、普段見るコシアカツバメとはまた違って見えました。

朝のバードウォッチングを終えた後は、北九州市の曽根干潟へ移動。

曽根干潟
曽根干潟

曽根干潟はカブトガニの生息地であり、ズグロカモメの大規模な越冬地としても知られています。

訪れた時期はズグロカモメの到着前でしたが、シギ・チドリ類を見ることができました。

特に印象に残ったのは、20羽ものダイシャクシギ。

普段のフィールドでは大型シギ類がここまでまとまって飛来することがなかったため、新鮮な感覚で観察できました。

海響館でペンギンとフグを観察

市立しものせき水族館 海響館

その後は下関へ戻り、市立しものせき水族館 海響館へ。

下関といえばフグを思い浮かべますが、海響館で特に印象的だったのはペンギン類です。

5種140羽以上のペンギンが飼育されており、フンボルトペンギンをはじめ、キングペンギン、ジェンツーペンギン、マカロニペンギン、ミナミイワトビペンギンを見ることができました。

特にフンボルトペンギンについては、チリとの協力協定や繁殖への取り組みなど、かなり興味深い展示が行われていました。

フンボルトペンギン

また、フグ類の展示も充実しています。

下関市水産物5大ブランドの一つであるフグについて、さまざまな種類や生態を学ぶことができました。

トラフグ
下関のフグといえば「トラフグ」

水族館を見学した後は、実際にフグを食べるため、海賊屋へ。

ふぐ刺しとふぐ唐揚げの定食をいただきました。

見るだけではなく、食べるところまで含めて下関を満喫できた一日でした。

秋芳洞と秋吉台

秋芳洞

午後は美祢市へ移動し、秋吉台国定公園へ。

まず秋芳洞に入りました。

地下約100mに位置する巨大な鍾乳洞で、一般公開されている約1kmの区間を歩きます。

百枚皿や黄金柱など、長い時間をかけて形成された鍾乳石を実際に見ると、自然のスケールの大きさを感じます。

その後は秋吉台へ。

秋吉台

広大なカルスト台地がどこまでも続くように見え、これまで見てきた海岸や干潟とはまったく違う景観が広がっていました。

秋吉台では、ごぼう麺や夏みかんソフトクリームも楽しみました。

観光だけでなく、その土地ならではの食を味わえるのも、今回の旅で印象に残った部分です。

より詳細な内容は、↓へ!

【旅行記】名古屋から出発!!下道で西日本旅 in 山口県
名古屋から下道で、山口県を観光してきました。モデルコースの参考になれば幸いです。

旅の最後は鳥取砂丘へ

【旅行記】名古屋から出発!!下道で西日本旅 in 鳥取砂丘
下関から出発し、鳥取砂丘で観光してから名古屋へ。モデルコースの参考になれば幸いです。

24日の山口観光を終えた後はホテルへ戻り、26日まで仕事。

そして27日、再び車を走らせて鳥取へ向かいました。

この日は下関のホテルを午前3時に出発し、鳥取砂丘へ。

今回の旅の最後を飾る場所です。

道の駅あらエッサから鳥取砂丘へ

やすぎいちごの生ドラ

鳥取へ向かう途中、最後の休憩として立ち寄ったのが道の駅あらエッサです。

島根県安来市に位置し、中海の近くにある道の駅です。

ここでは「やすぎいちごの生ドラ」を購入。

長距離運転の途中で甘いものを食べると、良い休憩になりますね。

その後さらに車を走らせ、13時頃に鳥取砂丘へ到着しました。

初めて歩く鳥取砂丘

鳥取砂丘

人生で初めて訪れた鳥取砂丘。

実際に歩いてみると、砂浜とはまた違った色や足元の感触が印象的でした。

砂丘にはハマゴウが咲いており、植物を観察しながら歩くこともできました。

一方で、当日は強風だったためか、鳥はトビしか見つけられませんでした。

鳥を探すという意味では少し物足りませんでしたが、広大な砂丘を歩くこと自体が良い経験になりました。

その後は鳥取砂丘ビジターセンターへ。

鳥取砂丘ビジターセンター

鳥取砂丘の成り立ちや歴史、動植物について学ぶことができ、さらに鳥取砂丘の砂だけでなく、日本各地やサハラ砂漠、エアーズロック、タクラマカン砂漠などの砂を観察できる展示もありました。

こうした「実際に現地を歩いてから、その場所について学ぶ」という流れは、今回の旅全体を通して何度もありました。

観光地を見るだけで終わらず、自然や歴史について知ることで、旅先の見え方が少し変わるのが面白いところです。

最後の食事と名古屋への帰還

鳥取砂丘を満喫した後は、砂丘センター 見晴らしの丘で昼食。

砂丘旨乗せ牛骨ちゃんぽんを注文しました。

フタコブラクダのハムが乗っており、ご当地感のある一品です。

食事を終えた後は、そのまま名古屋へ。

15時前に鳥取を出発し、22時過ぎに到着しました。

最後までかなりの長距離移動でしたが、姫路城から始まり、角島、下関、曽根干潟、海響館、秋吉台、そして鳥取砂丘まで、非常に濃い旅になりました。

より詳細な内容は、↓へ!

【旅行記】名古屋から出発!!下道で西日本旅 in 鳥取砂丘
下関から出発し、鳥取砂丘で観光してから名古屋へ。モデルコースの参考になれば幸いです。

まとめ

今回の西日本旅行は、単純に観光地を巡るだけではなく、歴史、自然、生きもの、グルメをまとめて楽しむ旅になりました。

特に印象に残った場所をまとめると、以下のようになります。

  • 姫路城:
    • 城郭建築と歴史をじっくり楽しめた
  • 角島:
    • 日本海の絶景と灯台、自然を満喫
  • 下関:
    • 戦跡、神社、関門海峡など多彩な観光を楽しめた
  • 曽根干潟:
    • ダイシャクシギなどのシギ・チドリ類を観察
  • 海響館:
    • ペンギンやフグなど、生きものについて学べた
  • 秋芳洞:
    • 巨大な鍾乳洞のスケールを体感
  • 秋吉台:
    • 広大なカルスト台地を歩いた
  • 鳥取砂丘:
    • 人生初の砂丘を歩き、ビジターセンターで砂丘について学んだ

そして、この旅ではコサメビタキ、コムクドリ、コシアカツバメ、ダイシャクシギ、トビなど、移動中の鳥や干潟の鳥も観察できました。

名古屋から西へ向かい、姫路、山口、下関、北九州、そして最後は鳥取へ。

下道中心の長距離移動に加えて車中泊まであり、決して楽な旅ではありませんでした。

それでも、実際にその土地を歩き、景色を見て、生きものを探し、展示を読み、現地のものを食べる。

そんなことを繰り返していると、移動の大変さ以上に「来てよかった」と思える瞬間が増えていきます。

特に自分の場合、観光地そのものを見るだけでなく、そこで暮らす生きものや、その場所がどのように形成され、どのような歴史を歩んできたのかを知ることで、旅がより面白くなります。

姫路城の城郭から角島の海、曽根干潟の鳥、海響館のペンギン、秋吉台のカルスト地形、そして鳥取砂丘まで。

振り返ってみると、一つの旅の中にかなり多くのテーマが詰め込まれていました。

ハードではありましたが、今振り返っても「行ってよかった」と思える西日本旅行です。

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