向島百花園は、東京都墨田区にある国指定名勝・史跡の都立庭園です。
江戸時代後期、町人文化が花開いた文化・文政期に開園した歴史ある庭園で、四季折々の草花と文人趣味あふれる落ち着いた雰囲気が魅力です。
本記事では、旅行客向けに向島百花園の混雑状況を、時期別・時間帯別に詳しく解説し、快適に観光するための注意点やポイントもまとめています。
初めて訪れる方や、混雑を避けて散策したい方はぜひ参考にしてください。
向島百花園の基本情報

向島百花園の概要を事前に把握しておくことで、混雑しやすい条件や注意点が見えてきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都墨田区東向島3丁目 |
| 開園時間 | 9:00〜17:00(入園は16:30まで) |
| 休園日 | 年末年始(12月29日〜1月3日) |
| 入園料 | 一般150円、65歳以上70円、小学生以下・都内在住在学の中学生は無料 |
| アクセス | 東武スカイツリーライン東向島駅から徒歩約8分、京成曳舟駅から徒歩約13分 |
| 駐車場 | なし |
園内は比較的小規模で、通路も細い箇所が多いため、来園者数がそれほど多くなくても混雑を感じやすいのが特徴です。
年間・時期別の混雑状況

向島百花園は通年で大混雑する庭園ではありませんが、季節の花や行事によって混雑度が大きく変わります。
ゴールデンウィークの混雑状況
新緑が美しいゴールデンウィークは、散策に適した気候のため来園者が増えます。
- 混雑度:
- 中〜やや高
- 家族連れや都内観光客が中心
- 昼前後はベンチや休憩スペースが埋まりやすい
入園制限がかかるほどではありませんが、昼前後は園内の主要通路がやや歩きにくくなります。
夏休み・お盆期間の混雑状況
夏は向島百花園が最も空く時期の一つです。
- 混雑度:
- 低
- 強い日差しと暑さのため来園者が少ない
- 日中は非常に静か
ただし、8月下旬に行われる虫ききの会など、夕方開催の行事では一時的に人が増えます。
紅葉シーズンの混雑状況
11月中旬から12月初旬は、モミジやイチョウが色づく季節です。
- 混雑度:
- 中
- 土日はカメラを持った来園者が増える
- 有名紅葉スポットよりは落ち着いている
六義園などと比べると、比較的ゆったり紅葉を楽しめる穴場的存在です。
年末年始の混雑状況
年末年始は通常休園ですが、特別な事情で混雑します。
- 混雑度:
- 非常に高い(1月1日〜3日)
- 隅田川七福神めぐりの福禄寿参拝客で混雑
- 入園口に行列ができることもある
この期間だけは、普段の向島百花園とは別物と考えたほうがよいでしょう。
春休み・3月下旬〜4月上旬の混雑状況
春は草花が増え、周辺観光とあわせて立ち寄る人が多くなります。
- 混雑度:
- 中
- 墨田公園の桜見物のついでに来園する人が多い
- 週末は園内がにぎやか
桜自体は控えめですが、春の散策目的での来園が増えます。
萩の見頃(9月中旬〜下旬)の混雑状況
一年で最も混雑するのが萩のトンネルの時期です。
- 混雑度:
- 非常に高い
- シルバーウィークや週末は特に混雑
- 写真撮影は順番待ちになることもある
この時期は園内の狭さが顕著に影響し、体感的な混雑度はかなり高くなります。
時間帯別の混雑傾向

同じ日でも、訪れる時間帯によって混雑状況は大きく異なります。
混雑する時間帯
来園者が集中しやすい時間帯を把握しておくと、計画が立てやすくなります。
- 11:00〜15:00
- 観光客の滞在が重なるピーク時間
- 写真スポットや細い通路が混みやすい
比較的空いている時間帯
落ち着いて散策したい場合は、以下の時間帯がおすすめです。
- 9:00〜10:00
- 開園直後で人が少ない
- 朝の光で植物が美しく見える
- 16:00以降
- 帰る人が増え、園内が静かになる
特に写真撮影目的の場合は、朝一番が最適です。
混雑が起こる理由

向島百花園が混雑しやすい理由は、来園者数だけではありません。
- 園内通路が細く、すれ違いに時間がかかる
- 萩のトンネルなど、一部に人が集中しやすい構造
- 入園料が安く、気軽に立ち寄れる
そのため、少人数でも混雑感が強くなる点が特徴です。
観光時の注意点
混雑時に気をつけたいポイントを把握しておくと、トラブルを避けられます。
撮影機材の使用
- 混雑時は三脚・一脚の使用が制限される場合あり
- 特に萩の見頃は手持ち撮影が基本
通路を塞ぐ行為は、周囲の迷惑になりやすいので注意が必要です。
虫対策と服装
- 夏から秋は蚊が多い
- 混雑時は立ち止まる時間が長くなり刺されやすい
虫除けスプレーや長袖の着用がおすすめです。
アクセス・交通面での混雑

向島百花園へのアクセス自体は比較的良好ですが、周辺状況には注意が必要です。
- 最寄り駅は通常の週末レベルの混雑
- 百花園単独で電車が満員になることは少ない
- 隅田川花火大会など大型イベント時は周辺が非常に混雑
園内に駐車場はなく、周辺のコインパーキングも少ないため、公共交通機関の利用が基本となります。
まとめ
向島百花園は、普段は静かで落ち着いた庭園ですが、萩の見頃や年末年始など、特定の時期には強い混雑が発生します。
混雑を避けたい場合は、9月の萩シーズンの週末を避け、平日の午前中や閉園前を狙うのがおすすめです。
江戸の情緒をじっくり味わいたい方は、あえてイベントのない時期を選ぶことで、向島百花園本来の魅力をより深く楽しめるでしょう。



コメント