2022年10月29日から31日にかけて、仲間と一緒に四国へ旅行してきました。
普段は鳥を探しながら各地を巡ることが多いのですが、今回は鳥見をほとんどせず、観光をメインにした3日間です。
鳴門海峡の渦潮、四国水族館、金刀比羅宮、高知のひろめ市場、桂浜、道後温泉、そしてしまなみ海道まで。
四国を代表する観光スポットをかなり詰め込んだ旅になりました。
今回は、そんな四国旅行で実際に訪れた場所を、当時の思い出を振り返りながら紹介します。
1日目|鳴門海峡から香川へ

1日目はレンタカーを借りるために名古屋へ向かい、そこから高速道路を使って四国へ。
最初の目的地は徳島県の鳴門海峡です。
四国旅行のスタート地点として、まずは王道中の王道から攻めていきます。
鳴門海峡で渦潮を待つ

最初に訪れたのは、鳴門海峡です。
鳴門海峡といえば、やはり鳴門の渦潮。
テレビや写真では何度も見たことがありますが、実際に目の前で見てみたいと思っていた場所の一つでした。
渦潮は、潮の満ち引きによって海水の流れが変化することで発生します。
そのため、いつ訪れても巨大な渦潮が見られるわけではありません。
そして、この日の結果はというと……。
残念ながら、期待していたほどの大きな渦潮は見られませんでした。
小さな渦ができ始めてはいたものの、「これが鳴門の渦潮か!」と感動するような光景には出会えず。
観光地だからといって、必ずしも最高の状態を見られるとは限らない。
こういうところも旅行の面白さなのかもしれません。
渦潮を目当てに訪れるのであれば、事前に潮の満ち引きを調べておいたほうがよさそうです。
今回は渦潮には惨敗しましたが、旅はまだ始まったばかり。
気持ちを切り替えて、次の目的地へ向かいます。
昼食は「活魚料理 びんび家」で海鮮を堪能

鳴門海峡で渦潮に振られた後は、食事でリベンジです。
訪れたのは「活魚料理 びんび家」。
店名にある「びんび」とは、徳島で新鮮な魚を意味する言葉だそうです。
こうした、その土地ならではの言葉を知ることができるのも旅行の楽しみですよね。
注文したのは、おまかせ定食。
刺身や天ぷら、創作料理などが並び、ご飯と味噌汁も付いてきます。
徳島らしい新鮮な魚をしっかり味わうことができ、鳴門海峡で不完全燃焼だった気持ちも、ここで一気に回復しました。
やっぱり旅先では、美味しいものを食べるに限ります。
鳴門の渦潮には振られましたが、昼食では見事に優勝です。
四国水族館で瀬戸内海の生きものを見る

昼食を終えたら、徳島県を後にして香川県へ。
次に向かったのは、以前から一度訪れてみたいと思っていた四国水族館です。
2020年に開館した比較的新しい水族館ということもあり、今回の旅行ではかなり楽しみにしていた場所でした。
四国水族館で特に印象に残ったのが、マダライルカです。

細長い吻と、体全体に見られる白黒の斑点模様が特徴的なイルカで、日本国内では飼育例が少ない種類です。
イルカの展示というとバンドウイルカなどを思い浮かべることが多いですが、こうした珍しい種類をじっくり観察できるのは嬉しいところ。
イルカプレイングタイムも行われており、イルカ好きなら楽しめる施設だと思います。
四国らしさを感じるブリの展示

もう一つ印象に残ったのが、ブリです。
四国ではブリの養殖が盛んで、徳島の「徳島すだちぶり」、愛媛の「みかんブリ」、香川の「オリーブブリ」など、地域の特産品としても知られています。
旅行中に食べることだけを考えてしまいがちな魚ですが、水族館で生きている姿を観察すると、また違った見方ができます。
四国の食文化と生きものがつながっていることを感じられる展示でした。
私は水族館に行くと、展示されている生きものの名前だけでなく、解説まで読んでしまうタイプです。
そのため、こうした「その地域にいる生きものを知る」という展示はかなり楽しめました。
「ひどい・高い・しょぼい」と言われる理由を実際に見てみた

当時、ネット上では四国水族館について「ひどい」「高い」「しょぼい」といった評価を目にすることがありました。
実際に行ってみた感想としては、私はそこまで悪い印象を持ちませんでした。
確かに、海外の珍しい生きものが大量に展示されているような大型水族館とは方向性が違います。
むしろ、瀬戸内海や四国の身近な生きものを知ることに重点を置いた水族館という印象です。
そのため、「珍しい生きものをたくさん見たい」という目的で訪れると、少し物足りなく感じる人がいるのかもしれません。
一方で、四国周辺の海や川について知りたいのであれば、十分に楽しめる場所だと思いました。
規模についても、私自身は「しょぼい」と感じるほどではありませんでした。
旅行では、ネット上の評判だけで判断するのではなく、自分で実際に行ってみることも大切ですね。
高瀬茶の湯ゲストハウスJIJIで1日目を終える

四国水族館を楽しんだ後は、この日の宿へ。
宿泊したのは、高瀬茶の湯ゲストハウスJIJIです。
1棟1室タイプのゲストハウスで、仲間と過ごすにはかなり快適な空間でした。

リビングやダイニングは広々としており、奥には数人で入れそうなほどの大きなお風呂があります。
食器やアメニティもしっかり用意されていて、コーヒーまで飲み放題。
しかも、自分で豆を挽いて飲めるというのが嬉しいポイントでした。
観光で一日中動き回った後だったので、宿でゆっくり過ごせたのはありがたかったです。
こうして四国旅行の1日目が終了しました。
2日目|香川から高知へ、食と観光を満喫

2日目は香川県と高知県を中心に観光します。
せっかく香川県まで来たのですから、朝食はもちろん「うどん」。
その後は金刀比羅宮を訪れ、香川から高知へ移動します。
高知では、ひろめ市場で食を楽しみ、桂浜と桂浜水族館まで一気に観光しました。
香川名物を朝から「本格手打ちうどん もり」で味わう

香川県に来たからには、朝うどんをやらないわけにはいきません。
愛知県民としては、朝食といえば喫茶店のモーニングという感覚なので、朝からうどんを食べるのは新鮮です。
今回訪れたのは、本格手打ちうどん もり。
注文したのは、とり天ぶっかけです。
太めで弾力のある麺に、甘めの出汁。
そこにサクサクのとり天が加わり、朝からかなり満足度の高い食事になりました。
香川県で朝うどん。
これだけで「四国に来た」という実感が一気に増しますね。
金刀比羅宮の長い石段を登る

朝食を終えたら、金刀比羅宮へ。
「金刀比羅宮」と書かれていると初見では読みにくいですが、「ことひらぐう」と読みます。
一般的には「こんぴらさん」の愛称のほうが馴染み深いかもしれません。
金刀比羅宮といえば、やはり長い石段です。
御本宮まで785段、さらに奥社まで行くと1368段。

観光というより、ちょっとしたトレーニングです。
ただ、石段を登っていく途中にも見どころがあります。
神馬がいたり、お土産屋さんが並んでいたり、甘酒などを販売している店があったり。
さらに、お酒やラーメンまで売られているので、歩いているうちにいろいろな誘惑が襲ってきます。
参拝するだけならシンプルな目的ですが、そこへ向かう道中そのものが観光になっているのが面白いところです。
神馬を眺めながら一休み

金刀比羅宮で印象に残っているものの一つが神馬です。
このときは「月琴」号を見ることができました。
神社の境内で馬を見るというのは、普段の生活ではなかなかありません。
こうした文化に触れられるのも、神社を訪れる楽しみですね。
そして、途中でいただいた甘酒も美味しかったです。

ただひたすら石段を登るだけではなく、途中で休憩しながら周辺を楽しむ。
それくらいの気持ちで訪れたほうが、金刀比羅宮は楽しめるのかもしれません。
ひろめ市場で高知の食を食べ尽くす

金刀比羅宮を楽しんだ後は、香川県を離れて高知県へ。
高知で最初に訪れたのは、ひろめ市場です。
ここは鮮魚店や飲食店、精肉店、雑貨店などが集まった複合施設で、高知の食を一度に楽しめる場所です。
ただし、人気スポットだけあって、とにかく人が多い。
中に入ると、空いている席を探すだけでも一苦労でした。
テーブルを確保してから、いよいよ高知グルメを堪能します。

カツオだけじゃない、高知の食文化

高知といえば、やはりカツオのたたき。
実際に食べてみると、やはり美味しい。
高知まで来たなら、これは外せません。
そして、もう一つ印象に残ったのがウツボです。
ウツボは普段から海で見かける生きものなので、「食べるもの」というイメージがあまりありませんでした。
ところが、実際に食べてみると、ゼラチン質の部分がプルプルしていて、独特の食感があります。
さらに、クジラの三種盛りやサバの姿寿司など、普段の生活ではなかなか食べる機会のない料理もありました。
こうした珍しいものを気軽に食べられるのも、ひろめ市場の魅力だと思います。
観光だけでなく、食を目的に訪れても十分楽しめる場所でした。
桂浜で坂本龍馬と太平洋を眺める

ひろめ市場でお腹を満たした後は、桂浜へ。
高知を代表する観光地ということで、ここも今回の旅行では外せません。
桂浜に到着して最初に向かったのは、坂本龍馬像です。
台座を含めると高さ13.5mにもなる巨大な像で、実際に目の前に立つとかなりの迫力があります。
写真で見るのとは違い、実物には独特の存在感がありました。
その後は桂浜を歩きながら、太平洋を眺めます。

海を眺めているだけでも気持ちがよく、旅の疲れが少しずつ抜けていくようでした。
ちなみに、ここではビンズイも見つけました。
今回は鳥を目的にした旅行ではありませんでしたが、鳥を見つけるとやはり気になってしまいます。
桂浜水族館は「手作り感」が面白い

桂浜を歩いた後は、念願だった桂浜水族館へ。
以前から一度行ってみたいと思っていた水族館なので、入館した時点でかなりテンションが上がりました。
桂浜水族館といえば、SNSでのユニークな発信でも有名になった水族館です。
ただ、実際に訪れてみて面白いと思ったのは、SNSだけではありません。
館内の展示そのものに、スタッフの手作り感が強く感じられました。
海獣たちのトレーニングを見る

桂浜水族館では、トドやアシカ、オットセイなどの海獣類を見ることができます。
特に印象に残ったのが、カリフォルニアアシカのトレーニングです。
当時は、いわゆる「アシカショー」としてではなく、動物のトレーニングや健康管理の一環として行われていました。
目の前で動物たちがトレーニングする様子を見ることができ、単なるショーとは違った面白さがあります。
動物園や水族館では、つい「何をしてくれるのか」という視点で見てしまいがちですが、動物たちの健康管理という側面を知ることができたのも印象的でした。
手作り展示がとにかく面白い

もう一つ印象に残ったのが、館内の手作り展示です。
スタッフのコメントや切り絵など、手作りならではの温かみがあります。
展示を眺めていると、「この生きものをどうやって来館者に伝えようか」というスタッフの工夫が感じられます。
こうした展示は、大規模な水族館とはまた違った魅力があります。
個人的には、入館してみて「屋根のない竹島水族館みたいだな」と感じました。
もちろん、それぞれの水族館に違った良さがありますが、手作り感のある展示が好きな人にはかなり楽しめると思います。
海のテラスで高知スイーツを楽しむ

桂浜水族館を見終えた後は、桂浜公園内の海のテラスへ。
ここでは高知アイスと、焙じ茶ロールケーキをいただきました。

高知アイスはさっぱりした甘さで、観光で疲れたところにちょうどいい味。
そして、焙じ茶ロールケーキも美味しく、坂本龍馬をモチーフにしたスプーンまで付いていました。
高知らしいものを食べながら、桂浜での観光を締めくくります。
道後プリンスホテルで温泉を満喫

2日目の最後は愛媛県へ移動し、道後プリンスホテルに宿泊しました。
この日の移動距離も長かったので、宿に到着した頃にはかなり疲れていました。
そんな状態で楽しめる道後温泉は最高です。
道後温泉は日本最古の温泉の一つとして知られており、長い歴史を持っています。
観光で歩き回った一日の最後に温泉へ入る。
これほど贅沢な締め方はありません。
食事も美味しく、さらにオレンジジュースが飲み放題だったのも印象に残っています。
こうして、四国旅行の2日目も終了です。
3日目|道後温泉からしまなみ海道を通って帰宅

最終日は愛媛県を少し観光した後、しまなみ海道を通って本州へ戻ります。
3日間の旅もいよいよ終盤。
最後まで四国らしい景色を楽しみながら、名古屋を目指します。
道後温泉の建物を眺める

まずは道後温泉周辺を散策しました。
道後温泉といえば温泉そのものが有名ですが、建物も非常に印象的です。
木造三層楼の重厚な建物で、長い歴史を感じさせる外観。
実物を見ると、「これが道後温泉か」と思わせる存在感があります。
映画『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」のモデルの一つとしても知られているので、建物を眺めながら映画を思い出す人も多いのではないでしょうか。
道後商店街を歩いて坊っちゃん列車を見る

道後温泉周辺を歩いた後は、道後商店街へ。
お土産を探したり、商店街をぶらぶらしたりしながら、最後の観光を楽しみます。
その中でも目を引いたのが坊っちゃん列車です。

夏目漱石の小説『坊っちゃん』に登場する列車として知られており、レトロな雰囲気が非常に良い。
今回は時間の都合で乗車することはできませんでしたが、実物を見るだけでも十分に楽しめました。
次に道後を訪れる機会があれば、今度は実際に乗ってみたいところです。
しまなみ海道を走って本州へ

道後を後にしたら、いよいよ名古屋へ帰ります。
せっかく四国から本州へ戻るので、帰りはしまなみ海道を通ることにしました。
しまなみ海道は、愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶルート。
いくつもの島と橋を渡りながら進むため、一般的な高速道路とは少し違った景色を楽しめます。
車窓から海と島々を眺めながら走っていると、四国旅行が終わってしまう寂しさも少しずつ出てきます。
そして、しまなみ海道はサイクリングロードとしても有名です。
自転車で瀬戸内海を渡ることができる、サイクリスト憧れのルート。
今回は車でしたが、私自身も自転車に乗るので、「いつか愛車を持って走りたい」と強く思いました。
今回の旅では実現しませんでしたが、別の旅の目的が一つ増えた瞬間です。
福山サービスエリアで尾道ラーメン

広島県を通過するなら、最後に何か広島らしいものを食べておきたい。
そんなことで立ち寄ったのが福山サービスエリアです。
ここでいただいたのが尾道ラーメン。
濃いめの醤油スープに背脂が浮いた、尾道らしいラーメンです。
旅の最後に食べるにはちょうどいい一杯でした。
こうして食事も済ませ、あとは名古屋を目指すだけです。
最後に大きな虹が登場

長い高速道路の旅を続け、名古屋へ向かいます。
そして、帰り道の久御山JCT付近で、なんと大きな虹が出現。
3日間の旅を締めくくる最後のサプライズです。
旅の途中で何か特別なことが起こると、それだけで思い出が強く残ります。
鳴門海峡では渦潮を見られず、移動距離も長く、かなり詰め込んだ旅でしたが、最後の最後まで楽しませてもらいました。
まとめ|四国の王道を詰め込んだ3日間
今回の四国旅行は、普段の鳥見旅とは違い、最初から最後まで観光を楽しむ旅でした。
鳴門海峡で渦潮を待ち、香川でうどんを食べ、金刀比羅宮の石段を登り、高知ではカツオやウツボを味わう。
さらに桂浜で坂本龍馬像を眺め、桂浜水族館で生きものを観察し、最後は道後温泉としまなみ海道へ。
振り返ってみると、かなり欲張った3日間です。
特に印象に残ったのは、四国の観光地だけでなく、そこでしか食べられないものや、その土地ならではの文化に触れられたこと。
普段は鳥を探すために全国を走り回っていますが、たまには目的を「観光」に全振りする旅も良いものですね。
そして今回の旅で、しまなみ海道を自転車で走ってみたいという新しい目標もできました。
次に四国を訪れるときは、今回とは違ったルートで、今度は自転車や鳥を絡めた旅もしてみたいと思います。



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