春の国営ひたち海浜公園といえば、空と海、そして丘一面を青く染め上げる「ネモフィラ」。
その圧倒的な景色は「死ぬまでに行きたい絶景」として国内外から多くの観光客を惹きつけています。
本記事では、ネモフィラの基本情報や見頃、混雑する時期と時間帯、回避のコツを詳しく解説します。
ネモフィラとは

ネモフィラは北アメリカ原産の一年草で、和名は「瑠璃唐草」。
草丈10〜20cmほどの小さな植物ですが、直径2cm前後の青い花を一斉に咲かせます。
中央が白く縁に向かってブルーが広がる可憐な花姿から、英名は「Baby Blue Eyes(赤ちゃんの青い瞳)」。
花言葉は「可憐」「どこでも成功」で、春を代表する花として人気を集めています。
見頃・開花時期・規模

国営ひたち海浜公園のみはらしの丘では、約530万本のネモフィラが4.2ヘクタールにわたって咲き誇ります。
そのスケールは日本一であり、世界的にも珍しい絶景です。
項目 | 内容 |
---|---|
見頃 | 4月中旬~5月上旬 |
ピーク | 例年4月中旬~下旬(GW前後まで) |
場所 | みはらしの丘(4.2ヘクタール) |
本数 | 約530万本 |
みはらしの丘と絶景ポイント

ネモフィラの大群生は、丘の地形を活かして広がり、360度の視界に「青の世界」が広がります。
- 丘の頂上:
- 太平洋と青空を背景にした一体感ある絶景
- 中腹の階段や散策路:
- 花と人を組み合わせた写真におすすめ
- 遠景・接写:
- 青のじゅうたんと可憐な花びらを両方楽しめる
日中の鮮やかさはもちろん、朝露に濡れた早朝や、夕陽に染まる時間帯など、訪れる時間によって異なる表情を見せてくれます。
混雑する時期

ネモフィラの見頃を迎える4月中旬~GWが最も混雑します。
特に土日祝日やゴールデンウィーク期間は、園内だけでなく周辺道路や駐車場も渋滞します。
- 4月中旬~下旬:
- 満開時期で観光客が集中
- ゴールデンウィーク:
- 年間でも最大級の混雑
春の花リレーも同時期に開催され、スイセンやチューリップと合わせて楽しめるため、混雑に拍車がかかります。
混雑する時間帯

来園者の行動パターンから、次の時間帯が特に混雑します。
- 午前10:00〜15:00
- 駐車場が埋まりやすく、入園ゲートやみはらしの丘の通路が混雑
- 11:00〜14:00
- 昼食時間と重なり、飲食店・カフェも行列が発生
比較的空いている時間帯と回避方法

混雑を避けたいなら、訪問時間を工夫するのが効果的です。
- 開園直後(9:30〜10:00頃)
- 朝露に濡れたネモフィラは特に美しく、撮影にも最適
- 閉園1〜2時間前(15:00以降)
- 来園者が減り始め、ゆったり観賞可能
また、平日や雨上がりの日は比較的空いています。
混雑回避のコツ
ネモフィラシーズンを快適に過ごすための工夫をご紹介します。
- 平日または早朝に来園する
- 公共交通機関を利用(JR勝田駅から直通バス、臨時列車「特急絶景ネモフィラ号」)
- 園内は広大なため、シーサイドトレインやレンタサイクルで効率的に移動
- 公式サイトの「混雑予想カレンダー」や「駐車場情報」を事前にチェック
春のフラワーリレー

ネモフィラだけでなく、春の園内は常に花のリレーが楽しめます。
時期 | 花 | 規模 |
---|---|---|
3月下旬~4月中旬 | スイセン | 約240品種・100万本 |
4月中旬~下旬 | チューリップ | 約330品種・26万本 |
4月中旬~5月上旬 | ネモフィラ | 約530万本 |
5月 | バラ | 約120品種・3400株 |
アクセス・利用情報

項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 茨城県ひたちなか市馬渡大沼605-4 |
最寄駅 | JR常磐線「勝田駅」からバス |
開園時間 | 9:30~17:00(季節により変動) |
入園料 | 大人450円、65歳以上210円、中学生以下無料 |
季節料金 | ネモフィラ見頃時期は+350円 |
駐車場 | 併設、シーズンは開園前から満車になりやすい |
豆知識と楽しみ方
- ネモフィラの花言葉は「可憐」「どこでも成功」
- 散策路が整備されており、車椅子やベビーカーでも観賞可能
- 丘のふもとでは春限定スイーツやネモフィラグッズが販売
- フォトガイドやイベント、春限定カフェメニューも登場
まとめ
- 国営ひたち海浜公園のネモフィラは約530万本が咲き誇る世界有数の絶景
- 見頃は4月中旬~5月上旬、特に4月後半からGWは大混雑
- 午前10時~15時が最も混雑するため、開園直後や平日が快適
- 公共交通機関や園内移動手段を工夫して、ストレスなく観賞を楽しもう
春のひとときを、空と海と丘が織りなす「青の絶景」に包まれて過ごしてみてください。
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