この日も仕事終わりにフィールドへ。
いつもの草原環境を中心に歩きながら観察を行いました。
殖期も終盤に差しかかり、成鳥の餌運びや幼鳥の姿など、季節の進行を感じる場面が増えてきました。
コムクドリ

まずはコムクドリです。
今年の北海道で、まともに撮影できたのは今回が初めてでした。
これは嬉しい出会いです。
(まぁ、愛知でも渡りの時期に見られるし、わざわざ撮影しなくてもいいかと思っていたんですけどね…笑)
観察していると、頻繁に餌を運んでいる様子が見られました。
やはり繁殖期らしい行動ですね。
コムクドリらしく、街に比較的近い場所にいるのも印象的でした。
時期的には繁殖期の終盤。
これから幼鳥が姿を見せる可能性も高く、今後の観察が楽しみになります。
ノビタキ幼鳥

続いてノビタキの幼鳥です。
以前にも幼鳥を確認していますが、そのときよりも動きが活発で、ずいぶんと自由に行動しているように見えました。
前回は巣立ったばかりの雰囲気でしたが、今回は少し成長した段階なのかもしれません。
同じ個体かどうかは分かりませんが、確実に世代が次へとつながっていることを実感します。
カッコウ

鳥の最後はカッコウです。
電線にとまり、ゆらゆらと体を揺らしていました。
このときは鳴き声こそ聞こえませんでしたが、姿だけでも十分に識別可能です。
カッコウとツツドリは見た目が似ていますが、虹彩の色や腹部の横斑の違いで判別できます。
カッコウは虹彩が黄色で、腹部の横斑は細くて淡い。
一方、ツツドリは虹彩が暗色で、横斑も太くはっきりしています。
こうして両種を見比べられるのも、北海道のフィールドならではの面白さです。
キタキツネ

最後は鳥ではありませんが、キタキツネです。
草原の中から顔だけ出して、こちらをじっと見つめていました。
6月下旬は子育ての時期でもあるため、周囲に子ギツネがいて警戒している可能性も考えられます。
あるいは、獲物を狙っている最中だったのかもしれません。
いずれにしても、何らかの形でこちらが邪魔になっている可能性があります。
そのため、撮影だけ素早く済ませて、その場を離れることにしました。
野生動物との距離感は、やはり大切にしたいところです。
まとめ
今回、見られた鳥は以下のとおりです。
| オシドリ | アオサギ | エゾセンニュウ |
| ヨシガモ | ミサゴ | ムクドリ |
| カルガモ | ハチクマ | コムクドリ |
| マガモ | ハイタカ | ノゴマ |
| アマツバメ | チュウヒ | ノビタキ |
| ツツドリ | トビ | ニュウナイスズメ |
| カッコウ | オジロワシ | スズメ |
| キジバト | ノスリ | ツメナガセキレイ |
| アオバト | アカゲラ | ハクセキレイ |
| カワラバト | モズ | ベニマシコ |
| タンチョウ | ハシボソガラス | カワラヒワ |
| オオジシギ | ハシブトガラス | ホオアカ |
| ウミネコ | シジュウカラ | アオジ |
| オオセグロカモメ | ウグイス | オオジュリン |
| カワウ | シマセンニュウ | 計44種 |
この日は、繁殖期終盤らしい行動が多く見られた一日でした。
餌運びをするコムクドリ、成長してきたノビタキ幼鳥、電線で休むカッコウ、そして草原のキタキツネ。
鳥だけでなく、草原に暮らす生き物たちの営みが少しずつ次の段階へ進んでいることを感じられる観察となりました。


コメント