2025/6/29の鳥見【北海道】

サムネ RECORD

北海道での仕事終わりに、この日も湿原へ向かいました。

しかし、この日の天気は生憎の濃霧。

視界はかなり悪く、遠くの景色はほとんど白く溶けています。

小鳥類を探すのは厳しそうだったため、この日は大型の鳥を中心に観察することにしました。

タンチョウ

タンチョウ

まずは、タンチョウです。

濃霧のおかげか、かなり近い距離で観察することができました。

最初に発見した時点では、それなりに距離があったのですが、こちらに気付いていなかったのか、タンチョウの方から徐々に接近。

霧の中からゆっくり姿が浮かび上がってくる様子は、なんとも幻想的でしたね。

「これは撮れるかもしれない」と思い、なんとか写真で識別できる程度の距離まで近付いたところでカメラを向けると――飛翔。

いや、そっちから来たんじゃん……と思いましたが、野鳥相手ではよくあることです。

それでも、霧の湿原に佇むタンチョウをじっくり観察できたのは、非常に贅沢な時間でした。

チュウヒ

チュウヒ

続いて、チュウヒです。

この日のような濃霧では、やはり観察できる鳥は大型種に限られますね。

そんな中でも、チュウヒはいつも通り湿原上を低く飛びながら探餌していました。

霧の中でも狩りが成立するのは、優れた感覚器官のおかげなのでしょう。

チュウヒは遠くの獲物の動きや音を察知できるだけでなく、フクロウ類のように顔が平たくなっており、音を集めやすい構造をしています。

さらに、両目で獲物の位置を立体的に把握できるため、湿原上を滑空しながら正確に獲物を狙うことが可能です。

こうした能力を組み合わせた“不意打ちハンティング”は、悪天候でも健在。

視界の悪い環境でも淡々と飛び続ける姿は、見ていて本当に飽きません。

見られた鳥

今回、見られた鳥は以下のとおりです。

カッコウチュウヒウグイス
ツツドリトビコヨシキリ
キジバトオジロワシコムクドリ
アオバトノスリノビタキ
タンチョウモズニュウナイスズメ
オオセグロカモメハシボソガラスカワラヒワ
カワウハシブトガラスアオジ
アオサギヒバリ計23種

濃霧という条件だけを見ると、決して鳥見向きの日ではありませんでした。

しかし、そんな環境だからこそ、タンチョウやチュウヒといった大型の鳥たちの存在感が際立っていたように思います。

視界の悪い湿原で、ぼんやりと浮かび上がる鳥のシルエット。

北海道らしい空気感を、しっかり味わえた一日でした。

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