山口での仕事を終え、そのまま観光を兼ねて軽くフィールドへ。
確認種こそ少なめでしたが、内容としては十分楽しめる一日になりました。
では、ハイライトをどうぞ。
リュウキュウサンショウクイ

最初に迎えてくれたのはリュウキュウサンショウクイ。
本来の主な分布は沖縄・南西諸島・九州南部ですが、近年は勢いよく生息域を北へ広げており、四国や本州でも普通に見られるようになっています。
その流れの延長で、山口でも難なく出会えました。
リュウキュウサンショウクイは、かつてはサンショウクイの亜種とされていましたが、現在では独立した別種として扱われています。
外見は体上面の暗青黒色や、体下面の灰褐色、狭い白色の額〜眉斑などが特徴。

観察時は2羽で軽やかに飛び回り、翼を広げて伸びる「スサー」も披露してくれました。

どこかくつろいだ雰囲気があり、見ているこちらまで肩の力が抜けました。
ニホンカワトンボ

続いて、ニホンカワトンボ。
小川沿いを歩くと、あちこちで姿が見られました。
北海道から九州まで広く分布する一方、紀伊半島や四国の一部など、生息していない地域もあります。
清流を好み、水生植物が茂る環境によく現れるのが特徴です。
これまであまり意識してこなかっただけで、実は身近にいたのかもしれません。
鳥だけでなく、トンボにももう少し目を向けてみると、新しい発見が増えそうです。
見られた鳥
仕事帰りの短い時間でも、地域ごとの“らしさ”が感じられるのが鳥見の醍醐味。
| コジュケイ | リュウキュウサンショウクイ | メジロ |
| ホトトギス | カケス | ムクドリ |
| キジバト | ハシボソガラス | キビタキ |
| アオバト | ハシブトガラス | イソヒヨドリ |
| カワラバト | ヤマガラ | スズメ |
| カワウ | シジュウカラ | キセキレイ |
| アオサギ | ヒヨドリ | ハクセキレイ |
| ダイサギ | ツバメ | セグロセキレイ |
| トビ | コシアカツバメ | カワラヒワ |
| ノスリ | ウグイス | 計31種 |
| コゲラ | エナガ |
山口の自然をさらっと味わえた、良い締めくくりの一日でした。


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