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今回の富山旅行は、6月19日と20日の2日間の日程で出かけました。
1日目は仕事終わりの出発だったため、富山市内を中心に観光することにしました。
夕方からの短い時間でしたが、富山県美術館、富岩運河環水公園、富山駅、富山城址公園と、気になっていた場所を順番に巡っています。
特に印象に残ったのは、景観の美しい観光スポットだけでなく、路面電車の格好良さや、富山城址公園で考えさせられたサギ類の問題でした。
この記事では、実際に歩いた順番に沿って、富山旅行1日目の様子を紹介します。
富山県美術館から富岩運河環水公園へ
最初に訪れたのは、富岩運河環水公園の中にある富山県美術館です。
ここは「アートとデザインをつなぐ」をコンセプトとする美術館で、前身の富山県立近代美術館から引き継いだコレクションや、建築家・内藤廣氏による建物そのものも見どころになっています。
私自身は美術に詳しいわけではありませんが、作品を見るだけでなく、建物や空間そのものを楽しめる施設という印象を持ちました。
16時43分、富山県美術館に到着

富山県美術館に到着したのは16時43分でした。
仕事終わりからのスタートだったこともあり、かなり遅い時間になってしまいました。
閉館も近づいていたため、ゆっくり見学できる時間はほとんどありませんでした。
それでも館内に入ってみると、無料で見学できるエリアも多く、上の階へ移動して建物の中を歩くだけでも楽しめます。
館内にはさまざまなモニュメントがあり、普段あまり美術に触れない私にとっては、「こういう世界があるんだな」と新鮮に感じられる空間でした。

なかでも面白かったのが、上層階から富岩運河環水公園を見下ろせることです。

先ほどまで車の中から見ていた公園を上から眺めることで、運河と緑地が一体になった景観を別の角度から楽しめました。
オノマトペの屋上は大人も楽しめる

富山県美術館の大きな特徴の一つが、「オノマトペの屋上」です。
「ぐるぐる」や「ボコボコ」といった擬音語・擬態語をテーマにした無料の屋上庭園で、子どもたちが遊べるユニークな遊具などが設置されています。
実際に訪れてみると、子どもたちだけでなく、大人も写真を撮るなどして楽しんでいました。
美術館でありながら、作品鑑賞だけにとどまらず、屋外まで含めて幅広い世代が楽しめる場所になっていると感じました。
今回は時間が限られていたので長居はできませんでしたが、夕方からの訪問でも「来てよかった」と思える場所でした。
富岩運河環水公園を歩いてみる

富山県美術館を見学した後は、そのまま富岩運河環水公園へ向かいました。
富岩運河環水公園は、歴史ある富岩運河の舟だまりを活かして整備された、水と緑に囲まれた都市公園です。
富山駅からも近く、市街地にありながら水辺の景観を楽しめる場所として親しまれています。
車を置いて歩き始めると、運河には観光船が停泊していました。

時間に余裕があれば乗ってみたかったのですが、この日は夕方からの観光だったため、今回は乗船できませんでした。
少し残念ではありましたが、運河沿いを歩くだけでも開放感があり、ゆっくり散策したくなる雰囲気があります。
公園のシンボル・天門橋

富岩運河環水公園の中心には、シンボル的な存在となっている天門橋があります。
天門橋は運河をまたぐ美しい橋で、単なる通行路ではなく、展望スポットや散策路としても楽しめるように整備されています。
両端には高さ約20mの展望塔があり、エレベーターで上ることができます。
展望塔の間には「赤い糸電話」も設置されており、観光スポットとしての楽しさも感じられる橋です。
実際に歩いてみると、運河や公園全体の景色を眺めながら移動できるため、単に渡るだけでは少しもったいない橋だと思いました。
「世界一美しいスタバ」と呼ばれる店舗

富岩運河環水公園でもう一つ有名なのが、園内にあるスターバックス コーヒー 富山環水公園店です。
ガラス張りの美しい外観が特徴の店舗で、2008年のオープン時には社内のデザインコンテストで最優秀賞を受賞したことで知られています。
その景観の美しさから、現在でも「世界一美しいスタバ」の一つとして紹介されることも。
実際に現地で見ると、店舗だけが目立っているのではなく、運河や緑と一体になっているところが印象的でした。
立山連峰を望めることでも知られていますが、この日は時間の都合もあり、店内には入らず外から眺めるだけにしました。
せっかく来たのだから何か注文すればよかったかなとも思いましたが、今回は公園そのものを歩くことを優先しています。
昭和9年から残る牛島閘門

公園内を歩いていて、特に興味を持ったのが牛島閘門です。
牛島閘門は、富岩運河といたち川の間に昭和9年に建設された施設で、文化庁の登録有形文化財に登録されています。
約60cmある水面の高低差を、門の扉の水中部に設けられた通水扉の開閉によって調整し、川舟が行き来できるようにしていたそうです。
現在の富岩運河環水公園は非常にきれいに整備されているため、歩いているだけでは、ここがかつて水運を支えた場所だったことを忘れてしまいそうになります。
昭和9年に造られた閘門が現在まで残っていることには、歴史の積み重なりを感じました。

富山駅で路面電車の格好良さに見入る

富岩運河環水公園を後にして、次は富山城へ向かいます。
その途中で立ち寄ったのが富山駅周辺です。
富山駅は富山県の中心的なターミナル駅で、北陸新幹線の開業や2020年の路面電車南北接続を経て、富山を代表する交通の拠点になっています。
なかでも私が気になっていたのが、駅と一体になったように感じられる路面電車の存在でした。
富山駅と路面電車の組み合わせが面白い

2020年の南北接続によって、富山駅を挟んで分かれていた路面電車の南北の路線がつながり、富山駅を中心としたネットワークが形成されています。
新幹線の駅と路面電車が近い距離でつながっていることも、富山駅の特徴の一つです。
実際に駅を歩いてみると、北陸新幹線の大きな駅舎と路面電車が共存している景観がかなり印象的でした。
駅から路面電車が出入りする様子は思っていた以上に格好よく、しばらく見入ってしまいました。

駅の中を抜けて反対側へ出てみると、そこでも路面電車が目に入ります。
特に黒い車両は非常にスタイリッシュで、電車に詳しくない私でも思わず目で追ってしまいました。

白い車両も印象的で、富山大学前などへ向かう車両が街中を走っていました。
観光目的で訪れた駅でしたが、実際には駅周辺を歩いて路面電車を眺めているだけでも楽しめました。
富山城址公園を訪れて感じたこと

この日の最後に訪れたのが富山城址公園です。
富山城址公園は、かつての富山城跡を整備した歴史公園で、富山藩前田家の居城だった歴史を今に伝える場所です。
現在は富山市中心部の緑豊かな公園として、市民の憩いの場にもなっています。
私にとって、ここは単なる観光地という意味ではなく、以前から気になっていた出来事と歴史の両方を実際の場所で感じるために訪れたかった場所でした。
サギ類の繁殖をめぐる問題について思ったこと

富山城址公園を訪れた理由の一つ目は、サギ類の繁殖に関わる痛ましい出来事です。
2025年の6月から7月にかけて、この富山城址公園でサギ類が100羽以上大量死する問題が起きました。
原因は、富山市がヒナがいる育成期間中という不適切な時期に、サギの巣がある松などの樹木を伐採したことによるもの。
しかも、市は当初「暑さが原因」と誤魔化しており、事実が発覚した瞬間に撤回しました。
そのような無責任な対応が許されていいのかと、強い憤りを感じています。
私自身、大学院の修士論文でサギ類の繁殖について研究し、現在も仕事としてサギの繁殖を見守っている身からすると、このようなニュースは本当に残念でなりません。
佐々成政の本拠地だった場所

富山城址公園を訪れたもう一つの理由が、戦国武将・佐々成政との関わりです。
富山城は、戦国時代に佐々成政の本拠地となったことで知られています。
私自身、中高の歴史の授業では一瞬名前が出てくる程度の人物という印象でした。
ところが数年前、YouTubeのQuizKnockの動画をきっかけに佐々成政の名前を改めて覚え、「この人はいったいどんな人物なんだろう」と少し調べたことがあります。
そのため、今回富山城址公園に立ったときには、単に城跡を見るというより、「ここがあの佐々成政の本拠地だったのか」と思いながら眺めることができました。
本や動画で知った歴史上の人物について、実際にゆかりのある場所を歩くと、少しだけその時代が身近に感じられます。
今回の訪問では、歴史だけでなく、サギ類の繁殖という自分自身の関心とも重なったため、特に印象に残る場所になりました。
まとめ
富山旅行1日目は、仕事終わりからのスタートだったため、夕方から富山市内を中心に観光しました。
- 富山県美術館で館内やオノマトペの屋上を見学
- 富岩運河環水公園を散策し、天門橋や牛島閘門を見学
- スターバックス富山環水公園店を外から眺める
- 富山駅周辺で路面電車の出入りを見学
- 富山城址公園で歴史やサギ類の問題について考える
- 最後は車中泊場所へ向かって1日目を終了
短い時間ではありましたが、富山市には美術、歴史、水辺の景観、路面電車など、さまざまな魅力がまとまっていると感じました。
特に富山城址公園については、歴史を感じるだけでなく、自分が研究してきたサギ類に関係する場所として、他の観光スポットとは違った意味を持つ訪問になりました。
富山旅行はまだ始まったばかりです。
2日目は魚津水族館からスタートします。
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