世界自然遺産に登録されている、小笠原諸島。
一度は足を踏み入れてみたい!!
そんな方も多いのではないでしょうか?
この記事では、小笠原諸島への行き方と時間について紹介します。
小笠原諸島とは
小笠原諸島は、東京のはるか南に位置する島々のことです。
その距離、約1000km。
大陸と一度も陸続きになったことがないため、独自の生態系を形成しているのが特徴です。
その点が評価され、2011年に世界自然遺産に登録されました。
ちなみに、小笠原諸島はオセアニア区に属しています。
小笠原諸島の異質さが、よく分かりますね。
交通手段は船のみ!!
小笠原諸島には空港がないため、船でしか行くことができません。
船の名前は、おがさわら丸!!
不定期に全国から出港するクルーズ船が、小笠原諸島に行くことがありますが、定期航路はおがさわら丸のみです。
おがさわら丸とは?
おがさわら丸は、東京都港区 竹芝港と父島 二見港を結ぶ定期船です。
コンテナや人を運ぶ貨客船で、車を運ばないのでフェリーではありません。
黒潮を横切る都合上、横揺れ対策は万全です。
横揺れ防止装置のフィンスタビライザーを装備しており、揺れを大きく軽減しています。
それでも、揺れるときは揺れるので、船酔いしやすい人は酔い止めを持っていきましょう。
所要時間
所要時間は驚異の24時間!!
日本で最も長い航路は名古屋-苫小牧航路ですが、こちらは仙台で一度止まりますからね…。
24時間船に乗り続けるという意味では、小笠原航路も負けていません。
料金
おがさわら丸の料金は、常に一定というわけではありません。
燃料代によって、価格が変動することを念頭に置きましょう。
特等室 | 大人:99500円(+21,160) 学生:89,410円(+19,010) 子供:49,750円(+10,580) 1名での利用は+18000 |
特1等室 | 大人:90,150円(+19,170) 学生:80,060円(+17,020) 子供:45,080円(+9,590) 1名での利用は+18000 3名での利用は‐15000&価格変動なしの金額 |
1等室 | 大人:69,900円(+14,860) 学生:59,810円(+12,710) 子供:34,950円(+7,430) 1名での利用は+6000 |
特2等寝台 | 大人:50,470円(+10,730) 学生:40,380円(+8,580) 子供:25,240円(+5,370) |
2等寝台 | 大人:38,030円(+8,090) 学生:30,430円(+6,470) 子供:19,020円(+4,050) |
2等和室 | 大人:33,390円(+7,100) 学生:26,720円(+5,680) 子供:16,700円(+3,550) |
2024年8月時点
以上が、おがさわら丸の片道の料金です。
具体的な運賃は、たいてい2ヶ月前に確定します。
おがさわら丸の施設
Wi-Fi以外、必要なものは全て揃っていると言っても過言ではありません。
おがさわら丸の代表的な施設は、以下の通りです。
シャワールーム,ショップ,レストラン,自動販売機,展望ラウンジ,キッズルーム,ペットルーム,貴重品ロッカー,案内所など。
観光情報のブースもあり、なかなか面白いですよ。
時間をうまく使おう
おがさわら丸には、24時間Wi-Fi無しで過ごさなければなりません。
有人の離島へ近付いたときに、オンラインになることがありますが、逆に言えばその程度です。
そのため、船内ではオフラインで時間をつぶす必要があります。
私が時間つぶしにしたことは、以下の通りです。
- バードウォッチング(双眼鏡必須)
- 読書
- 船内散策
- 観光情報ブースで情報収集
- ボードゲーム(仲間が持参)
日中はバードウォッチングをすることで、時間をつぶすどころか溶けていきました。
鳥なんて分からない!!という方も多いと思います。
でも、イルカの群れやクジラなども観察できるので、ただただ海を眺めるというのもオススメですよ!!
まとめ
この記事をまとめると、以下の通りです。
- 小笠原諸島の交通手段は船のみ
- 船の名前は「おがさわら丸」
- 所要時間は24時間
- 料金は変動する
- 基本的にオフライン
- 船内で何に時間を使うか考えておく
以上です。
24時間もどうやって過ごそう…
そのように思う方も多いかと思います。
でも、心配なく!!
海を眺めて船内を歩き回るだけでも、しっかり楽しむことができます。
それに加えて、何かしらオフラインで楽しめるものを1つか2つ持ち込めば大丈夫です。
24時間を有意義に使ってくださいね!!
コメント