2025年5月19日、山口県岩国・山口市周辺を一人で巡ってきました。
金運・歴史・文化・絶景――盛りだくさんの一日旅を記録します。
前夜~道の駅「みはら神明の里」で車中泊

出発は前日の夜、愛知県から車を走らせ広島県三原市「道の駅 みはら神明の里」で車中泊しました。
ここは国道2号線沿い、瀬戸内海の美しい景色が展望デッキから一望できます。
早朝に目を覚ますと、まだお店は開いておらず静かな空気。
爽やかな朝焼けの中で、瀬戸内海の景色をしばし満喫。

旅の気分がぐっと高まる瞬間でした。
【寄り道】岩国基地――訓練に遭遇!
道の駅を出発し、岩国へ向かう途中で立ち寄ったのは「米海兵隊岩国航空基地」(通称・岩国基地)。
山口県岩国市にある日米共同の重要な軍事基地です。
ちょうどこの日から、空母艦載機部隊による模擬着艦訓練(FCLP/Fleet Carrier Landing Practice)が始まると公表されていたため、航空機ファンや見学者、テレビのカメラマンも来ていました。

私もワクワクしながらフェンス越しに訓練の様子を鑑賞。

フェンス越しにタッチアンドゴーを繰り返す姿や、轟音を響かせながらの滑走が印象的でした。
普段目にしない最先端の飛行機やパワフルな訓練の空気を肌で感じ、大満足。
戦闘機のファンはもちろん、ミリタリーに関心がなくても圧倒されると思います。

岩國白蛇神社~金運祈願と白蛇との出会い

次に、「岩國白蛇神社」へ。
2012年創建のまだ新しい神社ですが、その由緒から金運・開運祈願で有名です。

本殿で参拝した後、天然記念物の白蛇を観察。

神秘的でかわいらしい姿に、改めてご利益を実感しました。
錦帯橋~絶景・日本三名橋

お次は、日本三名橋のひとつ「錦帯橋」。
5連の木造アーチが錦川をまたぎます。

歩いて渡ると橋の技術の巧みさがわかり、写真以上の感動。
周囲の自然や川面に映る橋も絶景でした。
吉香公園~伝統の「う飼」文化とウミウたち

橋のそばの「吉香公園」へ。初夏の緑が美しい大きな公園です。
特に心惹かれたのは、「鵜の里」で飼育されるウミウの姿。

吉香公園の「鵜の里」では、錦帯橋の伝統行事「錦帯橋のう飼」で使われるウミウ(海鵜)が間近に見られます。
う飼は江戸時代から続く幻想的な夏の風物詩で、毎年6月1日から9月10日に開催。
篝火の中、ウミウと鵜匠が協力して鮎などを獲る様子は、歴史と自然が融合した岩国ならではの文化です。
鵜飼いで使われるのはカワウではなく、外海の岩礁地帯に生息し潜水が得意なウミウ。
黒地に緑がかった光沢のある羽と、大きな水かきが特徴です。
公園内で静かに佇むウミウに伝統文化の重みを感じました。
吉香神社~歴史の重みと庭園美

その後、吉香公園内の「吉香神社」にも参拝。

吉川氏の祖霊を祀る社殿や、三つ水仙の家紋、彩り豊かな日本庭園が印象的。
初夏の緑と歴史的建築に癒されました。
瑠璃光寺~工事中の五重塔でも感動

旅の最後は山口市の「瑠璃光寺」へ。
国宝・五重塔は檜皮葺き屋根の大改修中でしたが、普段見られない姿がむしろ特別。

室町文化の優雅さ、そして緑の中にそびえる塔の美しさ――工事中でもやはり感動的。

周辺も散策し、その中で特に印象に残っているのが「うぐいす張りの石畳」。

歩くとコツコツと美しい音が響き、その静かな石畳路を進むほど、心が洗われるような清々しい気持ちになりました。
季節の草花や木々と、歴史ある建築が調和した素晴らしい散策路です。
まとめ
観光の後は周辺ホテルに宿泊。濃密に巡った一日、山口・岩国の伝統・歴史・絶景・そしてミリタリーまで、幅広く楽しめました。
特に岩国基地の訓練とウミウの飼育は、ここにしかない体験。
次回は鵜飼のシーズンや、五重塔の工事後にもまた訪れたいです。
皆さんも、ぜひ山口・岩国の一人旅へ!
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