2024年10月20日〜22日、27日〜30日に、西日本を旅してきました。
今回の旅では、名古屋を出発し、車中泊をしながら西日本各地を巡っています。
行き先は、以下の通りです。
- 20日:彦根城
- 21日:岡山県
- 22日:広島県
- 23〜27日:仕事(ホテルに宿泊)
- 27日午後:山口県
- 28日:島根県
- 29日:島根県・鳥取県
- 30日:天橋立
この記事では、10月22日に訪れた広島県での様子を紹介します。
この日は、平和記念公園、原爆ドーム、広島平和記念資料館を訪れ、その後は閉館直前だったマリホ水族館へ。
歴史について考えさせられる場所から、瀬戸内・中国地方の生き物を楽しめる水族館まで、かなり振れ幅の大きい一日になりました。
前日の岡山観光については、こちらの記事で紹介しています。

道の駅 西条のん太の酒蔵から広島へ

前日は岡山県を一日かけて観光し、夜は「道の駅 西条のん太の酒蔵」で車中泊しました。
朝起きて身支度を整え、この日の目的地である広島市内へ向かいます。
この旅では車中泊をしながら移動しているので、朝起きたらそのまま次の観光地へ向かえるのが便利なところです。
この日の最初の目的地は、平和記念公園。
広島を訪れるのは今回が初めてだったので、まずは自分の目で現地を見ておきたいと思っていました。
平和記念公園と原爆ドーム
広島市内に到着し、車を停めて平和記念公園へ向かいます。
公園内を歩いていると、いたるところに慰霊碑や記念碑があることに気付きます。
単なる観光地というよりも、広島で起きた出来事を後世に伝えるための場所なのだということを、歩いているだけでも感じます。
原爆死没者慰霊碑

まず目に入ったのが、広島平和都市記念碑、いわゆる原爆死没者慰霊碑です。
実際に目の前に立ってみると、写真で見るのとはやはり違います。
原子爆弾によって亡くなった方々を慰霊する場所ということもあり、自然と厳粛な気持ちになりました。
平和記念公園には、このほかにも多くの慰霊碑や記念碑があります。
その一つ一つを見ながら歩いていると、広島で起きた出来事が決して遠い昔の話ではないように感じられてきます。
原爆の子の像

続いて目に入ったのが、原爆の子の像です。
像の周囲には、色とりどりの折り鶴が大量に飾られています。
これだけ多くの折り鶴が集まっている光景は、実際に見るとなかなか圧倒されます。
原爆の子の像は、被爆した佐々木禎子さんの存在と深く関係しています。
禎子さんは2歳のときに被爆し、その後白血病を発症。
病床で「生きたい」という願いを込めて、たくさんの折り鶴を折ったことで知られています。
この話を知ったうえで像を見ると、周囲に捧げられている大量の折り鶴にも、また違った意味を感じます。
一人の少女の願いが、現在まで多くの人に受け継がれている。
そう考えると、とても印象に残る場所でした。
原爆ドーム

平和記念公園を歩いた後、原爆ドームへ向かいます。
原爆ドームを見るのは今回が初めてです。
実際に目の前に立って最初に感じたのは、
「時が止まっている」
という感覚でした。
建物の一部が崩れ、内部がむき出しになった姿。
周囲には現代の街が広がっているのに、そこだけ時間が切り取られているように見えます。
原爆ドームについての解説も設置されており、日本語だけでなく英語、中国語、韓国語でも説明されています。
私が訪れたときも、海外から来た方が解説を読みながら原爆ドームを見上げていました。
中には、目に涙を浮かべている方もいました。
国籍や言葉は違っても、ここで感じるものには共通する部分があるのかもしれません。
それぞれが何を考えていたのかまでは分かりません。
ただ、原爆ドームを前にして立ち止まり、静かに建物を見つめている姿を見ると、この場所が持つ意味の大きさを感じました。
観光地として写真を撮るだけではなく、実際にその場に立ってみて初めて分かるものがある。
そんな場所でした。
広島平和記念資料館で考えさせられる

原爆ドームを後にして、広島平和記念資料館へ向かいました。
ここでは、原爆による被害を伝える資料や、被爆者の遺品などが展示されています。
展示を見ていると、原爆によって何が起きたのかを具体的に突きつけられます。
平和記念公園や原爆ドームを歩いた後だったこともあり、資料館ではより強く現実味を感じました。
館内にいる人たちも、ほとんどが真剣な表情で展示を見ています。
一つ一つの展示を見ていると、単純に「怖かった」「悲しかった」という感想だけでは終わりません。
なぜこのようなことが起きたのか。
そして、同じことを繰り返さないためにはどうすればいいのか。
そうしたことを考えさせられる場所でした。
一方で、少し残念に感じた場面もありました。
私が訪れた際には、修学旅行生の一部が展示を前にして笑ったり、雑談したりしていました。
もちろん、すべての学生がそうだったわけではありません。
真剣に展示を見ている学生もたくさんいました。
ただ、こうした場所だからこそ、展示を前にした態度にはもう少し配慮してほしいと思ってしまいました。
自分が求めすぎなのかもしれませんが、実際に資料館を訪れて感じたことの一つです。
マリホ水族館へ

平和記念公園、原爆ドーム、広島平和記念資料館を見学した後、この日の最後の目的地へ向かいます。
それが、マリホ水族館です。
実は、この水族館には今回の旅でどうしても行っておきたい理由がありました。
2024年12月1日に閉館することが決まっていたからです。
つまり、私が訪れた2024年10月22日は、閉館まであと1か月ほど。
「最後に一度見ておきたい」
そんな気持ちで訪れました。
現在はすでに閉館しているため、この記事を書いている今となっては、ここで紹介する水槽も過去のものになっています。
だからこそ、最後に訪れることができて良かったと思っています。
小さな水族館だけど、面白い

マリホ水族館は、かなりコンパクトな水族館です。
しかし、実際に見てみると「小さいから物足りない」という印象はありませんでした。
むしろ、限られたスペースの中で工夫された展示が多く、なかなか面白い水族館です。
特に印象に残ったのが、渓流を再現した水槽。
水が勢いよく流れ、常に泡が立っているような環境になっています。
その中を泳いでいたのが、ゴギです。
ゴギの展示が面白い

ゴギは、広島県を含む中国地方の渓流に生息するイワナの仲間です。
この水槽の面白いところは、魚をただ眺めるだけではなく、その魚が実際に暮らしている環境まで再現しているところ。
水槽の中では水が激しく流れているため、魚たちはその流れに逆らいながら泳いでいます。
その姿を見ていると、
「ここ、本当に水族館なのか?」
と思ってしまうほどでした。
魚そのものだけではなく、「この生き物はどんな環境で暮らしているのか」というところまで見せてくれる展示は、個人的にかなり好みです。
大型水槽の生き物たち

もちろん、渓流だけではありません。
水族館らしい大型の水槽もあり、トラフザメやウシバナトビエイなどが泳いでいました。
ゆったりと水槽内を泳ぐ姿を眺めていると、先ほどまで原爆ドームや平和記念資料館で重いことを考えていたこともあり、良い意味で気持ちを切り替える時間になりました。
同じ「展示を見る」という行為でも、場所によってこれほど意味が変わるのも面白いところです。
最後の季節水槽

もう一つ印象に残ったのが、季節水槽です。
私が訪れたときの展示は、鳥居と紅葉を組み合わせた和風の水景。
その中を泳いでいたのが、キジハタでした。
赤い魚と紅葉、そして鳥居。
広島という場所を意識した展示になっていて、非常にきれいでした。
特に、広島を代表する観光地の一つである厳島神社を連想させるような雰囲気があり、「最後の季節水槽」としてかなり印象に残りました。
閉館直前ということもあり、
「もう少し早く来ておけばよかったな」
という気持ちもあります。
それでも、閉館する前に実際に訪れることができたのは良かったです。
22日の観光終了
マリホ水族館を見終えたところで、この日の観光は終了です。
この日は、平和記念公園、原爆ドーム、広島平和記念資料館と、広島の歴史を知る場所からスタートしました。
その後、最後はマリホ水族館で中国地方の生き物を楽しみました。
一日の中でかなり内容の違う場所を巡りましたが、どちらも実際に現地へ足を運んだからこそ感じられるものがありました。
特に原爆ドームは、写真や映像で見るのと、実際に目の前に立って見るのとでは印象が大きく違います。
そして、閉館直前だったマリホ水族館も、最後に訪問できて良かった場所の一つです。
これで10月22日の広島観光は終了。
23〜27日は仕事のためホテルに滞在し、次の観光は27日の午後から再開します。
次は山口県へ向かいます。




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