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2024年10月20日〜22日、27日〜30日にかけて、西日本を車中泊しながら旅してきました。
今回の旅は、名古屋を出発して彦根、岡山、広島、山口、島根、鳥取、そして天橋立までを巡る長旅です。
旅程はかなり盛りだくさんで、途中で仕事のためホテルへ戻るという変則的な日程になりました。
その最初の目的地として訪れたのが、滋賀県彦根市にある彦根城です。
彦根城といえば、現存12天守の一つであり、国宝にも指定されている城。
城好きなら一度は訪れてみたい場所ですが、今回の目的は単純に天守を見ることだけではありません。
城の構造を実際に歩きながら観察しつつ、周辺の庭園では鳥も探してみました。
今回は、そんな彦根城で実際に見て、歩いて、感じたことを中心に紹介します。
ちなみに、前回の車中泊西日本旅は↓へ!

名古屋から彦根城へ

この日の朝、名古屋を出発。
今回の旅は車中泊が前提なので、荷物を車に積み込み、まずは滋賀県を目指しました。
西日本を巡る旅とはいえ、初日の目的地は名古屋からそれほど遠くありません。
そのため、比較的余裕を持って彦根へ向かうことができました。
彦根に到着して最初に感じたのは、やはり彦根城の存在感です。
彦根城は江戸時代初期に築かれた城で、現在も天守をはじめとする多くの建造物が残されています。
特に天守は現存12天守の一つ。
現在の日本では、江戸時代以前に建てられた天守がそのまま残っている城は非常に限られています。
その中でも国宝に指定されているのは5城しかありません。
彦根城は、その「国宝5城」の一つです。
こう聞くとかなり格式の高い場所に感じますが、実際に歩いてみると、単に立派な天守が残っているだけではありません。
天守へ向かう道そのものが、かなり面白い場所でした。
いざ彦根城へ!まずは天秤櫓へ

彦根城にはいくつかのルートがありますが、今回は大手門橋から入城しました。
橋を渡り、チケットを購入すると、いよいよ城の中へ。
ここからは、ちょっとした「城攻め」です。
もちろん現在は観光客として歩いているだけですが、実際の城郭を歩いていると、敵兵が攻め込んできたときにどう対応するのかを考えながら造られていることがよく分かります。
そんな中で最初に目に入ったのが天秤櫓です。
天秤櫓の独特な構造
天秤櫓は、彦根城の中でもかなり特徴的な建物です。
上から見ると「コ」の字のような形をしていて、両端に櫓があります。
名前の通り、天秤のように見えることから「天秤櫓」と呼ばれています。
ただ眺めているだけでも面白いのですが、実際にその場所に立ってみると、なぜここに櫓があるのかが分かります。
大堀切と呼ばれる大きな断崖部分に橋が架けられており、ここを突破しなければ本丸へ進めません。
つまり、天守へ向かう途中に設けられた重要な防御ポイントです。
現在は普通に橋を渡って先へ進めますが、戦時中であれば、この場所を突破するだけでも相当苦労したのでしょう。
こういう場所を実際に歩けるのは、現存する城ならではの面白さだと思います。
彦根城の天守へ

天秤櫓を抜け、さらに進むと、いよいよ天守が見えてきました。
彦根城の天守は、巨大な姫路城のような迫力とはまた違います。
3層3階という比較的小ぶりな天守ですが、屋根や破風、装飾的な窓などが組み合わされており、非常に美しい外観をしています。
「小さいけれど、よく見るとかなり凝っている」
そんな印象でした。
天守内部に入ってみる

天守へ入る際には、まず靴を脱ぎます。
現存天守ではおなじみの光景ですね。
ビニール袋を受け取り、靴を入れて持ち歩きながら見学します。
そして内部へ。
中に入ると、外から見た印象以上に「城らしさ」を感じます。
もちろん、現在は観光施設なので落ち着いて見学できますが、狭い階段や窓、狭間などを見ると、ここが単なる居住空間ではなかったことが分かります。
特に狭間は、城を訪れるたびに気になってしまうポイントです。

弓や鉄砲を使って外側の敵を攻撃するための設備で、実際の戦闘を想定して設けられています。
こうした設備を間近で見ると、普段写真や資料で見る「城郭」と、実際に歩く「城郭」では感じ方がかなり違うことに気付きます。
最上階から琵琶湖を眺める

彦根城の天守は3階建てなので、姫路城のように延々と階段を登る感覚はありません。
気付けば、もう最上階です。
そして、ここから見える景色が非常にきれいでした。
琵琶湖と、その向こうに広がる湖西の山並み。
城が高台に築かれている理由を、景色を見ながら実感できます。
現在でもこれだけ広く見渡せるのですから、かつて城が軍事施設として機能していた時代には、周囲の状況を把握するうえで非常に重要な場所だったのでしょう。
天守そのものだけでなく、そこから見える景色まで含めて彦根城なのだと感じました。
太鼓門櫓と城の内部をさらに歩く

天守を見学した後は、太鼓門櫓へ向かいました。
太鼓門櫓は、本丸へ入る最後の門にあたる場所です。
ここも、ただ外から眺めるだけではなく、内部に入って見学することができます。
中には彦根城の古写真や、現存12天守についての展示などがありました。

天守を見た後にこうした資料を見ると、実際に歩いてきた場所と歴史がつながるので、より興味深く感じます。
城というと、どうしても「天守が一番の見どころ」と思ってしまいます。
しかし、実際に歩いてみると、櫓や門、堀、道の形など、天守以外にも見どころがたくさんあります。
むしろ、こうした場所を含めて歩くことで、城全体がどのように造られているのかが分かってきます。
槻御殿と玄宮園でちょっと休憩

天守周辺の見学を終え、今度は城の周辺へ移動します。
歩いていると、今度は雰囲気がガラッと変わりました。
城の堅固な石垣や櫓とは違い、庭園や御殿が広がります。
その一つが槻御殿です。
現在は楽々園とも呼ばれている場所で、彦根藩主の居館として使われていました。
城というと、戦いのための施設をイメージしがちですが、藩主が暮らし、休み、客を迎えるような空間も城には存在します。
これまで見てきた天守や櫓とは、かなり違った雰囲気です。
そして、その周辺に広がるのが玄宮園です。
玄宮園で鳥を探す

玄宮園は、池を中心にした美しい庭園です。
庭園そのものをじっくり鑑賞するのも良いのですが、私の場合、こういう場所に来るとどうしても鳥を探してしまいます。
池があれば水鳥を探し、木があれば林内の鳥を探す。
もはや職業病に近いですね。
玄宮園でも鳥を探しながら歩いていると、キビタキが残っていました。
10月下旬ということで、そろそろ渡去していてもおかしくない時期です。
そんなタイミングでキビタキを見ることができたので、かなり嬉しかったですね。
彦根城では、城郭建築を楽しむだけでなく、こうして庭園の自然を観察できたのも良い思い出になりました。
彦根城を後にして車中泊へ

彦根城を一通り見学した後は、次の目的地へ向かいます。
この日の車中泊場所として選んだのは、道の駅 一本松展望園です。
ここから翌日の岡山方面を目指します。
彦根から岡山まで移動することを考えると、まだまだ先は長い。
今回の旅は、観光地を一つ訪れて終わりではありません。
翌日は岡山、その翌日は広島。
その後は仕事のため一度ホテルへ戻り、27日午後から再び山口へ向かうという、かなり特殊な旅程です。
そのため、初日の彦根城観光を終えた段階でも、「まだ旅は始まったばかり」という感覚でした。
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まとめ
今回の西日本旅行の最初の目的地となった彦根城。
国宝・現存12天守という肩書きだけを見ると、少し堅苦しい観光地に感じるかもしれません。
しかし、実際に歩いてみると、天秤櫓や太鼓門櫓、天守、御殿、玄宮園など、それぞれに違った魅力があります。
特に印象に残ったのは、天守へ向かうまでの道です。
現在は観光客が歩く普通の道ですが、そこには敵の侵入を防ぐための仕掛けがいくつも残されています。
天秤櫓のような防御施設を実際に通り抜けて天守へ向かうことで、単に建物を眺めるよりも「この城はどうやって守っていたのか」という視点で楽しむことができました。
そして、最後に玄宮園でキビタキを探せたのも、鳥好きとしては嬉しいところ。
城を見て、庭園を歩いて、鳥を探す。
観光とバードウォッチングを同時に楽しめたという意味でも、私にとってはかなり満足度の高い彦根城でした。
この後は岡山、広島、そして仕事を挟んで山口、島根、鳥取へ。
まだまだ長い旅が続きます。
次の目的地を目指して、車中泊の旅を再開します。





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