2025年1月12日〜13日の2日間、山口県東部から広島県西部、そして神戸まで足を延ばしてきました。
今回の旅では、瀬戸内海を望む展望台や歴史的な場所を訪れたほか、岩国基地で航空機を観察したり、大和ミュージアムで戦艦大和や呉の歴史について学んだり。
翌日は神戸へ移動し、生田神社を参拝した後、神戸どうぶつ王国でさまざまな動物や鳥たちを観察しました。
戦争と平和について考えさせられる場所から、生きものたちを楽しめる場所まで、かなり振り幅の大きな2日間です。
今回は、そんな山陽旅行の様子をまとめて紹介します。
モデルコースの参考になれば幸いです。
1日目|山口から広島へ、戦争と平和を考える旅

今回の旅は、山口県東部からスタート。
前日まで山口県内で仕事をしていたため、仕事を終えた後に道の駅へ移動して車中泊しました。
翌朝、まず向かったのは瀬戸内海を望む上関町。
そこから上盛山、回天特別攻撃隊員和田稔記念碑、岩国基地を経由して広島県呉市へ向かいます。
最後に訪れた大和ミュージアムでは、戦艦大和をはじめとする旧日本海軍の歴史や、造船・製鋼技術について学びました。
| 時間帯 | 訪れた場所 | 主な見どころ |
|---|---|---|
| 朝 | 道の駅 上関海峡 | 瀬戸内海の景色、ドチザメ |
| 朝 | 上盛山展望台 | 瀬戸内海の眺望 |
| 午前 | 和田稔記念碑 | 回天と戦争の記憶 |
| 午前〜午後 | 岩国基地 | 米軍・自衛隊の航空機 |
| 午後 | 大和ミュージアム | 戦艦大和、零戦、回天、造船技術 |
道の駅 上関海峡からスタート

最初に訪れたのは、道の駅 上関海峡です。
室津半島の南端に位置しており、瀬戸内海の穏やかな海と島々を眺められる場所です。
地元の海産物や名産品などが販売されているほか、レストランやテイクアウトコーナーもあります。
そして、個人的に気になったのが生け簀。
なんと、ドチザメがいました。
水族館でもない場所でサメを見るとは思っていなかったので、思わず見入ってしまいました。
旅先では、こういう予想外の出会いがあるのも面白いところです。
上盛山展望台から瀬戸内海を眺める

道の駅を後にして、次に向かったのは上盛山展望台。
長島の最高峰である標高314mの上盛山に位置し、白い灯台のような展望台が特徴です。
晴れた日には、四国の佐田岬や九州の国東半島まで見渡せるそうです。
この日は朝の時間帯だったこともあり、雲の隙間から差し込む光が瀬戸内海を照らしていました。
瀬戸内海らしい穏やかな島並みと朝の光が組み合わさり、非常に美しい景色です。
「ここまで来てよかった」と思える景色でした。
上盛山は水仙や桜の名所としても知られているため、花の季節に訪れてみるのも面白そうです。
和田稔記念碑で戦争の記憶に触れる

上盛山を後にして、次に向かったのは回天特別攻撃隊員・和田稔記念碑です。
ここでは、太平洋戦争末期に特攻兵器「回天」の搭乗員となった和田稔少尉について知ることができます。
和田少尉は愛媛県出身で、東京帝国大学在学中に戦争に参加しました。
回天の搭乗員として出撃した後、行方不明となっています。
この場所に記念碑が建てられているのには理由があります。
和田稔少尉が回天ごと、この場所へ漂着したためです。
実際にその場所を訪れてみると、単なる歴史上の出来事としてではなく、そこで起きたことを少し身近に感じます。
記念碑に手を合わせ、次の目的地へ向かいました。
岩国基地で航空機を観察

続いて向かったのは岩国基地。
岩国基地は山口県岩国市にある日米共同使用の航空基地で、現在は米海兵隊が主に使用し、海上自衛隊も一部を共同使用しています。
この日の目的は、もちろん航空機。
F/A-18Eスーパーホーネットなど、普段なかなか見る機会のない航空機を観察することができました。
軍用機を観察するという意味でも興味深い場所ですが、岩国周辺では鳥類も観察しています。
この日に見られた航空機や鳥については、別の記事で詳しく紹介しています。

大和ミュージアムで戦艦大和と呉の歴史を学ぶ

1日目の最後に訪れたのが、大和ミュージアムです。
広島県呉市にある呉市海事歴史科学館で、戦艦大和を中心に、呉の歴史や造船・製鋼技術などを紹介しています。
建物の外からして迫力があります。
正面には陸奥の主砲、主錨、スクリューなどが展示されており、入館する前から楽しめました。
そして館内に入ると、まず目に飛び込んでくるのが戦艦大和の10分の1スケール模型。
想像していた以上の大きさで、周囲には写真を撮る人がたくさんいました。
館内では、戦艦大和の詳細や証言、呉の歴史などをパネルや映像で学ぶことができます。
さらに進むと、零式艦上戦闘機や人間魚雷「回天」などの実物資料も展示されていました。
特に回天の実物を目の前にすると、先ほど訪れた和田稔記念碑で見聞きした内容ともつながり、複雑な気持ちになります。
3階では、船を造る技術や未来の技術について学べる展示もありました。
子どもにも分かりやすいよう工夫された展示が多く、単に戦艦大和について学ぶだけの博物館ではありません。
最後に大和シアターへ。
海中に沈んだ戦艦大和の映像を見ました。
映像の最後には、戦艦大和で亡くなった方々の名前と出身県が映し出されます。
それを見ていると、戦争を歴史上の出来事として捉えるだけではなく、そこに一人ひとりの人生があったことを改めて感じさせられました。
戦争は繰り返してはいけない。
そんな当たり前のことを、改めて考える時間になりました。

2日目|神戸で歴史と生きものを楽しむ

大和ミュージアムを見学した後は、神戸方面へ移動。
近くの道の駅で車中泊し、翌朝から神戸観光をスタートしました。
2日目は1日目とは雰囲気が大きく変わります。
まずは1800年以上の歴史を持つ生田神社を訪れ、その後は神戸どうぶつ王国へ。
歴史ある神社から、鳥や哺乳類が暮らす動物園へと移動する、なかなか面白い旅程になりました。
| 時間帯 | 訪れた場所 | 主な見どころ |
|---|---|---|
| 朝 | 生田神社 | 桜門、拝殿、生田の池 |
| 午前〜午後 | 神戸どうぶつ王国 | ハシビロコウ、フクロウ、アフリカの鳥類など |
| 午後 | 神戸どうぶつ王国 | 哺乳類、熱帯の森、環境エンリッチメント |
生田神社を参拝

2日目の最初に訪れたのは、生田神社です。
兵庫県神戸市中央区にあり、1800年以上の歴史を持つ古社として知られています。
主祭神は稚日女尊。
縁結びや恋愛成就、安産祈願、健康長寿、交通安全など、さまざまなご利益で知られています。
駐車場に車を停め、まずは桜門へ。
厳かな雰囲気の門を通り抜け、拝殿へ向かいます。
1月中旬ということもあり、境内はそこそこ賑わっていました。
参拝を終えた後は、境内を少し散策。
生田の池も見てきました。
梅雨の時期には紫陽花が咲くそうなので、季節を変えて訪れるとまた違った景色を楽しめそうです。
参拝を終え、次の目的地へ向かいます。
神戸どうぶつ王国へ

生田神社から車を走らせ、神戸どうぶつ王国へ。
入口は和風な雰囲気ですが、中へ入ってみると一転。
熱帯を思わせるような空間が広がっています。
神戸どうぶつ王国は、花と動物と人とのふれあいをテーマにした全天候型の施設。
さまざまな動物や鳥類を見ることができます。
まず向かったのは、夜行性動物の新展示場です。
ここではモモンガやフクロウなどを見ることができました。
特に印象に残ったのがメンフクロウ。
なんと檻がありません。
もちろん、動物園ならではの安全管理があってこその展示ですが、スタッフが近くにいない状態で、手が届きそうな場所にフクロウがいる光景はなかなか新鮮でした。
ハシビロコウをじっくり観察

続いて向かったのは、ハシビロコウ生態園。
神戸どうぶつ王国では、ハシビロコウの飼育・繁殖にも積極的に取り組んでいます。
生息地を再現するため、人工降雨や環境整備、巣の設置など、さまざまな工夫がされています。
この日はハシビロコウが地面に降りたり、屋根に乗ったりする姿を見ることができました。
ハシビロコウというと、じっと立っている姿を想像しがちですが、実際に観察していると意外と動きます。
大型の鳥が自由に動き回る姿を間近で見られるのは、鳥好きとしても楽しい時間でした。
アフリカの湿地と熱帯の森を巡る

その後は「アフリカの湿地」へ。
ここではアフリカハゲコウやモモイロペリカンなど、多くの鳥類を見ることができました。
さらに鳥類だけではなく、サーバルなどの哺乳類も飼育されています。
続いて「熱帯の森」へ移動すると、オーストラリアガマグチヨタカやアメリカバクなどを観察。
園内を歩いていると、次々に違う生きものが現れるため、飽きることがありません。
他の展示エリアも巡りながら、園内を一周しました。
生きものの暮らしを考えた展示

神戸どうぶつ王国を一通り見学して、特に印象に残ったのが環境エンリッチメントです。
それぞれの生きものができるだけ本来の行動をとれるよう、展示環境にさまざまな工夫が施されているように感じました。
単純に「珍しい動物を見る」というだけではなく、その動物がどのように暮らすのかを考えながら展示を見ることができるのも魅力です。
鳥類だけでなく、哺乳類や植物も含めて楽しめるため、かなり見応えのある施設でした。
一方で、この旅行には大きな心残りもあります。
写真を誤って大量に削除してしまったのです。
ブログに掲載している動物写真はiPhoneで撮影したものですが、カメラで撮影した写真については、すでにPCへ移したと思い込んで削除。
そのため、フリーフライトバードパフォーマンスや、動物たちが動き回る様子など、残っていない写真が大量にあります。
これはいつかリベンジしなければなりません。

山陽を巡った2日間を振り返って
今回の2日間では、山口県東部から広島県西部、そして神戸まで移動しました。
かなり広い範囲を巡ったため、移動距離もなかなかのものです。
それでも、上盛山から瀬戸内海を眺め、和田稔記念碑で戦争の記憶に触れ、岩国基地で航空機を観察。
さらに大和ミュージアムで戦艦大和や呉の歴史について学び、翌日は生田神社を参拝して神戸どうぶつ王国へ。
歴史、軍事、文化、自然、生きものと、テーマだけを見るとかなりバラバラです。
しかし、実際に巡ってみると、それぞれの場所で違った発見があり、非常に充実した旅行になりました。
特に印象に残ったのは、やはり大和ミュージアムと和田稔記念碑です。
回天に関する場所を訪れた後に大和ミュージアムで実物を見ることで、戦争について考える機会がより深まったように感じます。
その一方で、翌日に神戸どうぶつ王国でさまざまな生きものを観察できたことで、重くなった気持ちを少し切り替えることもできました。
歴史を知ることも、生きものを見ることも、どちらも現在の世界を考えるきっかけになります。
今回の旅は、そんなことを改めて感じる2日間でした。
今回訪れた場所
今回、訪れた場所は以下のとおりです。
- 道の駅 上関海峡
- 上盛山展望台
- 回天特別攻撃隊員 和田稔記念碑
- 岩国基地
- 大和ミュージアム
- 生田神社
- 神戸どうぶつ王国
山口から広島、そして神戸まで。
車中泊をしながら山陽を巡る旅は、かなり濃密な2日間となりました。
次回は、今回見ることができなかった場所や展示にも足を運びながら、また山陽を巡ってみたいと思います。


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