この日の仕事が延期になってしまったため、三重と奈良を回ってきました。
1日目は三重にて、青蓮寺湖と香落渓へ。
2日目は奈良にて、大台ケ原へ足を運びました。
そこで見られた鳥のハイライトは、以下の通りです。
コサメビタキ
![コサメビタキ](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/07/DSC02676-1024x682.jpg)
午前中は溜め込んでた仕事をこなし、午後に出発して14時から鳥見開始です。
青蓮寺湖に初めて訪れましたが、けっこう鳥いますね!!
キビタキが永遠に鳴いているのはもちろん、オオルリやホトトギス,センダイムシクイなど多くの夏鳥に囲まれました。
声を聴くばかりで撮影自体はあまりできなかったですが…。
その中で唯一まともに撮影させてくれたのは、コサメビタキ!!
頻繁にフライキャッチしていました。
夏でもこれを見せてくれるのが、山の良いところですよね。
地元で越冬したコサメとは、また違ったありがたみがあります。
以下、参照↓
ヒヨドリ
![ヒヨドリ](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/07/DSC02683-1024x683.jpg)
コサメビタキの周辺を、終始ウロウロしていたヒヨドリ。
獲物の横取りでも狙っていたのでしょうか?
食べるものは他にもあったと思うのですが…。
コサメがいなくなった後は、自慢の声をしこたま轟かせていました。
コシアカツバメ
![](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/07/DSC02693-Enhanced-NR-1024x683.jpg)
青蓮寺湖の上空を、数羽のコシアカツバメが飛翔していました。
さすがツバメ類。
飛翔技術の高いこと、この上ないですね。
展望台から観察していましたが、頭上を飛んだり眼下を飛んだりとけっこう楽しかったです。
コマドリ
![](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/07/DSC02996-Enhanced-NR-1024x682.jpg)
大台ケ原といえば、コマドリですよね。
あちこちで囀っており、どこを歩いても声が聴こえてきます。
しかし、観察しやすいかと言うと話は別。
しっかり観察させてくれたのは、この1個体のみでした。
木の上の方で囀っており、見上げても見えるのは葉っぱだけ…。
たまたま採餌しに降りてきてくれた個体に出くわしたので、撮影することができました。
個体数のわりに撮影難易度が高いです。
カケス
![](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/07/DSC02709-Enhanced-NR-1024x683.jpg)
カケスもコマドリに負けないぐらい、あちこちにいました。
鳴き声も姿も目立つので、探すのに苦労しないです。
観察するぶんには文句なしですが、欲を言えばもう少し見やすいところに降りてきてほしいところ。
そんな印象ですが、観察したカケスの中で面白かったのがこの個体。
口を半開きにして、ガンを飛ばしていました。
田舎のヤンキーみたいなカケスで、面白かったです。
高原モズ
![高原モズ](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/07/DSC02772-1024x683.jpg)
実は初めて見た、高原モズです。
高原モズを簡単に説明すると、平地のモズより色が淡い個体のことを指します。
種どころか亜種の違いもなく、通常のモズと同種です。
白いお腹と黒い縁の翼が特徴とのことで、写真の個体と合致していると言っていいでしょう。
期待していなかったものが見られるのは、嬉しいですね。
オオルリ
![オオルリ](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/07/DSC02793-Enhanced-NR-1024x682.jpg)
なかなかの個体数を誇っていた、オオルリです。
コマドリに負けないよう、一生懸命に囀っていました。
この個体を観察していた時、横を登山者が通過。
かなり見やすいところに出てきてくれたのに、もったいないなと感じてしまいましたね…。
人に関心をもたれないのは、オオルリにとって理想的かもしれませんが。
コガラ
![ヒガラ](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/07/DSC02852-1024x683.jpg)
カラ類のよだれかけ、コガラです。
ネクタイと一緒にいました。
地元にシジュウカラ以外いないので、テンション上がりますね。
忙しなく動き回っており、相変わらずの観察難易度でした。
とはいえ、採餌する様子をしっかり見られて良かったです。
ゴジュウカラ
![](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/07/DSC03058-Enhanced-NR-1024x683.jpg)
駐車場の近くにいた、ゴジュウカラです。
実は2羽、映り込んでいます。
私が観察している時に、何を見ているのかを2人組のカメラマンに尋ねられました。
私が「ゴジュウカラですよ」と教えると、一人目が「じゃあ、いいや」と言い、二人目が「よくいるんですか?」と一人目に質問。
一人目が「シジュウカラの仲間で、この先でも見られるよ」と発言。
なんだコイツってなりました。
聞いておいて「じゃあ、いいや」で済ませるのも失礼ですし、そもそもゴジュウカラはシジュウカラの仲間ではありません。
シジュウカラはシジュウカラ科,ゴジュウカラはゴジュウカラ科の鳥。
科レベルの差は、けっこう大きな違いです。
それに2人目も経験が浅いなら、意欲的に観察しなよ!!と思うばかり。
目的があるかもしれませんが、見られる時にしっかり見ないのはもったいないなーと思ってしまいます。
そもそも双眼鏡持ってこい!!
こんなやり取りがあったのに、頭上で気にせず採餌しているゴジュウカラは平和そのもの。
憂さ晴らしに、めっちゃ観察しました。
キクイタダキ
![](https://banzokubiology.com/wp-content/uploads/2024/07/DSC03074-Enhanced-NR-1024x683.jpg)
ゴタゴタの後にゴジュウカラを観察していた際、天使が舞い降りました。
キクイタダキです。
下がったテンションを上げに来てくれた気がして、感謝しかありません。
てか、タイミングが良すぎて笑っちゃいました。
カメラマンが撮影したい鳥の一つであったであろう鳥なので、彼らが去った後に目の前に来るのは面白すぎます。
キクイタダキを観察し、タイムアップ。
キクイタダキがラストになるとは、最高の締めくくりとなりました。
見られた鳥
三重,奈良,移動中で見られた鳥は、以下の通りです。
キジ | フクロウ | ヤブサメ |
カルガモ | カワセミ | エナガ |
カイツブリ | コゲラ | センダイムシクイ |
キジバト | アカゲラ | メジロ |
カワラバト | アオゲラ | セッカ |
カワウ | チョウゲンボウ | ゴジュウカラ |
ゴイサギ | サンショウクイ | ミソサザイ |
アマサギ | モズ | ムクドリ |
アオサギ | カケス | コマドリ |
ダイサギ | ハシボソガラス | ルリビタキ |
チュウサギ | ハシブトガラス | イソヒヨドリ |
コサギ | キクイタダキ | コサメビタキ |
ホトトギス | ヒガラ | キビタキ |
ツツドリ | ヤマガラ | オオルリ |
ケリ | コガラ | スズメ |
コチドリ | シジュウカラ | キセキレイ |
イソシギ | ヒバリ | ハクセキレイ |
ミサゴ | ツバメ | セグロセキレイ |
ハチクマ | コシアカツバメ | カワラヒワ |
トビ | イワツバメ | ホオジロ |
ノスリ | ヒヨドリ | 計64種 |
クマタカ | ウグイス |
さすが山環境。
小鳥類が目立ちますね。
実は見たかった鳥がいまして、その鳥はキバシリです。
大台ケ原には過去に3回足を運んでおり、全てキバシリを見てるんですよね…。
過去3回ではコンデジしか持っておらず、木の上で素早く動き回るキバシリを撮影できませんでした。
当時と比べて、機材も鳥見レベルも上がったはずでしたが、そもそも見る影もなく…。
リベンジしに、また登りたいと思います!!
鳥以外は以下のリンク先を参照してください。
行程の参考になれば幸いです。
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