湘南モノレールは、大船駅と湘南江の島駅を結ぶ全長6.6kmの路線で、観光と通勤という2つの役割を担っています。
日本でも珍しい懸垂式モノレールとして知られ、空中を滑るような独特の乗車体験が魅力です。
一方で、曜日や時間帯を間違えると想像以上に混雑することもあります。
本記事では、旅行者向けに曜日別の混雑状況と、比較的空いている狙い目のタイミングを詳しく解説します。
湘南モノレールの基本情報

湘南モノレールは、短時間で鎌倉・江の島エリアを結ぶアクセス路線として、多くの人に利用されています。
まずは路線の概要を整理しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 区間 | 大船駅〜湘南江の島駅 |
| 駅数 | 8駅 |
| 距離 | 6.6km |
| 所要時間 | 約14分 |
| 方式 | 懸垂式モノレール |
| 最高速度 | 約75km/h |
湘南モノレールの特徴と強み
この路線が観光客から高い評価を受けている理由には、他の鉄道にはない特徴があります。
単なる移動手段ではなく、乗ること自体が観光体験になります。
- 起伏の激しい地形を走行できるため、住宅街や丘陵地を一直線に結ぶ
- 懸垂式のため足元の視界が開け、相模湾や富士山方面の眺望を楽しめる
- 雨や雪の影響を受けにくく、悪天候でも運休が少ない
平日と休日で異なる混雑の傾向

湘南モノレールは、平日と休日で混雑する方向と時間帯が大きく変わります。
これは、通勤路線と観光路線という二面性を持っているためです。
| 項目 | 平日(月〜金) | 休日(土日祝) |
|---|---|---|
| 主な利用目的 | 通勤・通学 | 観光・レジャー |
| 最大混雑率 | 約153% | 110%以上 |
| 朝のピーク | 7:15〜8:30 | 10:00〜12:00 |
| 夕方のピーク | 17:15〜18:30 | 16:00〜18:00 |
| 混雑方向 | 富士見町→大船 | 大船→湘南江の島 |
曜日別の混雑状況

曜日ごとに見ていくと、利用者の性質や混雑の出方に明確な違いがあります。
旅行計画を立てる際は、曜日単位での傾向を把握しておくことが重要です。
月曜日
週明けの通勤需要が集中するため、朝の大船方面行きが最も混雑します。
7時台後半は車内の圧迫感が強く、観光目的の利用には不向きです。
火曜日・木曜日
平日の中では比較的安定した混雑状況です。
朝夕のラッシュはありますが、極端な混雑にはなりにくく、昼間は落ち着いています。
水曜日
沿線企業のノー残業デーの影響で、夕方のピークが早まります。
17時30分前後から江の島方面行きが混みやすいのが特徴です。
金曜日
仕事帰りに大船駅周辺で食事をする人が増えるため、20時以降の大船発列車が他の平日より混雑します。
夜の時間帯は注意が必要です。
土曜日
観光のピーク日です。
午前中から大船駅に観光客が集中し、湘南江の島駅まで終日混雑が続く傾向があります。
日曜日
午前中は比較的落ち着いていますが、午後になると江の島から戻る観光客で大船方面が混み始めます。
16時頃から混雑が目立ちます。
観光客におすすめの曜日と時間帯

混雑を避けて湘南モノレールを楽しみたい場合、曜日選びが重要です。
特に前面展望を楽しみたい人は、空いている時間帯を狙いましょう。
- おすすめの曜日は火曜日と水曜日
- 10:00〜15:00の昼間は比較的空いている
- 避けたいのは月曜朝の通勤時間帯と土日の11:00〜13:00
利用者数の傾向と混雑の感じ方
利用者数だけを見ると平日の方が多いですが、休日は観光客が一気に増えるため、体感的な混雑は休日の方が強く感じられることがあります。
- 平日は通勤・通学客が中心で利用者数は安定
- 休日は天候次第で観光客が急増
- 3両編成のため、少しの増加でも車内が混みやすい
利用時の注意点

快適に利用するためには、いくつかのポイントを押さえておくと安心です。
- 平日朝の大船駅はJR乗り換え客で非常に混雑する
- 改札に近い車両は人が集中しやすい
- 比較的空いているのは編成中央付近の車両
- 江の島周辺でイベントがある日は曜日に関係なく混雑する
湘南モノレールの雑学と楽しみ方

湘南モノレールは、混雑状況だけでなく、その構造や歴史を知ることで、より楽しめる路線です。
- 最大勾配74‰という国内屈指の急坂を走行する
- 懸垂式モノレールは全国で2路線のみ
- モノレールとしては珍しくトンネルを通過する
- 車両はすべて人の手で洗浄されている
- かつての自動車専用道路の上空を活用して建設された
まとめ
湘南モノレールは、曜日と時間帯によって混雑状況が大きく変わる路線です。
観光で利用するなら、火曜や水曜の昼間が最も快適で、土日や月曜朝は避けるのが無難です。
事前に混雑傾向を把握しておけば、空中散歩のような独特の乗車体験を、よりゆったりと楽しむことができます。



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