「悟りの窓」で知られる鎌倉・明月院は、アジサイや紅葉の季節ほどではありませんが、年末年始も静かな魅力を持つ人気の寺院です。
この記事では、年末年始の混雑傾向やおすすめの時間帯、初詣シーズンの注意点を中心に、旅行客向けにわかりやすく紹介します。
明月院の基本情報

明月院(めいげついん)は、神奈川県鎌倉市山ノ内にある臨済宗建長寺派の寺院で、別名「あじさい寺」として有名です。
北鎌倉駅から徒歩約10分とアクセスが良く、四季折々の花々や「悟りの窓」を目当てに一年を通じて多くの参拝客が訪れます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名称 | 福源山明月院(ふくげんざんめいげついん) |
| 通称 | あじさい寺 |
| 宗派 | 臨済宗建長寺派 |
| 所在地 | 神奈川県鎌倉市山ノ内189 |
| 拝観時間 | 9:00〜16:00(通常期) |
| 拝観料 | 高校生以上500円、小中学生300円 |
| アクセス | JR横須賀線「北鎌倉駅」から徒歩約10分 |
| 電話番号 | 0467-24-3437 |
年末年始の拝観情報

明月院は年末年始も休まず拝観可能です。
通常期と同じく、拝観時間は9:00〜16:00となります。
夜間の特別拝観やライトアップなどは行われていませんので、夕方以降に訪れる場合は注意が必要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開門時間 | 9:00〜16:00(最終受付15:30頃) |
| 休業日 | なし(年中無休) |
| 拝観料 | 通常期と同様 |
| 御朱印 | 混雑時は「書き置き対応」となる場合あり |
年末年始の混雑状況

年末年始の明月院は、アジサイや紅葉のピークに比べると混雑は落ち着いています。
ただし、北鎌倉駅や周辺道路は鶴岡八幡宮へ向かう初詣客の影響で混み合う傾向があります。
- 境内:
- 比較的静かで、ゆっくり散策が可能
- 参道:
- 多少の列ができることもあるが、入場制限はほぼなし
- 北鎌倉駅:
- 初詣客で混雑するため、時間帯により混みやすい
混雑する時間帯と回避のコツ
観光や参拝の時間帯を工夫すれば、より快適に過ごすことができます。
| 時間帯 | 混雑度 | 備考 |
|---|---|---|
| 9:00〜10:00 | やや空いている | 開門直後。 静かな境内を散策できる |
| 10:00〜12:00 | やや混雑 | 北鎌倉駅周辺が賑わう時間帯 |
| 13:00〜15:00 | 普通 | 午後の参拝客が増えるが、混みすぎることはない |
| 15:00〜16:00 | 落ち着く | 閉門前で人が減る時間帯 |
混雑回避のポイント
- 午前中の早い時間帯に訪れる
- 車ではなくJR横須賀線を利用
- 交通規制情報を事前にチェック(鎌倉市公式サイトなど)
鎌倉エリア全体の混雑傾向
明月院周辺が混雑する最大の理由は、鎌倉全体の初詣需要です。
鶴岡八幡宮には例年200万人以上が訪れるため、鎌倉駅や北鎌倉駅は大晦日の夜から三が日にかけて非常に混雑します。
| 時期 | 混雑状況 | 備考 |
|---|---|---|
| 12月31日夜〜元旦午前 | 非常に混雑 | 鶴岡八幡宮への初詣客が集中 |
| 1月1日〜3日 | 混雑 | 周辺道路・駅ともに人出が多い |
| 1月4日以降 | 落ち着く | 通常の週末程度の人出に戻る |
鎌倉中心部では交通規制が実施されるため、北鎌倉駅から徒歩でアクセスするのが最も確実です。
年末年始の見どころ

アジサイや紅葉がない冬の明月院にも、静寂な美しさがあります。
- 悟りの窓:
- 枯山水庭園を望む円窓から、冬の落ち着いた景色を楽しめます。
- ロウバイ・スイセン:
- 境内では例年1月頃から咲き始め、冬に彩りを添えます。
- ウサギのモチーフ:
- 明月院の「月」にちなみ、境内各所で見つけることができます。
この季節は観光客も比較的少ないため、写真撮影や静かな参拝には最適です。
初詣シーズンの注意点

明月院自体は初詣のメインスポットではありませんが、鶴岡八幡宮の混雑の影響を受けるため注意が必要です。
- 北鎌倉駅周辺での人混み・渋滞
- 御朱印授与の一時的制限(書き置き対応)
- 鎌倉市内の交通規制
- 12月31日23時〜1月1日17時
- 1月2日・3日 9時〜17時
時間に余裕を持って移動しましょう。
まとめ
明月院の年末年始は、アジサイや紅葉シーズンのような混雑はなく、比較的静かな時間を過ごせる穴場です。
ただし、鎌倉全体が初詣客で賑わうため、アクセス面では注意が必要です。
静寂の中で「悟りの窓」を眺めたり、冬の花を愛でるひとときを楽しむのに最適な季節といえるでしょう。


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