この日も仕事終わりに鳥見へ向かいました。
天気は曇りのち雨。小雨が降る中でしたが、いつもの草原をゆっくり歩いて回ります。
雨の日は鳥の動きも控えめになりますが、この日は思わず嬉しくなる出会いが待っていました。
シマセンニュウ

まずは、シマセンニュウです。
ようやく納得できる写真を撮影できました。
正確に言えば初撮影ではありません。
過去にも何度かシャッターは切っているのですが、写っていたのは遠くの草の上にいる小さな点。
自分で撮った写真なのに、「本当にシマセンニュウ?」と思うようなものばかり…。
今回は、まだ距離こそあるものの、双眼鏡をのぞいたときの印象に近い姿を残すことができました。
ここまで長かったですね。
北海道へ来てからというもの、毎日のように囀りだけは聞こえてきます。
「今のは右かな?」
「いや、もう少し奥か?」
そんなことを繰り返しながら探しても、姿はまったく見せてくれません。
こんなにも撮影難易度が高い鳥だったとは思いませんでした。
このまま北海道での仕事が終わるまで、まともな写真を撮れないのでは……と本気で思ったほどです。
だからこそ、この日の一枚は特別な記念になりました。
ノビタキ

続いては、ノビタキです。
見つけた瞬間、思わず「ん?」と二度見してしまいました。
なんと、尾羽がありません。
おそらく換羽の途中なのでしょうが、ここまできれいになくなっている個体を見ると驚きますね。
そういえば、尾羽がない鳥は意外と見かけます。
トビやカラスでも見たことがありますし、以前には尾羽のないエナガを観察したこともありました。
あのときは「そんな姿になるんだ」と妙に感動した記憶があります。
尾羽は飛行中の方向転換やブレーキの役割を担う大切な羽です。
渡りを控えた時期だけに、「この状態で飛びづらくないのかな?」と少し心配になりました。
しかし、当の本人はそんなことを気にする様子もありません。
草地を軽やかに飛び回り、いつも通り採餌していました。
こちらの心配をよそに、たくましく生活している姿を見ると、野鳥の適応力には本当に驚かされます。
まとめ
今回、見られた鳥は以下のとおりです。
| カルガモ | ミサゴ | コヨシキリ |
| マガモ | ハチクマ | エゾセンニュウ |
| アマツバメ | ハイタカ | シマセンニュウ |
| カッコウ | チュウヒ | ムクドリ |
| ツツドリ | トビ | コムクドリ |
| キジバト | オジロワシ | ノビタキ |
| アオバト | ノスリ | ニュウナイスズメ |
| カワラバト | アカゲラ | スズメ |
| ヒクイナ | モズ | ツメナガセキレイ |
| オオジシギ | ハシボソガラス | ハクセキレイ |
| ウミネコ | ハシブトガラス | カワラヒワ |
| オオセグロカモメ | シジュウカラ | アオジ |
| カワウ | ヒバリ | 計40種 |
| アオサギ | ウグイス |
小雨が降る中での鳥見でしたが、この日は印象深い2種に出会うことができました。
何度も声だけ聞いてきたシマセンニュウを、ようやく納得できる距離で撮影できたこと。
そして、尾羽がすっかり抜けた珍しいノビタキを観察できたこと。
どちらも忘れられない出来事になりました。
毎日のように同じ草原を歩いていても、新しい発見があるのが鳥見の面白いところです。
北海道での仕事も終盤に差しかかっていましたが、最後まで楽しませてもらえそうですね。


コメント