靖国神社は、東京都千代田区に位置する由緒ある神社です。
歴史的建造物や展示施設、自然美を楽しめるスポットとして多くの観光客に親しまれています。
本記事では、靖国神社を訪れる際に気になる所要時間の目安や見どころ、効率的な回り方について詳しく紹介します。
靖国神社ってどんなところ?

靖国神社は1869年(明治2年)に創建され、幕末から第二次世界大戦までの戦没者約246万6千柱が祀られています。
境内には本殿、拝殿、神門、大鳥居などの荘厳な建造物が並び、回遊式の神池庭園や展示施設「遊就館」などもあります。
また、春には約500本の桜が咲き誇る花見の名所としても有名です。
所要時間の目安と滞在プラン

靖国神社の滞在時間は、見学スタイルによって異なります。
以下の表は、主なプラン別に所要時間の目安を示したものです。
見学プラン | 所要時間の目安 | 含まれる内容 |
---|---|---|
本殿参拝のみ | 約15〜20分 | 大鳥居〜神門〜拝殿での参拝 |
境内を一通り散策 | 約30〜45分 | 本殿・拝殿に加え、庭園や記念碑、銅像などの見学 |
遊就館も含むフルプラン | 約90〜120分 | 境内散策+遊就館(展示22室、3,000点以上)をじっくり鑑賞 |
正式参拝・祈願参拝 | 約40分 | 事前予約が必要な祈願参拝や慰霊祭など |
各エリアの見どころと時間配分

靖国神社を効率よく回るためには、各エリアにどのくらい時間をかけるかを把握しておくと便利です。
大鳥居・神門・拝殿(約15〜20分)
境内の入口となる第一鳥居は1974年に再建されました。
続く参道の途中には日本初の西洋式銅像「大村益次郎像」、日本最大級の青銅製鳥居(第二鳥居)などがあります。
神門の奥には中門鳥居と拝殿があり、通常ここで参拝を行います。
神池庭園(約10〜15分)
境内奥にある回遊式庭園で、池や四季の草木が美しく整備されています。
中でも、長さ日本一といわれる花崗岩の「直橋」は必見です。
遊就館(約60〜90分)
靖国神社に祀られている御祭神の遺品や手紙、刀剣、甲冑、錦の御旗、歴史的絵画などを展示しています。
館内には22の展示室があり、すべてをじっくり見学する場合は1時間半〜2時間ほどを見ておくのが理想です。
映像ホールでは歴史ドキュメントなどの上映も行われています。
参拝時間とアクセス情報

参拝時間とアクセス情報を紹介します。
参拝時間
月〜月 | 開門時間 | 閉門時間 |
---|---|---|
3月〜10月 | 6:00 | 18:00 |
11月〜2月 | 6:00 | 17:00 |
大晦日(12/31) | 23:30開門(終夜参拝) | – |
※行事や混雑状況により変更される場合があります。
アクセス方法
交通手段 | 最寄駅/停留所 | 所要時間 |
---|---|---|
JR | 飯田橋駅(西口)、市ヶ谷駅 | 徒歩10分 |
地下鉄 | 九段下駅(出口1) | 徒歩5分 |
バス | 九段下停留所 | 徒歩1分 |
車 | 首都高代官町・西神田・飯田橋出口から | 約5分 |
混雑を避けるコツと滞在のポイント

滞在のコツを紹介します。
- 午前中〜14時頃までが比較的空いている時間帯です。
- イベント時(新年祭やみたままつり)は混雑必至のため、時間に余裕を持った訪問がおすすめです。
- 遊就館を見学予定の場合は、開館時間(9:00〜16:30)を事前にチェックしましょう。
- 祈願参拝・慰霊祭は予約制のため、公式サイトで事前確認を。
年間イベントも見逃せない

靖国神社では、年間を通じて多くの行事が行われます。
特に以下の2つは観光客にも人気です。
新年祭(1月1日)
新年を祝う祭典。
奉納儀式や甘酒のふるまい、福引、弓引きなどが行われ、多くの参拝客でにぎわいます。
みたままつり(7月13日〜16日)
3万個の提灯が参道を彩る夏の風物詩。
盆踊りや屋台も立ち並び、幻想的な雰囲気が楽しめます。
まとめ:靖国神社は何時間あれば見学できる?
靖国神社の所要時間は、簡単な参拝であれば20分程度、境内を散策すれば45分、遊就館を含めると最大で2時間ほど見ておくと安心です。
時間に応じて見学プランを組み立てて、充実した訪問を楽しんでください。
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