2025年5月23日、山口での仕事が一段落し、最終日の業務を終えた後、せっかくの機会と思いきって少し観光してきました。
日頃はなかなか足を運べない場所も、出張だからこそ味わえる体験。
今回は、仕事から解放された心と体で巡った名所をご紹介します。
まずは学問の神様、防府天満宮へ

最初に向かったのは、日本最初の天満宮とされる防府天満宮。
学問の神様として有名な菅原道真公をお祀りしており、904年創建という長い歴史が息づいています。
仕事が無事終わった報告とともに、これからの自分の健康や新たな挑戦の成就を祈願してきました。
平日にもかかわらず、参拝に訪れている方がちらほら。
石段を上ると、「道真公が57歳で左遷されたから57段」と教わったエピソードを思い出し、感慨深く境内を歩きます。

春風楼から見下ろす防府の町並みは、どこかやさしく穏やかな風景。

境内の文化財や歴史館、芳松庵も静かな佇まいで、心がスッと落ち着きました。

情報収集&ひと休憩に「防府市まちの駅うめてらす」

参拝を終えた後は、すぐ近くの防府市まちの駅うめてらすへ立ち寄しました。
防府のお土産コーナーで会社用のお土産も吟味。
観光パンフレットを手にしながら、スタッフさんに地元のおすすめも伺いました。
レンタサイクルもできるようなので、もっと自由な時間があれば自転車で町巡りも楽しそうです。

カフェスペースも気になりましたが、この日は観光優先。
休憩所でしばし一息ついた後、次の目的地へ向かいます。
あじさい咲き始めの東大寺別院 周防阿弥陀寺

続いて訪れたのは、奈良・東大寺ゆかりの東大寺別院 周防阿弥陀寺。
もともと東大寺再建の拠点として建立された歴史ある寺院ですが、「あじさい寺」としても有名です。

本格的な見頃はもう少し先でしたが、少しだけ咲き始めた紫陽花たちが控えめな彩りを添えていました。
国宝の鉄宝塔には今回は立ち寄らず、仁王門や境内を静かに歩きながら、仕事の緊張がほぐれるのを感じます。
時折すれ違う参拝者もまた、自分と同じように何かを見つめ直しているようでした。

江戸時代の風情が残る柳井白壁の町並み

最後は柳井白壁の町並みへ。
江戸の町割りが現存する、約200mにわたる美しい白壁の家並みが印象的。

「岩国藩のお納戸」として栄えた歴史を実感できます。
この日は観光客も少なく、タイムスリップしたような静けさの中をのんびり歩きました。
軒下に吊るされた金魚ちょうちんがさりげなく揺れ、柳井の文化風土を感じさせてくれます。

歴史的な建物を眺めつつ、どこか懐かしさを覚えました。
体験施設や資料館は時間の都合で寄れませんでしたが、「次回はもう少し腰を据えて歩きたい」という気持ちになりました。
締めくくりに
短い時間でしたが、山口の歴史や街の景色に身を委ねて、日々の忙しさから一歩離れたリセットのひとときになりました。
そのまま車で愛知の自宅へ。
仕事がきっかけの旅でも、終わりにはこの土地に親しみが生まれているのが不思議です。
山口の奥深さとやさしさに触れられたこのプチトリップ。
歴史や町並みが好きな方は、ぜひ足を運んでみてください。
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