日本一、そして世界一の利用者数を誇る巨大ターミナル「新宿駅」。
通勤・通学客、観光客、買い物客などが一日に数百万人行き交うため、常に混雑しています。
本記事では、年間を通じた混雑時期や時間帯の傾向、平日と休日の違い、季節ごとの特徴、混雑を避けるコツを詳しく解説します。
旅行や観光で新宿を訪れる方は、ぜひ参考にしてください。
新宿駅の概要と特徴

新宿駅は東京都新宿区と渋谷区にまたがる巨大なターミナル駅で、JR、小田急線、京王線、東京メトロ、都営地下鉄など11路線以上が乗り入れています。
1日の平均乗降者数は約350万人で、ギネス世界記録にも認定される世界最大級の交通拠点です。
新宿駅の主な特徴
項目 | 内容 |
---|---|
利用者数 | 約350万人/日(世界最多) |
構造 | JR・私鉄・地下鉄が複雑に連結する多層構造 |
エリア構成 | 東口・西口・南口・新南口・中央東口など多数 |
周辺施設 | ルミネ・NEWoMan・バスタ新宿・東京都庁など |
再開発 | 2046年完了を目指し再開発が進行中 |
西口はビジネス街、東口は繁華街、南口は観光・交通拠点としての機能が集約されており、それぞれで混雑傾向も異なります。
年間を通じて混雑する時期

新宿駅は年間を通して利用者が多いですが、特に以下の時期は観光客や帰省客が増加し、構内・バスタ新宿・改札付近で混雑します。
時期 | 主な理由 | 混雑の特徴 |
---|---|---|
ゴールデンウィーク(4月末〜5月初旬) | 帰省・旅行・観光 | 連休初日・最終日にピーク。 高速バス・特急・在来線が満席に |
お盆(8月中旬) | 帰省・観光・イベント | 午前中と夕方に混雑集中。 地方路線利用者が増加 |
紅葉シーズン(11月下旬〜12月上旬) | 新宿御苑・明治神宮外苑など | 週末・祝日の日中が最も混雑。 御苑周辺の改札は特に混む |
年末年始(12月末〜1月初旬) | 帰省・初詣・初売り | 大晦日〜三が日にかけて終日混雑。 バスタ新宿・駅構内が満員 |
桜シーズン(3月下旬〜4月上旬) | 新宿御苑の花見 | 週末の午前〜午後に混雑。 事前予約制の日もあり注意 |
どの時期も午前10時〜午後3時は観光客、夕方〜夜は買い物や帰宅客で特に混みやすい傾向です。
平日と休日の混雑の違い

新宿駅は、曜日によっても混雑状況が大きく異なります。
平日の混雑傾向
- 朝(7:30〜9:30):
- 通勤・通学ラッシュのピーク。
- 中央線・山手線ホームは特に混雑。
- 昼(10:00〜16:00):
- 観光客や買い物客で適度に混む。
- 夕方(17:30〜19:30):
- 帰宅ラッシュ。
- 改札・乗り換え通路が混み合う。
休日の混雑傾向
- 午前(10:00〜12:00):
- 観光・ショッピング目的の人が増え始める。
- 午後(12:00〜18:00):
- 最も混雑する時間帯。
- 新宿御苑やデパートが賑わう。
- 夜(18:00〜21:00):
- 食事・映画・夜景などを楽しむ人で再び混雑。
平日はラッシュの集中型、休日は終日混雑型という違いが見られます。
季節別の混雑傾向

春(3月〜4月)|桜と新生活で混み合う
新宿御苑の桜が見頃を迎える3月下旬〜4月上旬は、花見客が集中します。
また、入学・転勤シーズンで通勤客も増加。
週末午前〜午後が最も混雑。
夏(7月〜8月)|お盆と観光ラッシュ
お盆休み期間中は、帰省・旅行客でバスタ新宿・JRホームともに大混雑。
出発日は午前、Uターンは午後がピーク。
秋(10月〜11月)|紅葉と観光シーズン
新宿御苑や明治神宮外苑の紅葉で観光客が増えます。
週末・祝日の午前10時〜15時頃が最も混みます。
冬(12月〜1月)|年末年始の特需
帰省ラッシュ、カウントダウンイベント、初詣・初売りで一年で最も混雑。
12/28〜1/3の昼間と深夜は終日混雑します。
特に混雑する場所と時間帯

新宿駅構内は広大で、場所によって混雑の特徴が異なります。
場所 | 混雑する時間帯 | 傾向 |
---|---|---|
改札付近(中央東口・南口) | 朝夕ラッシュ・休日午後 | 通勤・買い物客が集中 |
バスタ新宿 | 連休初日・最終日、午前・夕方 | 高速バス利用者で大混雑 |
JR中央線・山手線ホーム | 平日7:30〜9:30 | 通勤客で満員電車状態 |
新宿御苑方面改札 | 桜・紅葉シーズン | 観光客が集中 |
ルミネ・NEWoMan周辺 | 土日祝日昼〜夕方 | 買い物・食事客で混む |
混雑を避けるためのコツ

混雑を少しでも回避したい場合は、以下の方法が有効です。
時間帯をずらす
朝は9:30以降、夜は19:30以降が比較的空いています。
土日も開店直後(10時前後)や閉店間際(20時以降)が狙い目です。
地下ルートを活用する
地上よりも地下街の方がスムーズに移動できる場合があります。
「サブナード」や「新宿ミロード地下通路」などをうまく使うと、人混みを避けられます。
リアルタイム情報を確認する
各鉄道会社や駅公式サイトでは、混雑状況や運行情報をリアルタイムで発信しています。
特に連休時期は、事前の情報収集が混雑回避の鍵です。
まとめ
新宿駅は、世界最大級のターミナルとして一年を通して混雑します。
特に、ゴールデンウィーク・お盆・年末年始・桜・紅葉の季節は観光や帰省の利用者が集中し、構内の移動にも時間がかかります。
混雑を避けるには、時間帯や利用ルートを工夫し、リアルタイム情報を活用することが重要です。
訪れる際は、余裕を持ったスケジュールで安全に行動しましょう。
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