東京を代表する観光スポット、浅草寺。
雷門の迫力、仲見世通りの賑わい、そして荘厳な本堂は、訪れる人々を魅了してやみません。
しかし、初めて浅草寺へ行く方にとって、
「どうやって行けばいいの?」
「駐車場はどこ?」
といった疑問も多いはず。
この記事では、浅草寺へのアクセス方法を、電車、バス、車、そしてバリアフリー情報まで、徹底的に解説します。
電車・地下鉄が断然便利!浅草駅からのアクセス

浅草寺へのアクセスは、なんといっても電車・地下鉄が一番便利でおすすめです。
複数の路線が乗り入れる「浅草駅」が最寄りとなり、どの路線を利用しても浅草寺までは徒歩圏内。
浅草駅、実は複数あるって知ってた?
「浅草駅」と一口に言っても、実はいくつかの駅が存在します。
雷門や本堂へのアクセスが最もスムーズなのはどの駅のどの出口か、詳しく見ていきましょう。
- 東京メトロ銀座線「浅草駅」:
- 雷門に一番近いのがこの駅!
- 2番または3番出口を出れば、雷門までなんと徒歩約2分。
- 改札を出てすぐに観音通りに出られるので、初めての方でも迷う心配が少ないのが嬉しいポイントです。
- 本堂までは徒歩約5分が目安です。
- 都営地下鉄浅草線「浅草駅」:
- 銀座線と同じ駅舎を利用しており、A4出口から雷門まで徒歩2〜3分程度。
- 浅草寺への最速ルートの一つと言われています。
- 本堂までは徒歩約5分が目安です。
- 東武スカイツリーライン「浅草駅」:
- 東京スカイツリーと浅草寺を一緒に観光するならこの路線が便利!
- 中央口から出て雷門まで徒歩2〜3分で到着します。
- 本堂までは徒歩約5分です。
- つくばエクスプレス「浅草駅」:
- 他の路線に比べると浅草寺からは少し距離があり、A1出口から雷門まで徒歩約8分。
- 本堂までは約10分程度かかりますが、浅草の街並みを楽しみながら散策したい方にはおすすめです。
徒歩移動の魅力:浅草の街並みを楽しもう!
浅草駅から浅草寺への徒歩移動は、移動費用がかからないだけでなく、何よりも浅草の活気ある雰囲気を肌で感じられるのが魅力です。
雷門をくぐり、お土産屋さんや食べ物屋さんがひしめく仲見世通りを歩き、宝蔵門を抜けて本堂へ向かうルートは、浅草寺ならではの伝統的な参拝体験。
道中には見どころがたくさんありますよ。
路線名 | 最寄りの浅草駅 | おすすめ出口 | 雷門までの所要時間 | 本堂までの所要時間 |
---|---|---|---|---|
東京メトロ銀座線 | 浅草駅 | 2番/3番出口 | 約2分 | 約5分 |
都営地下鉄浅草線 | 浅草駅 | A4出口 | 約2〜3分 | 約5分 |
東武スカイツリーライン | 浅草駅 | 中央口 | 約2〜3分 | 約5分 |
つくばエクスプレス | 浅草駅 | A1出口 | 約8分 | 約10分 |
バスでのアクセス:荷物が多い日や雨の日も安心

浅草寺へのアクセスは徒歩が一般的ですが、小さなお子さん連れや荷物が多い方、雨の日などはバスの利用も便利です。
バス利用のメリット・デメリット
バスの最大の利点は、駅から浅草寺までほぼ歩かずにアクセスできる点です。
特に、地下鉄・浅草線の「浅草雷門南」バス停から「二天門」バス停までバスを利用すれば、約3分という短時間で到着します。
この「二天門」は、雷門や仲見世通りの混雑を避ける裏門としても使えるので、混雑回避の選択肢としても有効です。
ただし、バスは渋滞の影響を受けやすいというデメリットもあります。
時間に余裕を持った計画を立てましょう。
また、「浅草雷門」バス停のように複数の路線が乗り入れる主要なバス停では、時間帯によって乗り場が変わることもあるので、事前にアプリなどで確認することをおすすめします。
- 主要バス停と路線例:
- 浅草雷門南(都営バス):
- 「池袋駅東口行」のバスに乗車し、「二天門」バス停で下車。
- 所要時間約3分、料金は大人210円です。
- 浅草雷門(都営バス23区、めぐりん、京成バス東京):
- 複数の路線が乗り入れています。
- 雷門前(台東区コミュニティバス「東西めぐりん」)
- 浅草雷門(台東区コミュニティバス「ぐるーりめぐりん」)
- 浅草雷門南(都営バス):
車でのアクセスと駐車場情報:計画的な利用がカギ!

浅草寺には専用駐車場がないため、車で訪れる場合は周辺のコインパーキングなどを利用することになります。
特に休日やイベント時は非常に混雑するので、事前の計画が重要です。
浅草周辺の駐車場事情と利用術
浅草周辺の駐車場は、休日やイベント時にはすぐに満車になり、入庫までに長時間待つことも珍しくありません。
駐車料金も平日と休日で大きく異なり、休日は割高になる傾向があります。
特に注意したいのが「最大料金」の適用。
多くの駐車場では、週末に最大料金が適用されなかったり、非常に高額に設定されている場合があります。
長時間滞在を予定している場合は、この点に注意が必要です。
そこでおすすめなのが、akippa(アキッパ)のような事前予約サービスです。
事前に料金が確定し、特に週末でも日貸しの最大料金が提供されるため、安心して利用できます。
主要駐車場のご案内
- 台東区雷門地下駐車場:
- 特徴:
- 雷門に最も近い大規模な公共地下駐車場(197台収容)。
- ハイルーフ車も駐車可能です。
- 料金:
- 7:00~23:00は最初の30分が400円、以降15分ごとに200円。
- 平日のみ3時間以上12時間まで2400円の上限割引があります。
- 注意点:
- 休日は非常に混雑しやすく、すぐに満車になります。
- クレジットカードは利用できません。
- 特徴:
- 予約可能なakippa駐車場(例):
- アイルカナーレ浅草駐車場:
- 浅草寺より徒歩5分。
- 24時間営業。
- 屋根付きで安心。
- 【24時間営業】ホテルMONday浅草:
- 浅草寺より徒歩6分。
- 軽自動車限定の予約駐車場。
- 【09:45〜21:30】エキミセ駐車場:
- 浅草寺より徒歩6分。
- 機械式(有人)駐車場。
- アイルカナーレ浅草駐車場:
- その他の周辺コインパーキング:
- リパーク、タイムズなど多数あります。
- 料金体系は多様なので、利用前に必ず確認しましょう。
駐車場名 | 浅草寺からの徒歩分数 | 営業時間 | 普通料金(例) | 最大料金(平日/休日、時間帯別など) | 収容台数 | 予約可否 |
---|---|---|---|---|---|---|
台東区雷門地下駐車場 | 雷門より徒歩すぐ | 7:00〜23:00 | 30分¥400, 15分毎¥200 | 平日のみ3時間以上12時間迄¥2400 | 197台 | 不可 |
アイルカナーレ浅草駐車場 | 5分 | 24時間 | 平日15分¥102, 土日祝15分¥204 | 平日¥1721/日, 土日祝¥2852/日 | – | 可能 |
ホテルMONday浅草 | 6分 | 24時間 | – | ¥980〜/日 | – | 可能 |
バリアフリーでのアクセスと参拝:車椅子でも安心!

浅草寺は、車椅子での参拝が可能なバリアフリー対応の寺院です。
車椅子での参拝ルートと境内のバリアフリー状況
- 雷門から仲見世:
- 雷門は混雑していますが、横の歩道を通行できます。
- 仲見世通りは路面がフラットで、車椅子での通行に問題ありません。
- お店の販売台も低く設定されていることが多いです。
- 宝蔵門:
- 段差がなく、そのままくぐって境内へ進めます。
- 本堂:
- 本堂の左側にエレベーターがあります。
- 大きなサインがあるので見つけやすいでしょう。
- エレベーターで本堂フロアに上がると、段差のないスロープでスムーズに参拝できます。
- 多目的トイレ:
- 浅草寺境内には、「浅草寺宝蔵門横公衆トイレ」と「浅草寺 公衆トイレ(北)」の2カ所に多目的トイレが設置されています。
- 車いす用手すり、おむつ替えシート、ベビーチェアが完備されています。
混雑時のバリアフリー参拝の注意点
バリアフリー設備は整備されていますが、お祭りや正月などの大混雑日は、車椅子での参拝は推奨されていません。
通常の人出の日であれば問題なく参拝可能です。
混雑回避のポイント(後述)は、バリアフリーで参拝する方にとっても特に重要です。
混雑を避けて快適にアクセスする要点

浅草寺は人気の観光地なので、時間帯によっては非常に混雑します。
快適に参拝するための方法を簡単にご紹介します。
時間帯・曜日別の混雑傾向と推奨される訪問時間
浅草寺が最も混雑するのは12:00〜15:00の昼間です。
この時間帯を避けるのが賢明です。
- 早朝(開門~9:00):
- 人が少なく、静かにお参りできます。
- 落ち着いた雰囲気を楽しみたい方におすすめ。
- 御朱印やお守りの購入も狙い目です。
- 夜間(18:00以降):
- 日中の混雑が落ち着き、ライトアップされた幻想的な浅草寺の景色を楽しめます。
- 平日:
- 土日祝日は混雑しがちですが、平日は比較的空いています。
- 特に火曜日・水曜日・木曜日は人が少なめです。
雷門・仲見世通りを避ける裏道・裏門の活用法
雷門や仲見世通りは常に混雑しているので、スムーズな参拝を優先するなら裏道・裏門の利用を検討しましょう。
- 二天門または駒形堂から入る:
- 人が少なく、待ち時間なく本堂に向かえます。
- 浅草寺北側から入る(花やしき方面からアクセス):
- 仲見世通りを通らずに参拝できるルートです。
- 仲見世通りの脇道を利用する:
- 西側の「伝法院通り」や東側の「馬道通り」を利用すると、混雑を避けてスムーズに本堂まで行けます。
時期・イベント | 予想される混雑度(待ち時間など) | 混雑回避のポイント |
---|---|---|
1月1日~1月7日 (正月) | 1時間~2時間以上 | 三が日は特に混雑。時間をずらす、または7日以降に訪れる。 |
毎週末・祝日 | 30分~1時間程度 | なるべく午前中の早い時間に訪れる。 |
浅草寺の基本情報

- 境内入場:
- 24時間可能
- ライトアップ:
- 日没から23時頃まで毎日実施
- 本堂開堂時間:
- 4月~9月は午前6時~午後5時
- 10月~3月は午前6時30分~午後5時
- ご祈祷・ご回向:
- 毎日定時に3回の法要(朝座、昼座、夕座)が行われます。
- 受付時間は開堂時間から閉堂時間まで。
まとめ
浅草寺へのアクセスは、電車・地下鉄が最も便利ですが、バスや車も状況に応じて有効な選択肢となります。
特に車の場合は、事前の駐車場予約が非常に重要です。
また、バリアフリー対応も進んでいますが、混雑時には注意が必要です。
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