新富士駅は、富士山観光の玄関口として利用される東海道新幹線の単独駅です。
停車する列車は「こだま」のみで、駅構造や設備の位置も比較的シンプルなため、事前におすすめの号車を知っておくことで移動がかなり楽になります。
この記事では、新富士駅での乗車・下車がしやすい号車や、目的別におすすめの車両を旅行者向けに詳しく解説します。
新富士駅の基本情報

新富士駅は東海道新幹線専用駅で、在来線との接続がありません。
駅規模は小さめですが、その分、設備の位置を把握しておくことが重要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県富士市川成島 |
| 開業日 | 1988年3月13日 |
| 駅構造 | 高架駅・2面2線(通過線あり) |
| 停車列車 | こだまのみ |
| 在来線接続 | なし(JR富士駅まで約2km) |
新富士駅で乗車しやすいおすすめ号車

新富士駅では、改札階とホームを結ぶ主要な動線が限られています。
そのため、号車選びで歩く距離や乗車のしやすさが大きく変わります。
エスカレーター・エレベーターに近い号車
改札から最短距離でホームに上がれる位置は、上り・下り共通でほぼ同じです。
- 12号車付近
- 11号車も比較的近い
この付近にはエスカレーター、階段、エレベーターが集中しており、大きな荷物がある方や移動を最小限にしたい方に最適です。
自由席を利用する場合の注意点
新富士駅に停車するこだま号の自由席は、通常1〜3号車です。
- 自由席は1〜3号車
- 12号車付近の設備からはかなり遠い
自由席を利用する場合は、ホーム上を長く歩く必要があるため、時間に余裕を持って移動することが重要です。
富士山の景色を楽しみたい人におすすめの座席位置

新富士駅を通過する区間は、富士山がよく見えることで知られています。
座席位置を意識すると、車窓からの景色をより楽しめます。
富士山が見えやすい座席
東海道新幹線の、富士山が見えやすい座席は以下のとおりです。
- 下り(東京 → 名古屋・新大阪):
- E席
- 上り(新大阪・名古屋 → 東京):
- E席
天候に左右されますが、新富士駅前後は特に見晴らしが良い区間です。
荷物が多い旅行者におすすめの号車

旅行でスーツケースを持っている場合は、駅設備と車内設備の両方を考慮する必要があります。
駅設備を重視する場合
- 12号車付近
エレベーターが近いため、重い荷物を持っての移動が楽になります。
車内の荷物スペースを重視する場合
- 普通車指定席やグリーン車の最後部座席
- 6号車、9号車、13号車、15号車のデッキ付近
特大荷物を持ち込む場合は、事前予約が必要な座席もあるため注意が必要です。
静かに過ごしたい人・作業したい人向けの号車

移動中にゆっくり休みたい方や、作業をしたい方にも号車選びは重要です。
比較的静かな号車
- 11号車、12号車(普通車指定席)
- 8〜10号車(グリーン車)
人の出入りが少なく、落ち着いた環境になりやすいです。
仕事向けの車両
- 7号車(S Work車両・指定席)
パソコン作業やタイピングが許容されている車両で、仕事目的の利用に向いています。
新富士駅ホームの設備と注意点

新富士駅のホームは設備が最小限のため、事前準備が重要です。
- トイレ、多機能トイレあり
- 待合室、自動販売機あり
- ホーム上に売店なし
飲み物や食事は、改札外のベルマートキヨスクで購入してからホームに上がるのがおすすめです。
到着駅別に見る下車しやすい号車

新富士駅から主要駅へ向かう旅行客向けに、到着後の移動が楽になる号車の目安を紹介します。
東京駅で下車する場合
東京駅は非常に広く、改札や乗り換え口の位置によって便利な号車が異なります。
- 8〜11号車付近:
- 中央のりかえ口・丸の内方面
- 3〜6号車付近:
- 南のりかえ口・京葉線方面
- 16号車付近:
- 日本橋口
在来線への乗り換えを優先する場合は、8〜11号車付近が最も使いやすい選択です。
名古屋駅・新大阪駅で下車する場合
名古屋駅や新大阪駅もホームが長いため、出口に近い号車を選ぶことが重要です。
- 名古屋駅(東側・在来線):
- 1〜4号車
- 名古屋駅(太閤通口・近鉄):
- 12〜16号車
- 新大阪駅(在来線乗り換え):
- 4〜7号車
- 新大阪駅(地下鉄):
- 2〜4号車
まとめ
新富士駅で東海道新幹線を利用する場合は、12号車付近を基準に考えると失敗しにくいです。
エスカレーターやエレベーターが集中しており、乗車・下車ともにスムーズです。
一方、自由席を利用する場合は1〜3号車までの移動距離が長くなるため、時間に余裕を持つことが大切です。
目的に合わせて号車を選ぶことで、新富士駅での新幹線利用がより快適になります。



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