福島駅は、東北新幹線と山形新幹線が分岐・合流する重要なターミナル駅です。
山形新幹線「つばさ」を利用する旅行客にとって、どの号車を選ぶかは移動のしやすさや車内の快適さに直結します。
この記事では、福島駅の構造を踏まえつつ、乗車・下車が楽な号車や、静かに過ごしたい人、荷物が多い人に向けたおすすめ号車を詳しく解説します。
福島駅と山形新幹線の基本情報

福島駅は福島県福島市の中心駅で、県内最大級の利用者数を誇ります。
山形新幹線は福島駅で東北新幹線と連結・切り離しを行うため、他駅とは異なる特徴があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 福島県福島市栄町1-1 |
| 乗り入れ新幹線 | 東北新幹線、山形新幹線 |
| 在来線・私鉄 | 東北本線、奥羽本線、阿武隈急行、福島交通飯坂線 |
| 新幹線ホーム | 2階・11〜14番線 |
福島駅の新幹線ホーム構造と注意点
福島駅の新幹線ホームは2階にあり、山形新幹線「つばさ」は上下列車ともに14番線を使用します。
東京方面から来る場合も、山形方面から来る場合も、同じホームに発着する点が特徴です。
- 山形新幹線は11号車〜17号車の7両編成
- 11号車がグリーン車、12〜17号車が普通車指定席
- 福島駅では「やまびこ」との連結・切り離しが行われる
連結作業の影響で、特定の号車付近は人の移動が多くなりやすいため、目的に応じた号車選びが重要です。
乗り換え・移動を重視する人におすすめの号車

福島駅での改札への移動や、在来線・私鉄への乗り換えを重視する場合は、昇降設備に近い号車が便利です。
- 12号車付近
- 13号車付近
これらの号車付近には、エスカレーター・階段・エレベーターが集約されており、ホームからコンコースへの移動距離が短くなります。
スーツケースを持っている旅行客や、乗り換え時間が短い場合に特におすすめです。
新庄・山形方面で下車しやすい号車

山形新幹線の終点方面である山形駅や新庄駅では、改札やエレベーターが東京寄りに配置されているケースが多いです。
- 11号車
- 12号車
11号車はグリーン車ですが、改札に最も近く移動距離を抑えられます。
普通車を利用する場合は、12号車を選ぶと下車後の移動がスムーズです。
静かに過ごしたい人に向いている号車

福島駅では連結・切り離しの関係で、連結部付近は人の往来が増えがちです。
落ち着いた車内環境を求める場合は、以下の位置がおすすめです。
- 14〜16号車の中央付近
- 連結部分から離れた座席
これらの号車は乗降客の移動が比較的少なく、観光の移動中にゆったり過ごしたい人に向いています。
荷物が多い旅行客におすすめの座席

山形新幹線には特大荷物専用スペースの事前予約制度はありません。
そのため、大型スーツケースを持つ場合は座席選びが重要になります。
- 各号車の最後列座席
- 11号車または12号車の最後列
最後列は座席後方にスペースがあり、スーツケースを置きやすいのが特徴です。
ただし人気が高いため、早めの予約を心がけましょう。
車内設備と車両タイプの違い

山形新幹線では新型車両E8系への置き換えが進んでいます。
車両によって快適性に違いがあります。
- E8系は全席にコンセントあり
- E3系はコンセント配置にばらつきあり
- 車内Wi-Fiは利用可能だが、山間部では不安定な場合あり
充電を重視する場合は、E8系の列車を選ぶか、E3系では窓側席や最後列を選ぶと安心です。
仕事や作業をしたい人向けの号車

移動時間を仕事や作業に使いたい場合は、静かさと座席の広さが重要になります。
- 11号車(グリーン車)
- 普通車なら比較的静かな中間号車
グリーン車は座席が広く、周囲も落ち着いているため、PC作業や読書に向いています。
まとめ
福島駅で山形新幹線を利用する場合、多くの旅行客には12号車または13号車がおすすめです。
昇降設備に近く、乗り換えや移動が非常にスムーズになります。
一方で、静かに過ごしたい人は中間号車、荷物が多い人は最後列座席を選ぶなど、目的に応じて号車を選ぶことで移動の快適さは大きく変わります。
福島駅の構造を理解した上で、自分の旅程に合った号車を選んでみてください。



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