ジッパ・ディー・ドゥー・ダー・ジッパ・ディー・エイ♪
スプラッシュ・マウンテンは、東京ディズニーランドでも屈指の人気を誇るアトラクションですが、その世界観は「映画の物語」と「エリアの歴史」という2つのストーリーで構成されていることをご存じでしょうか。
この記事では、スプラッシュ・マウンテンのバックグラウンドストーリー(BGS)をはじめ、クリッターカントリー誕生の歴史やビーバーブラザーズの活躍、映画『南部の唄』との関係まで、インパ前に知っておきたい見どころを分かりやすく解説します。
スプラッシュ・マウンテンのBGSは「2つの物語」でできている

スプラッシュ・マウンテンを理解するうえで最も重要なのが、「アトラクション」と「エリア」の設定が別々に存在することです。
アトラクション内で描かれる物語は映画『南部の唄』のうさぎどんたちの冒険がベースですが、クリッターカントリー自体には独自の歴史が用意されています。
この二層構造を知るだけで、アトラクションの見え方が大きく変わります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アトラクションの物語 | 映画『南部の唄』のうさぎどんの冒険 |
| エリアのBGS | クリッターたちが暮らす国の歴史 |
| 主人公 | アトラクションはうさぎどん、BGSではビーバーブラザーズが中心 |
クリッターカントリー誕生の歴史

現在スプラッシュ・マウンテンがある山は、もともと「チカピンヒル」という穏やかな丘でした。
しかし、ある事件をきっかけに現在の姿へと変わります。
チカピンヒルとビーバーブラザーズ
チカピンヒルの名前は、山頂にある大きな木がニワトリのトサカのように見えたことに由来します。
この地で活躍していたのが、建築の名人であるビーバーブラザーズです。
兄クラレンスと弟ブリュースターは、クリッターたちの暮らしを豊かにするため巨大なダムを建設しました。
ラケッティの失敗が山の運命を変えた
一方、アライグマのラケッティは自宅で密造酒を作っていました。
ところが蒸留器が大爆発し、その衝撃でダムが決壊。
大量の水がチカピンヒルへ流れ込み、美しい丘は「水しぶきの山(スプラッシュ・マウンテン)」へと姿を変えたのです。
その激しい水流を見たビーバーブラザーズは、丸太を水で運ぶ仕組みを思いつきました。
現在ゲストが乗る丸太ボートは、この木材運搬システムの実験という設定になっています。
| 出来事 | 内容 |
|---|---|
| 昔の山 | チカピンヒル |
| 建築家 | ビーバーブラザーズ |
| 事件 | ラケッティの蒸留器が爆発 |
| 結果 | ダム決壊でスプラッシュ・マウンテン誕生 |
| 丸太ボート | 木材運搬実験のために流れている |
クリッターカントリーで見つけたいBGSスポット

エリア内には、クリッターたちが実際に暮らしていることを感じられる演出が数多く隠されています。
グランマ・サラのキッチン
現在はレストランですが、もともとはクリッターたちの集会所でした。
誰も集まらず困っていたサラおばあさんは、「料理を出せばみんな来る」と考え、食堂へ改装したという設定です。
建物にも面白い仕掛けがあります。
- レストランを建築したのはビーバーブラザーズ
- 1階は建築初心者時代のため歪んだ造り
- 2階は経験を積んだ後に増築されたため美しい仕上がり
- 煙突の煙は料理開始の合図
- 1階には建物を支える「抜いてはいけない石」がある
ラクーンサルーン
ラケッティは密造酒事件を反省し、現在はラクーンサルーンを経営しています。
現在販売しているのはソフトドリンクで、悪事を改めて真面目に働いているという後日談まで設定されています。
動物たちの家を探してみよう
クリッターカントリーの地面には、小さな足跡が続いています。
足跡をたどると動物たちの家へ行き着き、屋根の風見鶏を見ると誰が住んでいるかまで分かります。
また、ビーバーブラザーズは現在も「ビーバーブラザーズのカヌー探検」を運営しており、事務所には「信用を築く」というモットーが掲げられています。
さらに、スタンバイ列では右側の岩穴がくまどんの家という設定になっており、うさぎどんの痕跡もアトラクション内の各所で見ることができます。
映画『南部の唄』が描くスプラッシュ・マウンテンの物語

アトラクション本編は、映画『南部の唄』のアニメーションパートだけを再構成したストーリーです。
主人公は冒険好きなうさぎどん。
退屈な毎日を飛び出して旅に出ますが、きつねどんとくまどんに何度も追いかけられます。
旅の途中では罠にかかったり捕まったりと災難続きですが、そのたびに知恵を使って切り抜けていきます。
最大の見せ場は大落下
物語の終盤、うさぎどんはついに捕まってしまいます。
そこで「何をされてもいいけれど、いばらの茂みだけには投げないで」と懇願します。
怒ったきつねどんは、その願いとは逆にうさぎどんをいばらの茂みへ投げ込みます。
しかし、その場所こそがうさぎどんの故郷「ブライアーパッチ」でした。
アトラクション最大の落下シーンは、この場面を再現しています。
最後は仲間たちと再会し、「ジッパ・ディー・ドゥー・ダー」を歌いながら物語はハッピーエンドを迎えます。
| 場面 | 内容 |
|---|---|
| 旅立ち | うさぎどんが家を飛び出す |
| 追跡 | きつねどん・くまどんに追われる |
| クライマックス | ブライアーパッチへ投げ込まれる |
| 大落下 | ブライアーパッチへ落ちる場面を再現 |
| エンディング | 仲間たちと再会し歌で締めくくる |
まとめ
スプラッシュ・マウンテンの世界は、映画『南部の唄』の物語と、クリッターカントリー独自のバックグラウンドストーリーが重なり合って完成しています。
ビーバーブラザーズが築いたダムや、ラケッティが起こした大洪水、グランマ・サラのキッチンの建築秘話などを知ってから歩くと、何気なく通り過ぎていた景色にも新たな発見があるでしょう。
次回クリッターカントリーを訪れた際は、丸太ボートに乗るだけでなく、足跡や建物、看板など細かな演出にもぜひ注目してみてください。



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