みなさん、こんにちは。
タワーオブテラーのBGS(background story)へようこそ。
1899年12月31日。
ニューヨーク随一の大富豪、ハリソン・ハイタワー3世は、アフリカから持ち帰った奇妙な偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」を手に、ホテル最上階のエレベーターへ乗り込みました。
しかしその直後、緑色の雷鳴とともにエレベーターは急落下。
彼は、この世から忽然と姿を消したのです。
残されたのは、帽子と、不気味に笑う偶像だけ──。
この記事では、タワー・オブ・テラーの登場人物や裏設定などを紹介したあと、秘密の“生贄説”まで詳しく解説します。
「その夜、彼は行方不明となりました」タワー・オブ・テラーの物語概要

タワー・オブ・テラーの舞台は、1912年のニューヨークです。
現在、ホテル・ハイタワーはニューヨーク市保存協会によって管理されており、ゲストは「ミステリーツアー」の参加者として館内へ案内されます。
しかし、このホテルには誰も触れたがらない過去がありました。
1899年12月31日。
ホテル創設者であるハリソン・ハイタワー3世が、シリキ・ウトゥンドゥを持ったまま失踪したのです。
保存協会の案内でも、次のように語られています。
「1899年12月31日、ハイタワー3世はホテルで記者会見を開き、アフリカの秘境で手に入れたシリキ・ウトゥンドゥと呼ばれる奇妙な偶像を公開しました。そしてその夜、彼は行方不明となりました。」
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 舞台 | 1912年のニューヨーク |
| ホテル名 | ホテル・ハイタワー |
| 失踪事件 | 1899年12月31日に発生 |
| 呪いの原因 | シリキ・ウトゥンドゥ |
| 運営団体 | ニューヨーク市保存協会 |
「呪いの偶像だと? 馬鹿馬鹿しい」主要登場人物を解説

タワー・オブ・テラーの恐怖は、個性的な登場人物たちによって作られています。
それぞれの背景を知ると、アトラクション中のセリフや演出の意味が大きく変わります。
ハリソン・ハイタワー3世
世界中から秘宝を集めた大富豪であり、ホテル・ハイタワーの創設者です。
しかし彼は“探検家”というより、略奪者に近い存在でした。
危険を楽しみ、他者を見下し、自分の欲望を最優先する人物だったのです。
- 強欲で傲慢な性格
- 世界各地から財宝を略奪
- シリキ・ウトゥンドゥを奪った張本人
- 1899年12月31日に失踪
記者会見では、呪いを完全に嘲笑していました。
「呪いの偶像だと? 馬鹿馬鹿しい」
しかし後に、彼自身が誰よりも呪いを恐れる存在となります。
アーチボルト・スメルディング
ハイタワー3世に仕える執事です。
20か国語を操る天才であり、主人の危険性も、シリキ・ウトゥンドゥの恐ろしさも理解していました。
- ハイタワー3世の執事
- 非常に知的で計算高い人物
- 呪いの危険性を理解していた
- 主人に最後まで警告した
ベアトリス・ローズ・エンディコット
ニューヨーク市保存協会の会長です。
ホテル解体を阻止し、現在のミステリーツアーを主催しています。
- ホテル保存運動の中心人物
- ミステリーツアーを企画
- 「ハイタワー3世は反省している」と主張
しかし、本当にただの保存活動なのでしょうか。
その真意には、現在も多くの謎が残されています。
コーネリアス・エンディコット3世
ベアトリスの父であり、ハイタワー家最大のライバルです。
幼少期からハイタワー3世との因縁を抱えていました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | コーネリアス・エンディコット3世 |
| 職業 | USスチームシップカンパニー社長 |
| 関係 | ハイタワー家の宿敵 |
| 過去 | 学生時代にハイタワー3世からいじめを受けた |
S.S.コロンビア号のオーナーと言ったほうが伝わりやすいかもしれませんね。
「世界中の珍しいものを集める事に心を奪われ…」ハイタワー3世の過去

ハイタワー3世は若い頃から問題人物でした。
名門スノッピングトーン校では後輩を執拗にいじめ、退学処分となっています。
その後はイギリス軍に入隊しますが、やがて世界中で略奪を繰り返すようになりました。
世界各地で行われた略奪
彼は「遠征」と称し、貴重な文化財を次々と奪っていきます。
特にコンゴ川遠征は、後の悲劇へ直結する出来事でした。
- エジプトから巨像を略奪
- インドからタマスの像を持ち帰る
- カンボジアで捕らえられ拷問を受ける
- コンゴ川でシリキ・ウトゥンドゥを奪う
彼は後に、自らこう語っています。
「世界中の珍しいものを集める事に心を奪われ、我が身の破滅を招いてしまったのだから」
ホテル・ハイタワー誕生の裏側
ホテル・ハイタワーは、ハイタワー3世自身が設計しました。
そのため建築様式が統一されておらず、不気味で異様な外観になっています。
最上階が「ハンマー型」なのも、自室を広くするため無理やり増築した結果でした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 建築デザイン | ハイタワー3世本人 |
| 特徴 | 様々な建築様式が混在 |
| 最上階 | 無理やり増築された |
| 資金源 | ファラオ探検家クラブの影響力 |
「シリキ・ウトゥンドゥの目が!」呪いの偶像の正体

シリキ・ウトゥンドゥは、コンゴ川流域のムトゥンドゥ族に伝わる呪いの偶像です。
単なる装飾品ではなく、強力な呪術が込められているとされています。
ハイタワー3世は、この偶像を“盗んだ”ことで呪いを受けることになりました。
シリキ・ウトゥンドゥの6つのルール
偶像には絶対に破ってはいけない掟があります。
しかしハイタワー3世は、そのほとんどを無視していました。
- 火気を近づけてはいけない
- 雨や風にさらしてはいけない
- 屋内で不適切に保管してはいけない
- 放置してはいけない
- 密閉してはいけない
- 他人へ譲渡してはいけない
特に重要なのは、「敬意を払うこと」です。
しかし彼は、偶像を前にして笑いながら葉巻の火を押し付けました。
その瞬間、呪いは完全に発動したのかもしれません。
「私と同じ運命になるぞ」1899年12月31日の失踪事件

運命の日、ハイタワー3世はホテルで記者会見を開きます。
そこで彼は、シリキ・ウトゥンドゥの呪いを公然と嘲笑しました。
しかし、その数時間後、悲劇が起きます。
呪いが発動した瞬間
深夜23時50分頃。
スメルディングは必死に警告しました。
しかしハイタワー3世は、その忠告を無視します。
そして偶像に葉巻の火を押し付け、そのままエレベーターへ乗り込みました。
- 深夜23時50分頃に警告を受ける
- 偶像に葉巻の火を押し付ける
- 午前0時に緑色の雷が発生
- エレベーターが急落下
- 中には帽子と偶像だけが残されていた
この事件こそ、タワー・オブ・テラー最大の謎です。
「これ以上先に行ってはならん。私と同じ運命になるぞ」
「二度と戻ってくるな」ミステリーツアーの本当の目的とは?

1912年、ニューヨーク市保存協会はホテル内部を巡る「ミステリーツアー」を開始しました。
表向きは歴史的建造物を保存するためですが、ファンの間ではある恐ろしい説が語られています。
生贄説が生まれた理由
最大の理由は、シリキ・ウトゥンドゥの性質です。
偶像は「正しく盗まれる」「正しく受け継がれる」必要があると言われています。
つまり、新たな“所有者”が必要なのではないかという考察です。
- シリキ・ウトゥンドゥは受け継ぎを必要とする
- スメルディングがツアーを止めない
- ハイタワー3世を救う方法が隠されている可能性
- ツアー客が“新たな生贄”ではないかという考察
そして落下後、ハイタワー3世は最後にこう警告します。
「諸君は助かった、だが気を付けろ。恐怖への誘惑に取り憑かれてはならん。二度と戻ってくるな」
通常のアトラクションなら「また来てください」で終わるはずです。
それでも彼が「戻るな」と語るのは、ホテル・ハイタワーの呪いが今も続いているからなのかもしれません。
まとめ
タワー・オブ・テラーは、単なる絶叫アトラクションではありません。
ハリソン・ハイタワー3世の傲慢さ、シリキ・ウトゥンドゥの呪い、そして現在も続くミステリーツアーの謎が、アトラクション全体に深い恐怖を与えています。
バックグラウンドストーリーを知ったあとに乗ると、館内の装飾やセリフの意味がまったく違って見えるはずです。
次にホテル・ハイタワーを訪れる際は、ぜひ耳を澄ませてみてください。
もしかすると、ハイタワー3世の“忠告”が聞こえてくるかもしれません。


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