黒部ダムは、富山県中新川郡立山町にある日本最大級のアーチ式ダムです。
標高約1,500mの山岳地帯に位置し、一般車両の乗り入れができないため、電車やバス、ケーブルカーなどを乗り継いでアクセスします。
本記事では、長野側・富山側それぞれの行き方や所要時間、観光シーズンの情報まで、旅行者向けにわかりやすく解説します。
黒部ダムの基本情報

黒部ダムは1963年に完成した関西電力の水力発電専用ダムで、「世紀の大事業」と称されました。
現在は立山黒部アルペンルートのハイライトとして、多くの観光客が訪れています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県中新川郡立山町芦峅寺 |
| ダムの高さ | 186m(日本一) |
| 総貯水量 | 約2億トン |
| 入園料 | 見学無料(乗り物運賃は別途必要) |
| 営業期間 | 例年4月15日〜11月30日 |
黒部湖では遊覧船クルーズも楽しめ、毎年6月26日〜10月15日には迫力ある観光放水が実施されます。
黒部ダムへのアクセスは2ルート

黒部ダムへの入口は大きく分けて2つあります。
目的や出発地によって最適なルートが異なります。
長野県側(扇沢ルート)の特徴
ダムまで最短でアクセスできる効率重視のルートです。
首都圏から訪れる旅行者に人気があります。
- ダムまでの最短ルート
- 所要時間が比較的短い
- ダム観光をメインにしたい方におすすめ
富山県側(立山ルート)の特徴
立山黒部アルペンルートを縦断する絶景ルートです。
移動そのものが観光体験になります。
- 乗り物を多数乗り継ぐ
- 室堂や雪の大谷も楽しめる
- 1日かけて満喫する通過型コース
【長野側】扇沢ルートからの行き方

長野県側は黒部ダム観光を目的とする場合に最も利用されるルートです。
扇沢駅までのアクセス
黒部ダムの玄関口は「扇沢駅」です。
ここまではバスを利用します。
| 出発駅 | アクセス方法 | 所要時間目安 |
|---|---|---|
| 長野駅 | 特急バス | 約1時間45分〜2時間 |
| 信濃大町駅 | 路線バス | 約40分 |
東京方面からは北陸新幹線で長野駅へ向かい、特急バスに乗り継ぐルートが便利です。
扇沢駅から黒部ダムへ
扇沢駅からは関電トンネル電気バスに乗車します。
- 所要時間:
- 約16分
- 到着:
- 黒部ダム駅
- トンネル内を走行するため天候の影響を受けにくい
黒部ダム駅からは徒歩で堰堤や展望台へアクセスできます。
【富山側】立山ルートからの行き方

富山県側はアルペンルート全体を楽しみたい旅行者におすすめです。
立山駅までのアクセス
| 出発地 | アクセス方法 | 所要時間目安 |
|---|---|---|
| 富山駅 | 富山地方鉄道 | 約1時間 |
北陸新幹線利用の場合は富山駅で下車し、電鉄富山駅へ乗り換えます。
立山駅から黒部ダムまでの乗り継ぎ
立山駅からは以下の順に乗り継ぎます。
- 立山ケーブルカー(立山駅〜美女平)
- 立山高原バス(美女平〜室堂)
- 立山トンネル電気バス(室堂〜大観峰)
- 立山ロープウェイ(大観峰〜黒部平)
- 黒部ケーブルカー(黒部平〜黒部湖)
黒部湖駅から徒歩約15分で黒部ダムに到着します。
昼食や観光を含めると片道6〜7時間を見込むのが一般的です。
主要都市からのアクセス例

旅行計画を立てる際の参考として、代表的なルートをまとめます。
東京から
- 東京駅発
- 東京駅→ 北陸新幹線
- 長野駅 → 特急バス
- 扇沢駅 → 電気バス
- 黒部ダム
- 新宿駅発
- 新宿駅 → 特急あずさ
- 信濃大町駅 → 路線バス
- 扇沢駅 → 電気バス
- 黒部ダム
大阪・名古屋から
- 富山駅を利用
- 大阪・名古屋 → 新幹線/特急
- 富山駅 → 地鉄
- 立山駅 → アルペンルート
- 黒部ダム
- 長野駅を利用
- 名古屋 → 特急しなの
- 長野駅 → 特急バス
- 扇沢駅 → 電気バス
- 黒部ダム
営業期間と見どころ

黒部ダムは冬季閉鎖があります。
訪問前に営業期間を確認しましょう。
| 項目 | 期間目安 |
|---|---|
| 全線開通 | 4月15日〜11月30日 |
| 観光放水 | 6月26日〜10月15日 |
| 遊覧船運航 | 6月初旬〜11月上旬 |
季節ごとの魅力
- 春:
- 雪の大谷ウォーク(室堂周辺)
- 夏:
- 観光放水と避暑
- 秋:
- 紅葉シーズン(10月中旬頃が見頃)
混雑状況と注意点

ゴールデンウィークや紅葉シーズンの週末は特に混雑します。
扇沢駅では電気バス待ちが1〜2時間になることもあります。
- 早朝到着を心がける
- WEBきっぷを事前予約する
- 夏でも上着を持参する
- 歩きやすい靴を着用する
標高が高いため、春や秋は氷点下近くまで冷え込むことがあります。
防寒対策は必須です。
まとめ
黒部ダムへは一般車両で直接行くことができず、公共交通機関を乗り継いで向かう特別な旅になります。
- 効率重視なら長野県側の扇沢ルート
- 絶景と体験重視なら富山県側の立山ルート
旅のスタイルや出発地に合わせて最適なルートを選び、日本一の高さを誇る黒部ダムの絶景を体験してください。


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