小田原駅は、箱根・伊豆観光の玄関口として多くの旅行客が利用するターミナル駅です。
東海道新幹線を使う際、「何号車に乗れば移動が楽か」「荷物が多い場合はどこが便利か」と迷う方も多いでしょう。
この記事では、小田原駅の駅構造を踏まえつつ、目的別におすすめの号車や、ホーム・駅設備の特徴を詳しく解説します。
小田原駅の基本情報と駅構造

小田原駅は5社6路線が乗り入れる大規模駅で、新幹線ホームは駅の西側に位置しています。
橋上駅舎のため、改札から各ホームへは階段・エスカレーター・エレベーターで上下移動する構造です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県小田原市栄町一丁目・城山一丁目 |
| 乗り入れ路線 | 東海道新幹線、東海道本線、小田急線、箱根登山電車、大雄山線 |
| 新幹線ホーム | 13・14番線 |
| 駅舎構造 | 吹き抜けのある橋上駅舎 |
| 特徴 | 改札外コンコースから小田原城が見える |
新幹線ホームでは、主要な昇降設備がホーム中央付近に集中している点が大きな特徴です。
小田原駅で乗車しやすいおすすめ号車

小田原駅から東海道新幹線に乗る場合、最も移動が楽なのはホーム中央に近い号車です。
改札からホームへ上がる動線が短く、初めて利用する旅行客でも迷いにくくなっています。
- 8号車・9号車
- 階段・エスカレーターが目の前
- 改札階からの移動距離が最短
- 混雑時でも比較的スムーズに乗車できる
特にスーツケースを持っている場合、ホーム端まで歩かずに済む点は大きなメリットです。
エスカレーター・エレベーターに近い号車

移動手段を重視する場合は、利用したい昇降設備に近い号車を選ぶのがおすすめです。
- 階段・エスカレーターを使いたい
- 8号車・9号車付近
- エレベーターを使いたい
- 12号車付近
ベビーカー利用や重い荷物がある場合は、多少歩いてでも12号車付近を選ぶと身体的な負担を減らせます。
荷物が多い旅行客におすすめの号車

観光旅行ではスーツケースを持つ方も多く、新幹線の荷物置き場選びは重要です。
- 移動の楽さを優先
- 12号車付近(エレベーターが近い)
- 荷物の置き場を確保したい
- 指定席・グリーン車の最後列座席
- 予約なしでデッキの荷物棚を使いたい
- 4・6・9・13・15号車
小田原駅の8・9号車付近は混雑しやすいため、大きな荷物がある場合はあえて12号車を選ぶと落ち着いて移動できます。
静かに過ごしたい人・車内環境重視の号車

移動時間を快適に過ごしたい方は、車内環境も重要なポイントです。
- 静かに過ごしたい
- 11号車・12号車の指定席
- グリーン車(8〜10号車)
- 車内で仕事や作業をしたい
- 7号車(S Work車両)
- グリーン車
グリーン車は座席間隔が広く、旅行の疲れを抑えたい方にも向いています。
到着駅別に見る下車しやすい号車

小田原駅から主要駅へ向かう旅行客向けに、到着後の移動が楽になる号車の目安を紹介します。
東京駅で下車する場合
東京駅は非常に広く、改札や乗り換え口の位置によって便利な号車が異なります。
- 8〜11号車付近:
- 中央のりかえ口・丸の内方面
- 3〜6号車付近:
- 南のりかえ口・京葉線方面
- 16号車付近:
- 日本橋口
在来線への乗り換えを優先する場合は、8〜11号車付近が最も使いやすい選択です。
名古屋駅・新大阪駅で下車する場合
名古屋駅や新大阪駅もホームが長いため、出口に近い号車を選ぶことが重要です。
- 名古屋駅(東側・在来線):
- 1〜4号車
- 名古屋駅(太閤通口・近鉄):
- 12〜16号車
- 新大阪駅(在来線乗り換え):
- 4〜7号車
- 新大阪駅(地下鉄):
- 2〜4号車
富士山が見えるおすすめ座席

小田原駅付近は富士山が見える区間としても知られています。
景色を楽しみたい場合は、号車よりも座席位置が重要です。
- 普通車
- E席
- グリーン車
- D席
上り・下りに関わらず、富士山は基本的に同じ側に見えるため、予約時に座席番号を確認しておきましょう。
小田原駅新幹線ホームの設備と環境

小田原駅の新幹線ホームには、旅行客向けの基本設備が揃っています。
- 待合室
- 売店・自動販売機
- トイレ(ホーム中央付近)
- 発車標
なお、喫煙ルームはホーム上にはなく、新幹線乗り換え改札を出たコンコースに設置されています。
利用予定の方は時間に余裕を持って行動しましょう。
まとめ
小田原駅で東海道新幹線を利用するなら、迷った場合は8号車・9号車を選ぶのが最も無難です。
改札・ホーム間の移動が短く、初めての利用でも安心できます。
一方で、荷物が多い場合やエレベーターを使いたい場合は12号車、快適性重視ならグリーン車など、目的に合わせた選び方が重要です。
事前に号車を把握しておくことで、箱根や伊豆への旅をよりスムーズにスタートできます。


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