東京を代表する観光地・浅草寺(せんそうじ)は、年末年始になると全国から数百万人の参拝客が訪れる人気スポットです。
本記事では、浅草寺の年末年始の混雑状況・除夜の鐘・初詣・交通規制・混雑回避のコツまでを詳しく解説します。
大晦日から三が日にかけて参拝を予定している方は、ぜひ参考にしてください。
浅草寺とは

浅草寺(せんそうじ)は東京都台東区にある東京最古の寺院で、推古天皇36年(628年)に創建されました。
ご本尊は聖観音菩薩で、江戸時代には徳川家康の祈願所として庶民の信仰を集めました。
現在も年間3,000万人以上が訪れる都内有数の観光地です。
主な見どころ
- 雷門(風雷神門):
- 浅草の象徴的存在。巨大な提灯が有名です。
- 仲見世通り:
- 約200メートルにわたる参道に土産物店や食べ歩きスポットが並びます。
- 宝蔵門・本堂・五重塔:
- 歴史ある伽藍が並び、昼夜問わず参拝客で賑わいます。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 金龍山浅草寺 |
| 所在地 | 東京都台東区浅草2-3-1 |
| 拝観時間 | 本堂 6:00〜17:00(4〜9月)/6:30〜17:00(10〜3月) |
| アクセス | 各線「浅草駅」から徒歩約5分 |
| 拝観料 | 境内自由・無料 |
年末年始の混雑状況

浅草寺の年末年始は、全国屈指の初詣客数を誇り、例年300万人前後が訪れます。
特に大晦日の深夜と三が日の日中は身動きがとれないほどの混雑です。
混雑の傾向
| 日付 | 混雑の特徴 |
|---|---|
| 12月31日(大晦日) | 深夜0時前後がピーク。年越しの瞬間は境内が人で埋め尽くされます。 |
| 1月1日〜3日(三が日) | 日中(10:00〜17:00頃)が最も混雑。 |
| 1月4日以降 | 徐々に落ち着くが、松の内(〜1月7日頃)までは人出が続く。 |
混雑を避けるコツ
- 早朝(6:30頃)や夕方以降(17:00以降)を狙う
- 三が日を避けて1月4日以降の平日に参拝
- 混雑状況をライブカメラで確認(YouTube「浅草ライブカメラ」)
除夜の鐘と大晦日の様子

浅草寺では大晦日の深夜、弁天山「時の鐘」で除夜の鐘が打たれます。
午前0時の最初の鐘とともに新年を迎え、108回の鐘が約40分かけて打たれます。
ポイント
- 鐘を撞けるのは「百八会」の会員のみ(一般参加不可)
- 0時前後は最も混雑する時間帯
- 仲見世通りは雷門側からの一方通行となる
大晦日の混雑時間帯
| 時間帯 | 状況 |
|---|---|
| 21:30〜23:30 | 境内に参拝客が集まり始める |
| 23:30〜翌0:30 | 年越しピーク。身動きがとれないほどの人出 |
| 0:30〜2:00 | 徐々に参拝列が緩和されるが混雑続く |
深夜は気温が低く、1〜2時間待つこともあるため、厚手のコートやカイロを忘れずに。
初詣の混雑と参拝のポイント

浅草寺の初詣は、全国でも有数の人出を誇ります。
本堂前の参拝列は長く、参拝までに1時間以上かかることも珍しくありません。
混雑する時間帯
- 大晦日深夜0時前後:年越し参拝客が集中
- 1月1〜3日 10:00〜17:00頃:日中のピークタイム
- 三が日を過ぎた土日や成人の日:引き続き混雑
比較的空いている時間帯
- 早朝(6:30頃〜8:00頃)
- 夕方以降(17:00以降)
参拝の注意点
- 境内では一方通行規制が実施される
- 本堂前での立ち止まり禁止区間が設けられる場合あり
- 仲見世は非常に混雑し、途中で引き返せないので注意
年末年始の交通規制情報

年末年始には、浅草寺周辺で大規模な交通規制が行われます。
特に雷門通り・並木通りなど主要道路は車両通行止めとなるため、公共交通機関の利用が必須です。
交通規制の概要(例年傾向)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 規制期間 | 12月31日夜〜1月3日頃 |
| 規制エリア | 雷門通り、並木通り、馬道通り周辺 |
| 内容 | 車両通行止め・パーキングメーター使用不可 |
| バス運行 | 都営・京成バスが一部迂回または停留所休止 |
| 仲見世通り | 雷門側から浅草寺方向への一方通行 |
アクセスのポイント
- 銀座線・都営浅草線・東武スカイツリーライン・つくばエクスプレス「浅草駅」下車
- 駅構内も非常に混雑するため、帰路は時間に余裕をもつこと
初日の出の見どころ

浅草寺の境内では、元旦の午前6時50分頃に初日の出を迎えます。
除夜の鐘を聞いた参拝客がそのまま滞在するため、早朝も混雑が続きます。
人気スポット
| 場所 | 特徴 |
|---|---|
| 浅草寺境内 | 五重塔や本堂越しに初日の出を拝める |
| 隅田川沿い | スカイツリーと日の出のコラボが人気 |
| 浅草文化観光センター展望台 | 雷門越しの眺望が楽しめる(整理券制の年もあり) |
安全・防寒・持ち物の注意点

浅草寺の年末年始は、長時間屋外で過ごすことになります。
安全で快適な参拝のため、以下の点に注意しましょう。
参拝時の注意点
- 入場規制時は係員の指示に従う
- 仲見世では立ち止まり禁止となる場合あり
- スリ対策として貴重品は身体に密着する形で携帯
持ち物・服装のポイント
- 厚手のコート、マフラー、手袋、カイロ
- 長時間待機に備え、飲み物と軽食を用意
- 夜間は足元が暗い場所もあるため、歩きやすい靴
まとめ
浅草寺の年末年始は、東京で最も混雑する初詣スポットの一つです。
特に大晦日の深夜0時前後と三が日の日中は、参拝までに長時間かかることもあります。
混雑を避けたい方は、早朝や夕方以降、1月4日以降の平日を狙うのがおすすめです。
また、交通規制と防寒対策を忘れずに、安全で快適な初詣を楽しみましょう。


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