2025/5/31の鳥見【北海道】

サムネ RECORD

この日も仕事を終えてから鳥見を始めました。

向かったのは沼地と湿地草原で、天気は晴れ。

風も強くなく、心地よい空気の中で気持ちよくフィールドを歩くことができました。

季節の移り変わりを感じさせる声があちこちに広がり、観察に集中しやすい一日でした。

カッコウ

カッコウ

まずはカッコウからです。

前日に今季初認したばかりですが、この日は近距離で撮影することができました。

草原へ向かう木道を歩いていると、突然目の前を2羽のカッコウが鳴きながら横切り、沼を抜けて草原へ入り込み、再び戻っていくという動きを繰り返していました。

最初は撮影が間に合いませんでしたが、同じルートを通るだろうと読み、撮影しやすい場所で待機していると、期待通り2羽で同じ軌道を飛翔。

狙い通りにシャッターを切れて良かったです。

なお、この2羽がペアなのかどうかは分かりませんが、その動きだけでも十分に見応えがありました。

ツメナガセキレイ

ツメナガセキレイ

続いて、ツメナガセキレイです。この日も比較的近い距離で観察できました。

ずっと背中を向けられていましたが、そのおかげで羽衣の質感や細かな模様をじっくり確認することができました。

低木の枝先にとまり、監視しているのか餌を待っているのか判断しづらい行動でしたが、繁殖期ならではの落ち着きのない様子も感じられました。

ノゴマ

ノゴマ

続いてノゴマです。

この日も力強く囀り、湿地に美しい音色を響かせていました。

愛知では秋の通過期に観察できる程度の存在なので、こうして春に毎日のように声を聴けるのは贅沢な体験です。

春のノゴマはまだ見たことがないので、余計に貴重に感じます。

ホオアカ

ホオアカ

最後はホオアカです。

写真で登場するのはかなり久しぶりです。

というのも、ノゴマやコヨシキリよりも早い段階で繁殖期に入り、草原の中で過ごす時間が増えているため、姿を見せる機会が少なくなっていたからです。

遠方の個体を観察したり、一瞬だけ見えるということはよくありますが。

今回は木の中にとまっているところを観察することができ、久しぶりの出会いになりました。

無事に繁殖が進むことを願っています。

見られた鳥

今回、見られた鳥は以下のとおりです。

オシドリハチクマウチヤマセンニュウ
ヨシガモハイタカマキノセンニュウ
マガモチュウヒゴジュウカラ
ツツドリトビムクドリ
カッコウオジロワシコムクドリ
キジバトノスリノゴマ
アオバトアカゲラノビタキ
カワラバトチゴハヤブサニュウナイスズメ
オオバンモズスズメ
タンチョウハシボソガラスツメナガセキレイ
オオジシギハシブトガラスハクセキレイ
ウミネコシジュウカラベニマシコ
オオセグロカモメヒバリカワラヒワ
カワウウグイスホオアカ
アオサギコヨシキリアオジ
ダイサギエゾセンニュウオオジュリン
ミサゴシマセンニュウ計50種

晴れた湿地草原は声に満ち、鳥たちの動きが活発でした。

カッコウをきれいに撮影できたことに加え、ツメナガセキレイやノゴマの活発な様子、隠れていたホオアカとの再会など、多くの見どころが詰まった夕方の鳥見となりました。

季節の変化と繁殖期の勢いをしっかり感じられた一日でした。

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