この日も仕事終わりに、前回と同じエリアで鳥見をしました。
観察した種や環境は大きく変わりませんが、前回よりも近距離で観察・撮影できた個体が多かったので、記録としてまとめておきます。
春の田園と雑木林に包まれながら、夕暮れのひとときを楽しみました。
サシバ

まずは、この日の主役ともいえるサシバ。
前回は電柱にとまっていた個体を観察しましたが、今回は飛翔する姿を間近で見ることができました。
突然、目の前からサシバが現れ、水田上を低空でゆったりと飛行。
翼を広げた姿は堂々としていて、逆光に透ける羽の模様がとても美しかったです。
おそらく、田んぼ周辺でカエルなどを探していたのでしょう。
高校時代からこの地域で鳥を見てきましたが、まさかこんなにも身近にサシバが生息しているとは思いませんでした。
春になると戻ってきて、こうして目の前を飛んでくれる。
あの頃は気づかなかった自然の豊かさを、改めて感じる瞬間でした。
オシドリ

次に観察したのは、オシドリ。
水路をのぞくと、ペアで仲良く泳ぐ姿がありました。
美しい雄の模様は何度見ても飽きません。
とはいえ、やはりオシドリは警戒心がとても強い鳥。
こちらがガードレールの陰に身を隠していたにもかかわらず、気づかれてしまい、あっという間に飛び去ってしまいました。
一瞬の出会いではありましたが、ペアで行動している様子を確認できただけでも収穫です。
チバエナガ

最後に、今回も登場したチバエナガ。
前回と同じ雑木林の一角で観察しました。
チバエナガはエナガの正式な亜種ではなく、千葉県北西部などで見られる眉斑の薄い個体を指す通称です。
詳細は前回の記事でも触れましたが、普通のエナガよりも顔がやや淡く見え、柔らかい印象を与えます。
この日は、小さな昆虫をくわえて枝を飛び回る様子が見られました。
おそらく繁殖期に入っており、餌を集めていたのでしょう。
まとめ
今回、見られた鳥は以下のとおりです。
オシドリ | コサギ | ツバメ |
カルガモ | トビ | エナガ |
キジ | サシバ | メジロ |
コジュケイ | カワセミ | ムクドリ |
キジバト | コゲラ | スズメ |
カワラバト | ハシボソガラス | ハクセキレイ |
イソシギ | ハシブトガラス | カワラヒワ |
カワウ | シジュウカラ | ホオジロ |
アオサギ | ヒバリ | 計28種 |
ダイサギ | ヒヨドリ |
今回の鳥見は、前回と似た環境・種構成ながらも、より近く・より鮮明に観察できた一日でした。
サシバの力強い飛翔、警戒心の強いオシドリのペア、そして繁殖シーズンを迎えたチバエナガ。
どの出会いも、春の千葉の自然を感じさせてくれる貴重なひとときでした。
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