東名高速道路は、首都圏と中京圏を結ぶ日本屈指の大動脈であり、年末年始は全国でもトップクラスの混雑が発生します。
帰省やUターン、初日の出や初詣といった季節行事が重なることで、通常期とは異なる渋滞パターンが見られるのが特徴です。
この記事では、例年の傾向をもとに、東名高速道路の年末年始の混雑状況、ピーク時間帯、注意点、渋滞回避のコツを旅行者向けに詳しく解説します。
東名高速道路の基本情報

東名高速道路は、物流だけでなく観光・帰省でも利用者が非常に多い路線です。
まずは基本的なデータを整理しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 区間 | 東京IC〜小牧IC |
| 延長 | 約347km |
| 経由エリア | 東京都・神奈川県・静岡県・愛知県 |
| 運営 | NEXCO中日本 |
| 正式名称 | 第一東海自動車道 |
| ナンバリング | E1(名神高速と共通) |
年末年始は、この長距離区間を一気に移動する車が増えるため、局地的な渋滞が連鎖しやすくなります。
新東名高速道路との関係
東名高速と並行して走る新東名高速道路は、年末年始の混雑対策において重要な存在です。
- 新東名は勾配やカーブが緩やかで、車線数も多い
- 東名のリニューアル工事期間中は、新東名への迂回を促す料金調整が行われることがある
- 長距離移動では、新東名を選ぶことで所要時間が安定しやすい
特に静岡県内を通過する場合、新東名を使うかどうかで移動時間に大きな差が出ます。
年末年始の営業状況と全体的な混雑傾向

年末年始でも東名高速道路は基本的に通常通り利用できますが、利用者数は大幅に増加します。
営業状況
- 本線は24時間・年中無休で通行可能
- 海老名SA、足柄SAなど主要SAは24時間営業を継続
- 一部の飲食店や専門店は短縮営業の場合あり
混雑の全体像
- 年末年始期間(12月26日頃〜1月4日頃)の交通量は1日あたり約36,000〜37,000台
- 全国で発生する10km以上の渋滞の多くが東名・新東名に集中
- 特定日・特定時間帯に渋滞が極端に偏るのが特徴
帰省・Uターンのピークと混雑時間帯

年末年始の東名高速は、進行方向によって混雑のピークがはっきり分かれます。
| 項目 | 下り(地方方面) | 上り(東京方面) |
|---|---|---|
| ピーク日 | 12月28日〜30日 | 1月2日〜3日 |
| 混雑時間帯 | 6:00〜15:00 | 14:00〜翌0:00 |
| 主な渋滞地点 | 綾瀬スマートIC、秦野中井IC付近 | 大和トンネル付近 |
12月31日と1月1日は長距離移動が一段落するため、比較的流れが良くなる傾向があります。
年末年始に渋滞が発生しやすいワースト地点

東名高速では、毎年ほぼ同じ場所で深刻な渋滞が発生します。
関東エリア
- 大和トンネル付近(横浜町田IC〜海老名JCT)
- サグ部による速度低下が原因
- 付加車線整備後も交通量が多く、慢性的に混雑
- 綾瀬スマートIC付近
- 合流車両が多く、流れが乱れやすい
静岡エリア
- 御殿場IC〜大井松田IC
- 山越え区間で急勾配・急カーブが連続
- リニューアル工事による車線規制で渋滞が長時間化しやすい
- 清水JCT付近
- 新東名との合流で交通集中
中京エリア
- 豊田JCT〜東名三好IC〜日進JCT
- サグ部が原因の速度低下が発生しやすい
年末年始特有の混雑パターン

年末年始は、帰省以外の目的による特殊な混雑も発生します。
初日の出(1月1日早朝)
- 混雑時間帯は5:00〜8:00
- 駿河湾沼津SAや駒門PA付近で低速走行や停車が発生
- 富士山や海が見えるエリアに車が集中するのが原因
初詣・三が日
- 豊川IC、静岡IC、横浜町田ICなどで出口渋滞が発生
- 一般道の渋滞が本線まで延びるケースあり
- 神社仏閣周辺ICは特に注意が必要
除夜の鐘(12月31日深夜)
- 本線への影響は小さい
- SA・PAの駐車場が満車になりやすい
サービスエリアと交通サービスの注意点

年末年始は道路だけでなく、施設の混雑にも注意が必要です。
サービスエリアの満車問題
- 海老名SA(下り)は12月29日・30日の午前中に満車になりやすい
- 駐車場待ちの列が本線渋滞の原因になることもある
代替として、港北PAや中井PAの利用が有効です。
高速バスと料金制度
- 東名ハイウェイバスは全便満席が常態化
- 渋滞により3〜5時間以上遅れるケースもある
- 年末年始期間はETC休日割引が適用されないため、通常料金になる
年末年始の渋滞を回避するポイント

少しの工夫で、年末年始の東名高速のストレスは大きく減らせます。
- 1月1日の昼間を移動日に選ぶ
- 上り線は深夜2時〜朝6時に大和トンネルを通過する計画を立てる
- 厚木以西は新東名高速を優先的に利用する
- SA・PAは混雑時間帯を避け、手前や先の施設を利用する
まとめ
東名高速道路の年末年始は、帰省・Uターンに加え、初日の出や初詣といった季節行事による独特の混雑が発生します。
特に12月28日〜30日の下り線、1月2日〜3日の上り線は最大のピークとなり、大和トンネルや御殿場周辺では長時間の渋滞が避けられません。
移動日や時間帯の工夫、新東名高速の活用、サービスエリアの使い分けを意識することで、年末年始の移動は大きく快適になります。
事前に渋滞予測を確認し、余裕を持った計画を立てることが何より重要です。



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