東北新幹線は、東京と新青森を結ぶ日本最長の新幹線路線です。
はやぶさ・こまち・やまびこなど多彩な列車が運行され、北海道新幹線とも直通運転しています。
本記事では、東北新幹線でおすすめの号車選びについて、静かさ・快適性・荷物の多さ・乗換のしやすさなど、目的別にわかりやすく解説します。
東北新幹線の基本情報

東北新幹線は、東京〜新青森間の約714kmを結ぶJR東日本の幹線で、全国最長の営業距離を誇ります。
最高速度は320km/hに達し、東北地方と首都圏をつなぐ大動脈です。
主な列車と特徴
列車名 | 区間・特徴 |
---|---|
はやぶさ | 最速達列車。 東京〜新函館北斗を結ぶ便もあり、全車指定席。 |
こまち | 秋田新幹線。 盛岡まで「はやぶさ」と連結し、2+2列のゆったりシート。 |
やまびこ | 東京〜盛岡間の主要駅停車タイプ。 自由席設定あり。 |
なすの | 東京〜郡山間で各駅停車に近い運行。 |
つばさ | 福島で分岐し、山形方面へ直通。 全車指定席。 |
使用車両はE5系・E6系・H5系が中心で、グリーン車・グランクラス・多目的室などの設備も充実しています。
静かに過ごしたい人におすすめの号車

長距離移動を快適に過ごしたい人は、静かな号車選びがポイントです。
おすすめの号車と座席位置
- 1〜5号車(E5系「はやぶさ」など):
- 連結部分(10・11号車)から離れており、乗客の往来が少ない静かな環境。
- デッキから離れた中央部の座席:
- ドア開閉音や人の出入りが少なく快適。
- グリーン車(9号車):
- 普通車よりも静かで落ち着いた雰囲気。
静けさを求めるなら、車両中央部の窓側席が理想的です。
ゆったり過ごしたい人におすすめの号車

座席の広さや快適性を重視するなら、以下の号車が最適です。
車両 | 号車 | 特徴 |
---|---|---|
E6系「こまち」 | 11〜17号車 | 2列+2列のゆったり配置。 全席指定で静か。 |
E5系「はやぶさ」 | 9号車 | グリーン車。 リクライニングも深く、静かな空間。 |
E5系「はやぶさ」 | 11号車 | グランクラス。 専任アテンダントによるサービス付き。 |
移動中に仕事をしたり、長時間の乗車を快適に過ごしたい人にはグリーン車以上の利用がおすすめです。
荷物が多い人におすすめの号車・座席

スーツケースや大型荷物を持つ旅行者は、荷物置き場が近い座席を選ぶのが安心です。
ポイント
- 最後列の座席:
- 背面に荷物を置けるスペースあり。
- 早めの予約が必要。
- 特大荷物スペース付き座席:
- 3辺の合計が160cmを超える荷物は事前予約制。
- 荷物置き場設置車両:
- E5系・H5系の一部車両デッキに専用スペースあり。
特にお盆や年末年始などの繁忙期は、荷物スペースがすぐに埋まるため、事前の確認と予約が重要です。
乗り換え・下車に便利な号車

駅ごとの階段やエスカレーターの位置を把握しておくと、降車がスムーズになります。
駅名 | 階段・エスカレーターに近い号車 |
---|---|
東京駅 | 1〜5号車(在来線・東海道新幹線方面に近い) |
大宮駅 | 6〜9号車(中央連絡通路付近) |
仙台駅 | 9号車(中央コンコースに近い) |
盛岡駅 | 7〜12号車(中央階段付近) |
特に東京駅では、1〜5号車付近が在来線との乗り換えに最も便利です。
一方、盛岡駅では10・11号車付近が連結作業で混雑するため、避けるとスムーズに移動できます。
混雑しやすい号車と回避のコツ

繁忙期に混雑する号車やエリアを知っておくと、快適な移動が可能です。
混雑しやすいポイント
- 自由席車両(やまびこ・なすの):
- 朝夕の時間帯は立ち客が発生。
- 連結部付近(10〜11号車):
- 乗客の往来や見物客が多く混雑。
- デッキ周辺:
- 荷物の出し入れやトイレ利用で人の出入りが多い。
混雑回避のポイント
- 指定席は早めに予約する。
- 静けさを重視するなら1〜5号車を選ぶ。
- 自由席の場合、改札から遠い先頭・最後尾車両を狙う。
- 早朝や夜の便を利用する。
まとめ
東北新幹線のおすすめ号車は、目的によって異なります。
目的 | おすすめ号車・座席 |
---|---|
静かに過ごしたい | 1〜5号車、グリーン車(9号車) |
ゆったり過ごしたい | こまち(11〜17号車)、グランクラス(11号車) |
荷物が多い | 最後列・特大荷物スペース付き座席 |
乗り換え重視 | 東京駅なら1〜5号車、大宮・仙台なら中央付近 |
列車の種類や利用駅を確認し、自分の旅スタイルに合った号車を選ぶことで、東北新幹線の旅がより快適になります。
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