高尾山は年末年始になると、初日の出・初詣を目的に数十万人が訪れるため、駐車場は年間で最も混雑します。
特に大晦日〜元旦の早朝にかけては、周辺道路の渋滞や満車が当たり前の状態になり、車で向かう場合は事前準備が欠かせません。
この記事では、年末年始の高尾山周辺駐車場の混雑時間、主要駐車場の特徴、混雑回避のコツ、そして初詣・迎光祭に行く際の注意点まで、詳しくまとめています。
マイカー利用でも快適に訪れたい方は、ぜひ参考にしてください。
年末年始の駐車場の混雑状況

高尾山の年末年始は、迎光祭(初日の出)、初詣の参拝客が集中し、駐車場の混雑もピークを迎えます。
特に大晦日の夜から元日の早朝は想像以上に車が集まり、周辺道路の渋滞も発生します。
駐車場が混雑しやすい理由は、初日の出の時間が近づくにつれ訪問者が増えること、そして三が日の参拝客が終日多いことです。
主な混雑のピーク
高尾山周辺の具体的な混雑時間帯をまとめると、以下の傾向になります。
- 12月31日 夜〜深夜
- 初日の出と迎光祭目的で人が集まり、駐車場が急速に埋まる
- 元日 0時〜6時
- 最大の混雑。
- 満車状態になりやすく、周辺道路の渋滞も発生
- 元日 9時〜11時
- 初詣目的の家族連れが増加し、駐車場の空きがほとんどない
- 1月2日・3日 終日
- 午前を中心に混雑が続き、午後になってようやく落ち着きはじめる
年末年始は「早朝=空いている」という一般的な法則が通用しないため、十分注意が必要です。
高尾山周辺の主要駐車場
高尾山周辺には複数の駐車場がありますが、いずれも年末年始は早朝から満車になります。
ここでは、特に利用者が多い主要駐車場を整理します。
八王子市営高尾山麓駐車場
高尾山口駅に最も近く、ケーブルカー清滝駅へも徒歩5分の超好立地です。
特徴
立地の良さと価格のバランスが優れており、普段から最も人気が高い駐車場です。
年末年始は早朝でも満車になりやすい傾向があります。
駐車場情報
- 営業時間:
- 24時間
- 料金:
- 30分150円
- 最大料金あり(時期により変動)
- 台数:
- 80台
- 注意点:
- 年末年始は6〜7時台に満車になることも多い
高尾山薬王院祈祷殿駐車場
安さ重視なら最もおすすめの駐車場です。
特徴
料金が1日500円と非常にリーズナブルで、登山口にも近いため人気があります。
駐車場情報
- 営業時間:8:00〜16:00(出庫は24時間可)
- 料金:1日500円
- 台数:250台
- 注意点:大晦日や三が日は早朝に満車。行事で利用できない場合あり。
京王高尾山温泉極楽湯 駐車場群(第1・第2・第3)
駅直結のためアクセス抜群。温泉利用で駐車割引が受けられる点も魅力です。
駐車場情報
- 営業時間:
- 24時間
- 料金:
- 施設利用で3時間無料
- 最大料金は平日800〜1500円
- 土日祝1000〜2500円
- 注意点:
- 年末年始は温泉利用者も増え、非常に混雑
年末年始の駐車場が特に混雑する時間帯

年末年始に車で訪れる場合、混雑時間帯を把握しておくことが重要です。
混雑のピーク時間
- 元日0時〜6時:
- 迎光祭・初日の出で最も混む
- 元日午前9時〜11時:
- 初詣客が集中
- 1月2日・3日午前:
- 参拝優先の家族連れが増加し、満車続き
狙い目の時間帯
- 元日の昼過ぎ〜夕方
- 午前のピークを過ぎ、徐々に空きが出始める
- 1月2日・3日の夕方
- 午前〜昼は混むが、午後は比較的落ち着く
- 4日以降
- 全体的に平常時の混雑レベルに戻る
混雑回避のための方法

年末年始の高尾山に車で向かう場合は、事前準備がすべてと言っても過言ではありません。
ここでは混雑を避けるために効果的な方法をまとめます。
パーク&ライドを活用する
高尾駅・狭間駅周辺の駐車場に停めて電車移動する方法です。
メリット
- 高尾山口周辺の渋滞を回避できる
- 駐車料金が安い
- 高尾山口駅まで数分で移動できる
おすすめ
- タイムズ高尾北口駅前
- コムパーク高尾第2
- 高尾駅周辺のSuica優待つき駐車場
年末年始はもっとも有効な選択肢です。
予約制駐車場を使う
「確実に停めたい」「迷いたくない」という人に最適です。
選択肢
- Akippa(高尾駅周辺に多い)
- タイムズ京王高尾山予約制駐車場(駅近)
予約しておけば、満車のストレスがゼロになります。
臨時駐車場・民間駐車場を利用
満車時に警備員から案内されるケースもある氷川神社臨時駐車場など、当日限定の選択肢も存在します。
注意点
- 情報が不確実
- 料金・条件の確認が必須
最終手段として考えましょう。
初詣・迎光祭に行く際の駐車場利用の注意点

初日の出や初詣を目的に訪れる際は、駐車場以外にも注意すべきポイントがあります。
山頂閉鎖の可能性がある
安全確保のため大晦日〜元日の山頂が閉鎖される年があります。
迎光祭は薬王院周辺から行われる場合もあるため、事前チェックが必要です。
防寒対策が必須
早朝は氷点下になることも多く、夜間・早朝登山は危険を伴います。
必要装備の例
- ダウンジャケット
- 手袋・耳当て
- 防水トレッキングシューズ
- カイロ
- ライト(夜間は特に重要)
車で訪れる際のポイントまとめ

快適に訪問するためには、以下の準備が重要です。
- 早朝でも満車になることを前提に、複数の駐車場を調べておく
- パーク&ライドを積極的に利用
- Akippaや予約駐車場で確実に確保
- 駐車場検索アプリやGoogleマップでリアルタイム確認
- 混雑ピークを避けるスケジュールを組む
- 初日の出目的の場合は防寒対策を万全に
まとめ
高尾山の年末年始は、迎光祭や初日の出、初詣が重なるため、年間で最も駐車場が混雑する時期です。
特に元日の深夜〜午前は満車が当たり前で、周辺道路の渋滞も発生します。
渋滞・満車を避けるためには、パーク&ライドや予約制駐車場の利用が非常に効果的です。
訪問時間を調整し、事前に複数の駐車場候補を用意しておくことで、ストレスの少ない参拝・登山が可能になります。
適切な準備をして、高尾山で安全・快適な新年のスタートを迎えてください。


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