新富士駅は、富士山観光やビジネスの拠点として利用される東海道新幹線の駅です。
一方で「こだま」しか停車しない駅という特性や、大型連休・観光シーズンには混雑しやすい点に注意が必要です。
本記事では、旅行客向けに新富士駅の混雑する時期・時間帯、混雑する理由、利用時の注意点まで詳しく解説します。
新富士駅の基本情報

新富士駅は静岡県富士市に位置する、東海道新幹線専用の駅です。
在来線との直接接続がない点が大きな特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県富士市川成島 |
| 開業日 | 1988年3月13日 |
| 駅構造 | 高架駅・相対式ホーム2面2線(中央に通過線あり) |
| 停車列車 | こだまのみ |
| 在来線接続 | なし(JR富士駅まで約1.8〜2km) |
新富士駅が混雑しやすい理由
新富士駅の混雑は、駅規模以上に人が集中しやすい構造的な理由があります。
- こだま号のみ停車するため、繁忙期は利用者が集中する
- のぞみ全席指定期間に自由席利用者が流入する
- 富士山・富士五湖・富士登山の玄関口として観光客が多い
- 在来線接続がなく、バス・タクシー利用が集中しやすい
混雑する時期(年間傾向)

新富士駅は一年を通して利用されますが、特に以下の時期は混雑が顕著になります。
大型連休・長期休暇
帰省客と観光客が重なり、駅構内や列車が非常に混み合います。
- ゴールデンウィーク:
- 4月下旬〜5月上旬
- お盆:
- 8月中旬
- 年末年始:
- 12月下旬〜1月初旬
観光・登山シーズン
富士山周辺の観光需要が高まる時期も混雑します。
- 富士登山シーズン:
- 7月上旬〜9月上旬
- 紅葉シーズン:
- 10月下旬〜11月
- 春休み・卒業旅行:
- 3月下旬〜4月初旬
時間帯別の混雑状況

曜日や利用目的によって、混雑する時間帯は異なります。
平日の混雑時間帯
- 朝7:00〜9:00
- 東京方面へ向かうビジネス利用で混雑
- 夕方17:00〜20:00
- 帰宅・出張帰りの利用が集中
休日の混雑時間帯
- 午前8:00〜11:00
- 観光・旅行の出発客が集中
- 夕方16:00〜19:00
- Uターンラッシュで上り列車が混雑
比較的空いている時間帯
- 平日10:00〜16:00
- 夜20:00以降
繁忙期の具体的な混雑傾向

特に混雑が激しくなる代表的な時期の特徴を整理します。
ゴールデンウィーク
- 下りピーク:
- 5月3日頃
- 上りピーク:
- 5月5日〜6日
- こだま自由席は満席になりやすい
お盆期間
- 下りピーク:
- 8月9日頃
- 上りピーク:
- 8月16日・17日
- 富士登山客と帰省客が重なり駅全体が混雑
年末年始
- 下りピーク:
- 12月27日〜30日
- 上りピーク:
- 1月3日・4日
- 切符売り場や改札で行列ができやすい
駅周辺・交通機関の混雑

新富士駅は駅前ロータリーや周辺道路も混雑しやすい傾向があります。
- 駅周辺の民間駐車場は午前中に満車になりやすい
- 送迎車が集中し、ロータリーが渋滞しやすい
- 高速道路(東名・新東名)の渋滞が影響する
新富士駅利用時の注意点

混雑時に特に注意したいポイントをまとめます。
- 繁忙期は指定席を事前に確保する
- 自由席狙いの場合は始発に近い時間帯を選ぶ
- 駅周辺移動はバスやタクシー待ち時間を考慮する
- ICカードや事前購入で窓口利用を避ける
混雑を避けるためのコツ
旅行計画の段階で工夫することで、混雑を軽減できます。
- 平日や連休初日・最終日を避ける
- 午前9時前、または夕方以降を狙う
- スマートEXなどで事前予約を活用する
- 周辺観光は時間をずらして行動する
まとめ
新富士駅は中規模の新幹線駅ながら、富士山観光や長期休暇の影響で混雑しやすい駅です。
特に大型連休やお盆、年末年始は、こだま号の自由席や駅周辺交通が大きく混み合います。
事前に混雑する時期と時間帯を把握し、指定席予約や時間調整を行うことで、快適に新富士駅を利用できます。



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