札幌の冬を代表する一大イベント「さっぽろ雪まつり」。
国内外から200万人以上が訪れるこの期間、札幌の玄関口である札幌駅は例年大混雑します。
この記事では、札幌駅の混雑傾向や、避けるためのコツ、移動時の注意点などを詳しく解説します。
旅行の予定を立てる前に、ぜひ参考にしてください。
札幌駅の基本情報

札幌駅は北海道最大のターミナル駅で、道内外からの玄関口となっています。
鉄道・地下鉄・バスが集中し、雪まつり期間中は観光客で一層にぎわいます。
基本データ
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 北海道札幌市北区北6条西4丁目 |
乗り入れ | JR北海道(函館本線・千歳線・札沼線)、地下鉄南北線・東豊線 |
駅構造 | 高架駅、ホームは10番線まで |
主要施設 | JRタワー、大丸札幌店、札幌ステラプレイス、地下街「チ・カ・ホ」 |
備考 | 新千歳空港行き快速「エアポート」発着駅。将来は北海道新幹線も開業予定。 |
札幌駅には「JR札幌駅」と「地下鉄さっぽろ駅」があり、両者は地下通路で直結しています。
冬の寒さを避けて移動できるため、雪まつりシーズンはこの地下ルートが特に混み合います。
さっぽろ雪まつり期間中の混雑傾向

さっぽろ雪まつりは、毎年2月上旬に開催される北海道最大の冬のイベントです。
会場は「大通」「すすきの」「つどーむ」の3か所あり、特に大通会場へ向かう観光客で札幌駅は大混雑します。
混雑が発生する主な要因
- 来場者数の多さ
- 期間中の来場者は約200〜240万人。
- 多くの観光客が札幌駅を経由して移動します。
- 交通結節点としての役割
- 新千歳空港からの快速列車や、道内各地からの特急列車の到着駅であり、旅行客の動線が集中します。
- 地下通路(チ・カ・ホ)の集中
- 寒さを避けて移動する人が殺到し、朝夕は歩行が難しいほどの人混みになります。
- 夜間のライトアップ時間
- 雪像がライトアップされる夕方以降は、会場へ向かう人と帰路につく人で駅が二重に混雑します。
混雑する時間帯と場所

混雑を把握しておくことで、観光のストレスを大幅に減らせます。
以下は、例年の傾向をもとにした時間帯別の状況です。
混雑のピークタイム
時間帯 | 状況 |
---|---|
9:00〜11:00 | 観光客の移動開始。 空港到着組が札幌駅に集中。 |
16:00〜18:00 | 大通会場へ向かう人で混雑が増加。 地下鉄さっぽろ駅や「チ・カ・ホ」が混み合う。 |
18:00〜21:00 | ライトアップ・プロジェクションマッピング見学のピーク。 見終わった人の帰路も重なり、駅構内・改札・地下通路が最も混雑。 |
週末終日 | 平日よりも観光客・地元客が多く、一日を通して混雑が続く。 |
特に「JR札幌駅の改札口」「地下鉄さっぽろ駅」「地下歩行空間チ・カ・ホ」の3か所は、移動のボトルネックとなりやすいスポットです。
混雑を避けるためのポイント

少しの工夫で、雪まつり観光をより快適に楽しめます。
以下のポイントを意識しましょう。
混雑回避のコツ
- 朝早めに行動する
- 8時台〜9時台に出発すれば、人が増える前に雪像を見学できます。
- 平日を狙う
- 週末は観光客が集中するため、可能なら平日に訪れるのがおすすめです。
- 地上ルートを活用する
- 天気が良ければ地上を歩くことで、チ・カ・ホや地下鉄の混雑を避けられます。
- 荷物を預ける
- コインロッカーやホテルクロークを利用し、身軽に行動することで移動がスムーズになります。
- リアルタイム情報をチェック
- SNSや交通機関の公式サイトで、混雑状況や運行情報を確認しておくと安心です。
移動時の注意点

雪まつり期間中は寒さと人混みの両方に注意が必要です。
安全で快適な移動のために、以下の点を意識してください。
移動のポイント
- 時間に余裕を持つ
- 駅構内や地下通路は人が滞留しやすく、通常よりも移動に時間がかかります。
- 地下鉄乗り換えに注意
- JRと地下鉄の間の通路は狭く、特に夜間は行列ができる場合があります。
- 防寒対策を万全に
- 気温が氷点下になることも多いため、手袋・帽子・マフラーは必須です。
- 滑り止め付きの靴を着用
- 駅周辺の路面は凍結しやすく、転倒事故も多発します。
- 貴重品の管理
- 混雑時はスリ被害のリスクもあるため、バッグは体の前で持ちましょう。
- トイレは早めに
- 駅や会場周辺のトイレは行列ができやすいので、余裕を持って済ませておきましょう。
まとめ
さっぽろ雪まつり期間中の札幌駅は、例年200万人以上の観光客が訪れるため、日中から夜まで混雑が続くのが特徴です。
特に夕方以降はライトアップ見学者でピークを迎えます。
朝早めの移動、平日の観光、荷物を減らすなど、少しの工夫で快適に楽しむことができます。
時間とルートに余裕を持ち、札幌の冬を存分に満喫してください。
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