山陽新幹線で快適に過ごすためには、座席選びが意外と重要です。
窓側のA席・E席を選ぶか、通路側のB席・C席・D席を選ぶかで、旅の快適度が大きく変わります。
この記事では、山陽新幹線の座席配置の特徴から、目的別のおすすめ座席まで詳しく解説します。
初めて利用する方や、出張・旅行で利用する方はぜひ参考にしてください。
山陽新幹線の基本情報

山陽新幹線は、新大阪駅〜博多駅(営業距離644.0km)を結ぶ長距離路線で、JR西日本が運営しています。
東海道新幹線(東京方面)や九州新幹線(鹿児島方面)と直通運転を行い、東京から九州までを一本で結ぶことができるのが特徴です。
概要
項目 | 内容 |
---|---|
区間 | 新大阪駅〜博多駅 |
営業距離 | 644.0km |
運営会社 | JR西日本 |
最高速度 | 300km/h |
開業 | 新大阪〜岡山間:1972年、岡山〜博多間:1975年 |
列車種別 | のぞみ・みずほ・さくら・ひかり・こだま |
山陽新幹線では、主にN700A・N700S・N700系7000番代・500系などの車両が使用されています。
特にN700S系では全席にコンセントが設置され、ビジネス利用にも快適です。
座席配置の基本(A席・E席とは?)

山陽新幹線の普通車指定席は、2+3列(A・B・C・D・E)の5席構成です。
座席 | 配置 | 特徴 |
---|---|---|
A席 | 窓側(海側) | 海や景色が見える車窓が魅力 |
B席 | 通路側(3列側の中央) | 相席になりやすく人気は低め |
C席 | 通路側(3列側) | 出入りしやすく利便性が高い |
D席 | 通路側(2列側) | 窓に近いが通路に面して便利 |
E席 | 窓側(山側) | 壁にもたれて過ごせる・富士山側(東海道区間) |
N700Sなど新型車両では、全席にコンセントがあり、ビジネス利用にもおすすめです。
窓側席の特徴(A席・E席)

窓側席は、景色を楽しみながらゆったり過ごしたい人に向いています。
A席・E席のどちらを選ぶかで、見える景色が異なります。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
瀬戸内海や山々の景色を楽しめる | 席を立ちにくい |
壁にもたれてリラックスできる | 混雑時は出入りしにくい |
コンセント利用がしやすい | トンネル区間が多く、景色は限定的 |
景色の違い
側 | 見える主な景色 |
---|---|
山側(E席) | 姫路城(姫路駅付近)、福山城(福山駅付近) |
海側(A席) | 瀬戸内海(新神戸〜下関間)、小倉城(小倉駅付近) |
なお、山陽新幹線は全区間の約56%がトンネルのため、実際には景色を楽しめる区間は限られています。
景色を重視するなら、東海道区間(新大阪〜名古屋など)で窓側席を選ぶのが良いでしょう。
通路側席の特徴(C席・D席)

通路側は、席を立ちやすく移動に便利な位置です。
短距離利用やトイレが近い方に向いています。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
トイレや車内販売へのアクセスが良い | 窓の景色が見えにくい |
席の出入りがスムーズ | 通行人やワゴンと接触する可能性 |
足元を広く使いやすい | 静かさでは窓側に劣る |
おすすめな人
- トイレをよく利用する人
- 飲み物を買いに立つことが多い人
- 短距離区間で気軽に乗りたい人
目的別おすすめ座席

目的に応じて、最適な座席を選ぶのが快適な旅のコツです。
目的 | おすすめ座席 | 理由 |
---|---|---|
景色を楽しみたい | A席・E席(窓側) | 景色が見える・壁に寄りかかれる |
静かに過ごしたい | 13号車・15号車 | 通行人が少なく落ち着く |
荷物が多い | 13号車・最後部座席 | 大型荷物スペースがある |
子ども連れ・ベビーカー | 最前部・最後部座席 | デッキに出やすく安心 |
仕事・充電をしたい | N700S系窓側席 | 全席コンセント・Wi-Fi安定 |
揺れが気になる | 車両中央付近 | 安定していて静か |
座席選びのポイントまとめ

山陽新幹線では、トンネルが多いため景色よりも利便性・快適さを重視するのがおすすめです。
長時間乗車するなら、コンセントがある窓側席(A席・E席)や静かな車両を選ぶと良いでしょう。
短距離利用なら通路側の方が快適です。
まとめ
山陽新幹線の座席選びは、旅の目的によって正解が変わります。
静かに過ごしたい人は13号車や15号車、景色を楽しみたい人はA席やE席を。
トンネルが多いため景観は限定的ですが、利便性や過ごしやすさを重視すれば、より快適な移動になります。
自分の旅のスタイルに合った座席を選んで、山陽新幹線の旅を快適に楽しみましょう。
コメント