松島観光の定番といえば、松島湾を巡る遊覧船。
海上から望む大小260余りの島々はまさに絶景で、季節や時間帯によってさまざまな表情を見せてくれます。
一方で、人気の高さゆえに混雑が発生しやすいスポットでもあります。
この記事では、松島の遊覧船の混雑状況や、時期・時間帯ごとの傾向、混雑を避けるためのコツなどを詳しく解説します。
松島の遊覧船の基本情報

松島では、主に「松島島巡り観光船」と「丸文松島汽船」の2社が定期遊覧船を運航しています。
どちらも松島湾内の周遊コースや、塩釜港との片道コースを提供しています。
| 運航会社 | 主なコース | 所要時間 | 料金(大人) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 松島島巡り観光船 | 仁王丸コース(松島湾内一周) | 約50分 | 1,500円 | 運行本数が多く、予約不要で乗船可能。 ウェブ予約割引あり。 |
| 丸文松島汽船 | 松島湾周遊 政宗コース/塩釜~松島片道コース | 約50分 | 1,500円 | 塩釜発着便もあり、季節限定クルーズや食事付き便も運航。 |
松島海岸発着の定番コースであれば、どちらの会社を選んでも大きな違いはありません。
塩釜方面からのアクセスを考えている場合は、塩釜港発着の丸文松島汽船が便利です。
どちらもウェブ予約で割引がある場合が多いため、事前確認をおすすめします。
混雑する時期と時間帯

松島の遊覧船は一年を通して人気がありますが、特に混雑が集中する時期と時間帯があります。
混雑しやすい時期
- ゴールデンウィーク(4月下旬〜5月初旬)
- 夏休み・お盆(7月下旬〜8月中旬)
- 紅葉シーズン(10月〜11月)
- 年末年始
混雑する時間帯
- 午前11時〜午後2時頃:観光のピークタイム
- 晴天・連休・イベント開催日(松島灯籠流しなど)も混雑しやすい
比較的空いている時間
- 朝9時台の始発便
- 夕方16時以降の最終便付近
これらの時間帯を意識して行動するだけでも、快適に遊覧船を楽しむことができます。
季節ごとの特徴と混雑傾向

季節ごとに異なる松島湾の表情を楽しめる一方で、観光客の集中時期も異なります。
| 季節 | 景観の特徴 | 混雑傾向 |
|---|---|---|
| 春(4〜5月) | 桜と新緑が美しい。 観光客が増えるシーズンの始まり。 | やや混雑 |
| 夏(7〜8月) | 海風が心地よく、家族連れに人気。お盆は最も混雑。 | 非常に混雑 |
| 秋(9〜11月) | 紅葉と「名月の松島」が魅力。 トワイライトクルーズ開催も。 | 混雑 |
| 冬(12〜3月) | 空気が澄み、景色がクリア。 牡蠣鍋クルーズなども人気。 | 比較的空いている |
特に秋は、紅葉と月夜のコントラストが楽しめる人気シーズン。
ただし、天候や風の影響で欠航する場合もあるため、事前に公式サイトで運行状況を確認しましょう。
混雑を避けるためのコツ

快適に松島の遊覧船を楽しむために、以下のポイントを押さえておくと安心です。
- ウェブ予約を利用する
- 公式サイトから事前に予約・決済しておくと、当日のチケット売り場の行列を回避できます。
- ウェブ割引が適用されることもあります。
- 早い便または遅い便を狙う
- 朝一番や夕方の便は比較的空いており、写真撮影やデッキ観賞にも最適です。
- 平日を選ぶ
- 週末・祝日は避け、平日に訪れるとゆったりと観光できます。
- 塩釜港から乗船する
- 松島海岸発よりも塩釜発着便の方が空いていることが多く、景色もほぼ同じです。
- 早めに乗り場に並ぶ
- 当日券で乗船する場合、出航の20分以上前に乗り場へ行くのがおすすめ。
- 右側席(進行方向側)は特に人気です。
見どころとおすすめ座席

松島湾には約260の島々が点在し、その奇岩や樹木が織りなす風景は見応えがあります。
船内では、アナウンスで島々の由来や名前を聞きながら景色を楽しめるほか、売店やトイレも完備されていて快適です。
おすすめポイント
- 進行方向右側の席から多くの名島を見られる
- 2階グリーン席(追加料金600円前後)は眺望抜群
- 晴天時はデッキで潮風を感じるのもおすすめ
まとめ
松島の遊覧船は、日本三景の絶景を間近に感じられる人気観光アクティビティです。
ただし、GW・お盆・紅葉シーズンの昼前後は特に混雑します。
ウェブ予約や時間帯の工夫で、快適に楽しむことが可能です。
季節ごとの景色を堪能しながら、海上からしか見られない松島の美しさを味わいましょう。


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