松本駅は、国宝松本城や上高地・安曇野・白馬方面への玄関口として、多くの旅行客が利用する長野県中部の主要ターミナル駅です。
平日は通勤・通学客、休日や観光シーズンは観光客で賑わり、時期や時間帯によって混雑状況が大きく変わります。
この記事では、松本駅の基本情報を押さえたうえで、混雑しやすい時期や時間帯、旅行客が知っておきたい注意点までを詳しく解説します。
初めて松本を訪れる方や、混雑をできるだけ避けたい方はぜひ参考にしてください。
松本駅の基本情報

松本駅はJR東日本とアルピコ交通が乗り入れる、信州観光の中心駅です。
駅ビルや観光案内所も充実しており、観光拠点としての機能が集約されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県松本市深志1丁目1-1 |
| 乗り入れ路線 | JR篠ノ井線・大糸線、アルピコ交通上高地線 |
| 駅構造 | 地上駅(4面8線)、3階改札の橋上駅舎 |
| 出入口 | お城口(東口)、アルプス口(西口) |
| 利用者数 | 1日平均約15,000人以上(JR線・2023年度) |
駅ビル「MIDORI松本」には飲食店や土産物店、スーパーが入り、改札周辺には訪日客向けの案内カウンターも設置されています。
松本駅が混雑する主な理由
松本駅の混雑は、日常利用と観光利用が重なる点に特徴があります。
- 特急あずさ・しなのの発着駅であり、広域移動の拠点になっている
- 上高地線の始発駅で、登山・観光客が集中しやすい
- 松本城をはじめとする観光地が徒歩圏内にある
- 大型連休や季節イベントが多く開催される
これらの要因が重なることで、特定の時期や時間帯に混雑が発生します。
時期別の混雑状況

観光シーズンや連休によって、松本駅の混雑度は大きく変化します。
最繁忙期(GW・お盆・年末年始)
一年で最も混雑する時期です。
駅構内、改札、みどりの窓口、特急列車のすべてが混み合います。
- ゴールデンウィーク:
- 4月下旬〜5月上旬
- お盆期間:
- 8月10日頃〜8月中旬
- 年末年始:
- 12月28日頃〜1月5日頃
観光シーズン(春・夏・秋)
- 春:
- 松本城の桜シーズン(4月上旬〜中旬)
- 夏:
- 夏休み
- 松本ぼんぼん開催日(8月第1土曜)
- 秋:
- 上高地・市内の紅葉シーズン(10月中旬〜11月上旬)
これらの時期は、週末を中心に観光客が増加します。
時間帯別の混雑傾向

同じ日でも、時間帯によって混雑状況は異なります。
平日の混雑時間帯
通勤・通学利用が中心となります。
- 朝7:30〜9:00
- 改札・ホームが混雑し、乗り換えに時間がかかる
- 夕方17:00〜19:00
- 帰宅ラッシュで特急発車前のホームが混み合う
休日の混雑時間帯
観光客の移動に合わせて混雑します。
- 10:30〜12:00
- 特急到着が集中し、駅構内やバス乗り場が混雑
- 15:00〜18:00
- 観光帰りの利用者で土産物店や上り特急が混みやすい
混雑が特に激しくなるイベント・時期

イベント開催日は、通常以上の混雑が発生します。
- 松本ぼんぼん(8月第1土曜)
- 夕方以降、駅周辺が一年で最も混雑する日
- 松本城の桜・紅葉シーズン
- 天守閣入場待ちが発生し、駅から城までの動線も混雑
- 冬季イベント(氷彫フェスティバルなど)
- 週末や夕方に人出が増える
混雑回避のポイント

旅行客が意識したい混雑対策をまとめました。
- 特急券は事前にえきねっとなどで予約する
- チケットレス特急券やICカードを活用する
- 観光地は朝早め、または夕方遅めに訪れる
- 上高地方面のバスは早朝便を狙う
- 連休中は移動時間に余裕を持つ
特に大型連休は、当日券購入を前提にした行動は避けた方が安心です。
駅周辺観光と混雑の関係

松本駅周辺は観光資源が集中しているため、駅の混雑と連動します。
- 松本城:
- 徒歩15〜20分
- 観光ピーク時は入場待ちが発生
- 市内循環バス:
- 昼前後は混雑しやすい
- 駅ビル・土産店:
- 夕方はレジ待ちが長くなりやすい
観光計画を立てる際は、駅周辺の混雑も含めて考えるとスムーズです。
まとめ
松本駅は、通勤・通学と観光の両方で利用されるため、時期や時間帯によって混雑状況が大きく変わります。
特にGW・お盆・年末年始や、松本城の見頃シーズンは混雑必至です。
旅行客の方は、事前予約や時間帯の工夫を取り入れることで、混雑をある程度回避できます。
松本観光を快適に楽しむためにも、松本駅の混雑傾向を把握したうえで、余裕のあるスケジュールを心がけましょう。



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