金閣寺(鹿苑寺)は、京都を訪れる旅行者にとって絶対に外せない人気スポットです。
しかし、最寄りの鉄道駅が徒歩圏内にないため、どうアクセスすればスムーズなのか不安に感じる方も少なくありません。
本記事では、京都駅や最寄りの交通機関から金閣寺へ向かう代表的な4つのルートを徹底比較し、各ルートのメリット・デメリット、費用や所要時間、使いやすい切符の情報まで詳しく解説します。
自分の旅のスタイルに最適な移動方法を選ぶポイントもわかりやすくまとめていますので、金閣寺観光を失敗なく楽しみたい方はぜひ参考にしてください!
京都駅から金閣寺への主要アクセスルート

金閣寺は鉄道駅から徒歩でアクセスできないため、多くの旅行者がバスやタクシーを利用します。
京都駅からの代表的なルートを4通りご紹介します。
- 市バス直通ルート:
最もポピュラーでリーズナブル- 京都駅の烏丸口バスターミナルから、市バス205号系統(B3のりば)に乗車し、「金閣寺道」バス停で下車します。
- 所要時間:
- 約40〜50分
- 料金:
- 大人230円、子ども120円
- 利点:
- 乗り換え不要・運賃が安い
- 注意点:
- 観光シーズンや朝夕の渋滞で遅延しやすい
- JR+バス乗り継ぎルート:
渋滞回避を狙うならコレ- 京都駅からJR嵯峨野線で「円町駅」まで(約7〜11分)、駅近くの西ノ京円町バス停から市バス204または205系統で「金閣寺道」まで(約9分)
- 合計所要時間:
- 約20分(乗車部分のみ)
- 合計料金:
- 約410円
- 利点:
- 街中の渋滞区間を回避、時間に正確
- 注意点:
- 乗り換えが必要
- 地下鉄+バスルート:
観光ついでに使いやすいプラン- 京都駅から地下鉄烏丸線で「北大路駅」へ。バスターミナルから市バス204または205系統で「金閣寺道」へ
- 所要時間:
- 約45分
- 所要時間:
- 合計料金:
- 約500円
- 利点:
- 地下鉄移動なので渋滞と無縁
- 注意点:
- 料金がやや高め。
- 1日で複数観光地を巡るときに割安感あり
- 京都駅から地下鉄烏丸線で「北大路駅」へ。バスターミナルから市バス204または205系統で「金閣寺道」へ
- タクシー:
快適性・時短重視なら- 所要時間:
- 約23分(混雑時を除く)
- 料金:
- 約4,260円
- 利点:
- ドア・ツー・ドアの快適&速さ。
- 複数人ならコスパUP
- 注意点:
- 渋滞時は時間が読めず、料金も割高
- 所要時間:
各最寄り駅から金閣寺への行き方

鉄道の「最寄り駅」といっても、金閣寺までは徒歩やバスの利用が必須です。
駅ごとのアクセス方法を解説します。
- 嵐電(京福電車)北野白梅町駅から
- 金閣寺最寄りと表現される駅ですが、実際は徒歩で約19分かかります。
- 体力や天候次第では、ここから市バスに乗り換えるのが現実的です。
- 北野白梅町からは、同じく世界遺産の龍安寺や仁和寺も近く、「きぬかけの路」の観光拠点として組み合わせやすいのが魅力です。
- 京都市営地下鉄 北大路駅・鞍馬口駅から
- 「北大路駅」「鞍馬口駅」から金閣寺までは徒歩でそれぞれ約34分・約32分かかります。
- どちらも徒歩ルートとしてはやや遠く、バスターミナルで市バスに乗り換えるのが一般的です。
- 駅からのバス移動は地下鉄+バスルートの使い勝手の良さも活かせます。
交通手段の比較と状況別おすすめルート

旅行者の事情や観光目的によって、選ぶべきルートは異なります。
以下の表は代表的な4ルートの違いをまとめたものです。
ルート | 料金 | 所要時間 | 乗り換え回数 | 混雑リスク | 利便性 |
---|---|---|---|---|---|
市バス直通 | 230円 | 約40〜50分 | 0回 | 高 | 高 |
JR+バス | 約410円 | 約20分(乗車時間) | 1回 | 低 | 中 |
地下鉄+バス | 約500円 | 約45分 | 1回 | ほぼなし | 中 |
タクシー | 約4,260円 | 約23分 | 0回 | 高 | 高 |
【おすすめの選び方】
- コスト重視派:
- 市バス直通ルート(ただし時間に余裕を持って)
- 時間・快適性重視:
- JR+バス(渋滞回避)またはタクシー(予算多めの場合)
- 複数観光地巡り:
- 地下鉄+バス+「地下鉄・バス1日券」活用が最適
移動をさらに快適にするためのポイント

移動をさらに快適にするためのポイントを紹介します。
- お得な乗車券「地下鉄・バス1日券」の活用
- 1,100円で地下鉄・市バス・一部の民間バスが1日乗り放題。
- 多くの観光施設で割引などの特典も利用できます。
- 1日で複数の名所を巡るなら必携アイテムです。
- 購入は地下鉄駅や案内所でOK!
- 注意:
- 旧来の「バス1日券」は2023年9月末で終了です。
- 交通系ICカードや現金利用のポイント
- Suica・ICOCAなど全国共通のICカードがバス・地下鉄で利用可能。事前チャージで乗り降りスムーズ!
- 市バスは中ドア乗車・前ドア降車が基本。
- 現金利用の場合、小銭(230円分)は事前に準備しておくと安心です。
まとめ
金閣寺へのアクセスは、費用を抑えたいなら市バス、時間と渋滞回避ならJR+バスや地下鉄+バス、快適さ最優先ならタクシーと、赴く旅のスタイルによって選択肢が異なります。
特に複数の観光地を1日で効率よく巡りたい場合は「地下鉄・バス1日券」を活用するのがおすすめです。
どのルートを選んでも、事前に混雑や渋滞情報を確認し、移動計画を立てましょう。
あなたの金閣寺観光が思い出深いものとなりますように。
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