岡山県を代表する古社「吉備津神社」では、毎年11月になると七五三参りの家族で賑わいます。
桃太郎伝説の舞台としても知られ、国宝の本殿や長い回廊を背景に写真を撮る家族も多く見られます。
本記事では、七五三の祈祷や混雑状況、撮影スポット、アクセス情報まで詳しく紹介します。
吉備津神社の概要

吉備津神社は、岡山市北区吉備津に位置し、吉備国の総鎮守として古くから信仰を集めてきました。
主祭神は大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)で、桃太郎伝説のモデルともいわれています。
- 所在地:岡山県岡山市北区吉備津931
- 電話番号:086-287-4111
- 参拝時間:5:00〜18:00
- ご祈祷受付時間:9:00〜14:30
- 駐車場:約400台(有料)
境内の見どころは、国宝に指定された「吉備津造(きびつづくり) 」の本殿・拝殿や、全長約400メートルの長い回廊です。
秋にはイチョウ並木が色づき、七五三の時期と重なるため多くの参拝者で賑わいます。
七五三のご祈祷について

吉備津神社では、11月中を中心に七五三のご祈祷を受け付けています。
予約不要で当日申し込みが可能なため、訪れる日を自由に選べるのが特徴です。
- 受付期間:
- 11月中
- 受付時間:
- 9:00〜14:30
- 初穂料:
- 1件につき3,000円から(お気持ちで)
- 予約:
- 不要。
- 当日、社務所で受付。
- 授与品:
- お札
- 千歳飴
- 絵馬や駄菓子など(年によって内容変動あり)
ご祈祷は他の参拝者と一緒に行われます。
混雑する時間帯は待ち時間が発生することもありますが、祈祷の回数が多いため比較的スムーズに進む傾向です。
当日の流れ

初めて七五三参りをする家族でも安心できるよう、当日の一般的な流れを紹介します。
- 社務所で受付
- 氏名・住所を記入し、初穂料を納めます。
- 待合室で待機
- 順番を待つ間、他の家族と一緒に控室で待機します。
- ご祈祷
- 拝殿で神主による祝詞があげられ、家族揃ってお祓いを受けます。
- 授与品の受け取り
- 祈祷後に千歳飴やお札を受け取ります。
境内では回廊や本殿前で記念撮影をする家族も多く、紅葉が美しい季節の思い出づくりに最適です。
撮影の注意点とおすすめスポット

七五三の記念撮影は境内で自由に行えますが、神聖な場であるためルールがあります。
- ご祈祷中の撮影・録音は禁止
- プロカメラマンの御祈祷殿入室は不可
- 境内(回廊・本殿前・イチョウ並木など)で撮影可能
紅葉の時期は、黄金色に染まるイチョウ並木が特に人気の撮影スポットです。
午前中の柔らかな光の時間帯がおすすめです。
七五三シーズンの混雑状況

吉備津神社では、七五三の時期である11月は非常に混雑します。
特に11月第2週〜15日頃の週末は参拝客が集中します。
- 混雑ピーク:
- 11月中旬の土日、11月15日前後
- 比較的空いている時期:
- 11月上旬または下旬の平日
- 混雑する時間帯:
- 午前10時〜午後2時ごろ
混雑を避けたい場合は、平日の午前9時台の早い時間帯がおすすめです。
駐車場とアクセス情報

駐車場は約400台分ありますが、七五三シーズンは満車になることもあります。
特に週末は周辺道路の渋滞も発生します。
- 駐車料金:
- 無料
- 正月期間:
- 整理料500円(1月1日〜5日)
- 最寄駅:
- JR桃太郎線「吉備津駅」から徒歩約10分
- 車:
- 岡山自動車道「岡山総社IC」から約10分
公共交通機関を利用すると、混雑を避けてスムーズに参拝できます。
七五三の混雑を避けるポイント

- 平日に参拝する
- 土日よりも人が少なく、落ち着いた雰囲気でご祈祷や撮影ができます。
- 早い時間帯を狙う
- ご祈祷受付開始の9時直後が最も空いています。
- ピーク時期を避ける
- 11月15日付近を避けて上旬または下旬に訪れると快適です。
また、子どもの体調を考慮し、待ち時間に備えて水分や軽食を用意しておくと安心です。
注意点と参拝マナー

- ご祈祷中の撮影は禁止。
- 静かに参拝を心がけましょう。
- 境内は階段や長い回廊があるため、履物に注意。
- 「吉備津神社」と「吉備津彦神社」は別の神社なので、カーナビ設定時は住所を確認。
まとめ
吉備津神社の七五三は、歴史ある建築や美しい紅葉に囲まれた特別な体験ができます。
混雑を避けたい場合は平日の早朝参拝がおすすめです。
予約不要で気軽にご祈祷が受けられるので、家族そろって思い出に残る一日を過ごしましょう。


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