【初心者必見】まずはこれから!今から覚える身近なカモ12選

鳥

冬になると、日本には多くのカモ類が飛来します。

カモ類は開けた水上で活動することが多く、比較的ゆっくり観察できるため、バードウォッチング初心者にもおすすめの鳥です。

この記事では、これからカモを覚えたい方に向けて、身近な場所で観察しやすい種類を中心に紹介します。

まずは特徴が分かりやすいオスから覚えていくと、カモの識別に慣れやすいです。

そもそもカモってどんな鳥?

まずは、カモ類を観察する前に知っておきたい基本的な特徴を紹介します。

カモ類とは?

カモ類はカモ目カモ科に属する鳥です。

バードウォッチャーが単に「カモ」という場合は、ガン類やハクチョウ類を含まないことが多いです。

体が大きく水辺で出会いやすいため、初心者がバードウォッチングを始めるのに適した鳥といえます。

メスは難しい

ハシビロガモの雄と雌

カモのオスは派手な色や特徴的な模様を持つ種類が多い一方、メスは茶色を基調とした地味な姿をしていることが多いです。

そのため、カモの識別ではメスに苦手意識を持つ人も少なくありません。

私も鳥を見始めた頃は、メスの識別にかなり苦戦しました。

最初はオスの特徴から覚えていくと、種類ごとの違いをつかみやすくなります。

大きく分けると2種類

水面採餌ガモと潜水ガモ

カモ類は、大きく分けると水面採餌ガモと潜水ガモというタイプに分けて考えることができます。

ただし、水面採餌ガモが潜水したり、潜水ガモが水面で餌を取ったりすることもあります。

そのため、採餌方法だけで種類を判断するのではなく、体の形や羽色なども合わせて観察しましょう。

初心者が覚えたい身近なカモ

ここからは、日本で比較的観察しやすく、特徴を覚えやすいカモを紹介します。

カルガモ

カルガモ
項目内容
学名Anas zonorhyncha
全長58-63cm
渡来時期通年
採餌方式水面採餌
鳥類目録第7版準拠

カルガモは、日本で見られるカモの中でも特に身近な種類です。

日本国内で広く繁殖し、ディズニーランドですら繁殖します。

春や夏にも普通に見られ、雌雄で大きく色が異ならないことも特徴です。

茶色い鱗模様の体と嘴先端の黄色を覚えておくと識別しやすくなります。

オカヨシガモ

オカヨシガモ

オカヨシガモは、全身の灰色と黒いお尻の羽が特徴的なカモです。

派手な色ではありませんが、太陽に照らされると鈍く光る羽が美しく、渋さのあるカモです。

ほかのカモのメスと間違えやすいため、灰色の体と黒いお尻を意識して観察してみましょう。

ヨシガモ

ヨシガモ

ヨシガモは、緑と茶色の美しい顔と、腰から伸びるカールした羽が特徴です。

オスの頭部は扁平で、ナポレオンの帽子を縦にかぶっているように見えることから「ナポレオンハットを持つカモ」と呼ばれることもあります。

ヒドリガモ

ヒドリガモ

ヒドリガモは、クリーム色のおでこと赤い顔が特徴的です。

陸上に出て植物を食べる姿もよく見られます。

アメリカヒドリとの交雑個体も見られ、顔に緑色の模様が出るなど個体によって見た目に違いがあります。

マガモ

マガモ

マガモは、緑色の顔、黄色い嘴、白い体など、目立つ特徴が多いカモです。

分布域が広く個体数も多いため、水辺で出会いやすい種類です。

一方で警戒心が強い個体もいるため、近づきすぎずに観察しましょう。

ちなみに、マガモはアヒルの原種です。

ハシビロガモ

ハシビロガモ

ハシビロガモは、名前の通り幅の広い嘴が特徴的なカモです。

オスは暗めの緑色をした顔と白い体も目立ちます。

集団で水面を回転しながら採餌することがあり、複数羽が水面でぐるぐる回る姿は見応えがあります。

オナガガモ

オナガガモ

オナガガモは、茶色い頭、白い胸、そして長い尾羽が特徴的です。

長い尾羽はメスにも見られるため、メスの識別を始めるときにも覚えやすいカモです。

コガモ

コガモ

コガモは、緑色のアイマスクと赤い顔が特徴的な小型のカモです。

淡水を好むカモの中では最小級で、ほかのカモと並んでいると小ささがよく分かります。

白いお尻も目立つため、体の小ささと合わせて覚えると識別しやすくなります。

ホシハジロ

泳ぎ回るホシハジロ

ホシハジロは、赤い頭と目、白い体が特徴的なカモです。

潜水ガモなので、水中へ頻繁に潜る姿を観察できます。

キンクロハジロ

キンクロハジロ

キンクロハジロは、モノクロカラーと後頭部の冠羽が特徴的なカモです。

冠羽が目立たないこともあるため、お腹の白と背中の黒も合わせて覚えておきましょう。

スズガモ

スズガモ

スズガモは、緑色の光沢がある黒い顔が特徴的なカモです。

キンクロハジロと似ていますが、スズガモは背中が白黒模様になる点が識別ポイントです。

海にいることが多く、大規模な群れを作ることもあります。

ミコアイサ

ミコアイサ

ミコアイサは、パンダのような顔が特徴的なカモです。

白を基調とした姿が巫女の白装束に似ていることから、この名前が付けられています。

警戒心が非常に強いため、近づきすぎず距離をとって観察することが大切です。

まとめ

カモ類は水辺で観察しやすく、種類ごとに特徴的な羽色や体形を持つため、バードウォッチング初心者にもおすすめです。

特に最初は、カルガモやマガモなど身近な種類から覚えていくと、カモの識別に慣れやすくなります。

オスの特徴を覚えたら、次はメスや似た種類にも目を向けてみましょう。

カモは身近な水辺でも観察できるので、まずは実際に探してみることが識別上達への近道です。

参考文献

氏原巨雄・氏原道昭(2020)『決定版 日本のカモ識別図鑑』株式会社誠文堂新光社。

叶内拓哉(2017)『フィールド図鑑 日本の野鳥』株式会社文一総合出版。

櫻井佳明(2022)「基本のカモ図鑑」『月刊 BIRDER』第36巻第12号、20-27頁、株式会社文一総合出版。

真木広造・大西敏一・五百澤日丸(2014)『決定版 日本の野鳥』株式会社平凡社。

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