【旅行記】東山動植物園のナイトズー・日本一高いスタバ

サムネ TRAVEL

2025年8月15日。

お盆の賑わいをそのまま飲み込んだような東山動植物園へ向かいました。

今年6月、上野動物園からスマトラトラがやってきたこともあり、久しぶりに足を運ぶことにした日です。

さらに、運よくナイトズーの時期と重なり、昼と夜の景色を両方楽しむ機会にもなりました。

ここでは、すべての動物を紹介すると果てしない道のりになるので、印象に残った動物たちを中心に書いていきます。


東山動植物園へ

東山動植物園は学生時代、年パスを持って頻繁に訪れていた場所です。

当時は動物園より植物園に吸い込まれることの方が多かったのですが、今回は真っ先にトラ舎へ向かいます。

スマトラトラ

東山動植物園 スマトラトラ
スマトラトラ

地下鉄駅から地上へ上がり、入園ゲートを抜けて園内へ。

アジアゾウやインドサイの展示エリアを横目に見つつ、目的地へ直行しました。

2025年6月に上野動物園から移動してきたスマトラトラの兄妹、アロナ(オス)とマクムル(メス)。

まだ1歳の若いトラで、そっくりな模様と対照的な性格が印象的です。

空中トンネルの展示は迫力があり、真上に現れるトラを見上げる瞬間は、まるで森の気配が落ちてくるようでした。

ただ、お盆の真っ只中ということもあり、トラ舎の周りは大混雑。

人の隙間を縫うようにして、やっと観察できました。

ツシマヤマネコ

東山動植物園 ツシマヤマネコ
ツシマヤマネコ

普段は気配すら感じさせないことも多いツシマヤマネコ。

この日は運よく草の間から姿をのぞかせてくれました。

近年の東山動植物園では、個体の死亡、新たな繁殖計画、そして新たに来園した個体など、変化が多い展示です。

落ち着いた気質の生き物なので、少しだけ姿を見られただけでも収穫の大きい時間。

コモドドラゴン

東山動植物園 コモドドラゴン

続いて、コモドドラゴンの展示へ。

タロウはシンガポール動物園生まれのオスで、2024年7月に東山へやってきました。

市長肝いりの長年の導入構想が、ようやく実ったという背景もあり、注目度の高い展示です。

以前冬に訪れたときも混雑がすさまじかったのですが、今回もなかなかの人の波。

屋内展示ということもあり、暑さから避難した人の流れもあったのかもしれません。

レッサーパンダ

東山動植物園 レッサーパンダ
レッサーパンダ

2021年3月にリニューアルされた、レッサーパンダ舎。

板の上で寝そべり、きょとんとした表情を浮かべていました。

人気の高さは相変わらずで、ここも人の熱気が溜まる空間。

植物園・温室前館

東山動植物園 植物園・温室前館

お昼ごはんを求めて植物園側へ移動しました。

園内は動物園側に比べて人の流れが穏やかで、空気がゆるやかに広がります。

東山植物園の温室前館は、日本最古の公共温室として知られ、1936年に建てられた鉄骨造の建物。

「東洋一の水晶宮」とも呼ばれる美しいドーム型のシルエットは、遠目に見るだけでも存在感を放っています。

今回は外観だけ写真に収め、次の目的地へ。


星が丘テラスへ

星が丘テラス

星が丘門を出て、ショッピングモール「星が丘テラス」へ散歩しながら向かいました。

緑の多いオープンモールで、季節ごとに表情の変わるエリアです。

星が丘製麺所

星が丘テラス 星ヶ丘製麺所
味噌ころきしめん

昼食は「星が丘製麺所」で、味噌ころきしめん。

愛知県産小麦「きぬあかり」を使った麺はつるりと喉を滑り、赤味噌の香りがふわりと立ち上がります。

味噌文化の厚みを一口ごとに感じる時間。


東山動植物園のナイトズー

休憩後、再び動物園へ戻り、ナイトズーを歩きます。
昼とはまったく異なる空気が漂い、足音すら静かに溶けていくゆるやかな時間。

自然動物館

東山動植物園 キオビヤドクガエル
キオビヤドクガエル

夜行性の生き物たちの展示が中心。

普段は見つけるのに苦労するキオビヤドクガエルが、今日はよい位置に。

息を潜めての観察。ここに来るとつい時間が溶けていきます。

アジアゾウ

東山動植物園 アジアゾウ
アジアゾウ

ゲートへ戻りながら立ち寄ったアジアゾウ。

ちょうど餌を受け取るタイミングで、人だかりがすごいことに。

東山動植物園といえばアジアゾウ。

長い歴史、飼育の変遷、初の赤ちゃんの誕生など、語るべき物語の多い展示です。

インドサイ

東山動植物園 インドサイ
インドサイ

最後にインドサイへ。

毎夏恒例、水浴びシーズン。

ホースから噴き出す水を浴びる姿は、こちらまで涼しくなるほど。

飼育の歴史や繁殖の成果、今後の転出予定などを知ると、一頭ずつの背景が立ち上がってきます。

インドサイをゆっくり見届け、園を後にしました。


名古屋JRゲートタワーのスターバックスへ

スターバックスコーヒー 名古屋JRゲートタワー店

締めくくりは、日本で最も高い場所にあるスターバックスへ。

名古屋JRゲートタワーの15階、地上約70メートルの眺望が広がる店舗です。

店内は広々とし、窓越しに名古屋駅前の夜景が広がります。

スターバックスコーヒー 名古屋JRゲートタワー店

ヘブンリー ピーチ フラペチーノを注文。

スターバックスコーヒー 名古屋JRゲートタワー店

瑞々しい甘さが、歩き疲れた体にやわらかく染み込みました。

夜景をしばし眺め、ゆっくりと余韻を抱えて帰路へ。


おわりに

久しぶりの東山動植物園。

昼の賑わいと夜の静けさ、その両方を味わえた濃い一日でした。

新しい展示が増え、歴史ある建物がリニューアルされ、時代とともに変わっていく園の姿も印象的です。

ナイトズーと高さのあるスターバックスという組み合わせも良い締めくくりとなり、夏の一日がしっかりと形を持って残った旅でした。

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました