箱根観光の人気スポットとして知られる箱根登山鉄道は、日本有数の山岳鉄道として多くの観光客に愛されています。
しかし、紅葉や紫陽花のシーズン、ゴールデンウィークや年末年始、夏休みなどの繁忙期は非常に混雑しやすくなります。
本記事では、混雑が発生しやすい時期・時間帯や特に混むセクション、混雑を回避するための具体的な方法を詳しくご案内します。
快適な箱根旅の計画にぜひお役立てください。
混雑しやすい時期と主な理由

箱根登山鉄道は、観光スポットが多く四季折々の自然も楽しめるため、時期によっては大変混雑します。
特に混雑しやすい季節やその理由を解説します。
時期 | 主な混雑理由 |
---|---|
4月上旬〜5月上旬 | 桜、新緑、ゴールデンウィークで観光客急増 |
6月中旬〜7月中旬 | 紫陽花シーズン、「あじさい電車」運行 |
8月中旬(お盆) | 夏休み・お盆休みで家族連れやカップルが多く訪問 |
10月下旬〜11月下旬 | 紅葉シーズン。特に11月中旬〜下旬の土日は激しい混雑 |
年末年始 | 初詣・長期休暇で観光客が集中 |
学校の春休み期間 | 長期休暇中の学生や家族旅行客が多数 |
特に紅葉や紫陽花のシーズン、長期休暇の土日祝日は大変な混雑が発生します。
芦ノ湖や大涌谷など、周辺観光地の混雑も連動しやすいのが特徴です。
混雑しやすい時間帯

箱根登山鉄道の混雑度は、一日の中でも時間帯によって大きく変動します。
以下の表を参考に、混雑しやすい時間帯を押さえておきましょう。
時間帯 | 混雑の状況 |
---|---|
8:00〜9:30 | 箱根湯本発の上り、観光客集中・混雑開始 |
9:30〜11:00 | 箱根湯本駅ホーム・車内ともにピークに |
12:00〜15:00 | 下り・上りとも観光客多く混雑が続く |
16:00〜18:00 | 帰路の観光客・地元利用者重なり混雑 |
18:00以降 | 混雑が徐々に緩和、帰路ラッシュ終了 |
混雑のピークは午前9時~11時の箱根湯本→強羅方面、午後13時~15時の強羅→箱根湯本方面と覚えておくと便利です。
混雑しやすい区間・駅

とくに混雑する場所を把握しておくことで、スムーズな移動や混雑回避がしやすくなります。
箱根湯本駅
- 小田急ロマンスカーなどからの乗り換え客が集中し、ホームや駅改札が大混雑します。
- 休日の午前中には入場制限がかかることもあるので注意が必要です。
強羅駅
- 箱根登山鉄道の終点。
- ケーブルカーやロープウェイへの乗り換えポイントで昼以降は大変混み合います。
- ロープウェイ乗車待ちの行列ができるピーク時もあります。
主要区間
- 箱根湯本駅〜強羅駅間は終始人気区間で、観光シーズン中は常に混雑します。
- あじさい電車運行時(6月中旬~7月中旬)、大平台駅周辺も観光客で車内・ホームとも混み合います。
- 下り坂・上り坂とも「スイッチバック」のある区間は景観人気もあり混雑しやすいです。
混雑しやすい駅・区間まとめ
駅・区間 | 特徴 |
---|---|
箱根湯本駅 | ロマンスカーとの乗り換え。入場制限も発生 |
強羅駅 | ケーブルカー・ロープウェイ乗換で混雑 |
大平台駅 | 紫陽花シーズンは一大撮影スポット |
箱根湯本~強羅区間 | 常に人気・観光シーズンは座席確保困難 |
ロープウェイ乗り場 | 大涌谷方面などは行列・待ち時間発生 |
繁忙期の特殊な混雑対策と注意点

繁忙期には30分~1時間の待ち時間が発生することも。
箱根登山鉄道だけでなく、ケーブルカー、ロープウェイや周辺道路、駐車場も混雑するので、下記の対策が重要です。
- 公共交通機関の活用
- 道路や駐車場の混雑を避けるため、自家用車ではなく電車・バスを利用。
- 早朝・平日利用
- 始発~8時台は比較的空いています。
- 時間の融通が利くなら平日を狙いましょう。
- 臨時列車・予約制の利用
- ゴールデンウィークや紅葉シーズンには臨時列車運行や、ケーブルカーでの事前予約制優先乗車が実施されることもあります。
- 混雑ピークを避けるルート・タイミング選択
- 箱根湯本発の始発、逆方向乗車、区間乗車(途中下車など)も有効です。
- 周辺観光地や他交通機関への分散
- 強羅駅以外からの乗車や、ロープウェイ・バス・箱根海賊船の活用もおすすめです。
対策 | 詳細 |
---|---|
公共交通利用 | 電車・バス利用で渋滞&駐車場問題回避 |
早朝行動 | 始発/午前中の早い時間が空いていて快適 |
平日利用 | 土日祝を外せばかなり空く |
区間分散 | 大平台駅乗車や途中下車を活用 |
臨時列車 | 混雑期には増発。公式HPで時刻要確認 |
事前予約 | ケーブルカー等で導入実験あり。事前申込が便利 |
季節ごとの混雑状況とポイント

季節ごとの混雑の特徴や注意点についても解説します。
春(4月~5月・春休み・GW)
- 桜や新緑、春休み・ゴールデンウィーク中は家族連れなどで大混雑。
- 朝の箱根湯本駅は特にホーム・車内とも密度が高まります。
初夏~夏休み(6月中旬~8月・あじさい電車・お盆)
- 紫陽花の「見頃」時期(箱根湯本駅から標高差とともに見頃も移動)、大平台駅周辺が人気。
- 夏休み(お盆含む)は終日車内が満員になる傾向。
- 特に日中は注意。
- ロープウェイやケーブルカーもピーク時は長蛇の列になることも。
秋(10月下旬~11月下旬・紅葉)
- 11月中旬~下旬の土日は鉄道・ケーブルカー・ロープウェイ・周辺道路も激しい混雑。
- 箱根強羅公園、彫刻の森、美術館エリアなども大変混み合います。
- 駐車場は早朝到着でも満車必至、公共交通推奨。
冬(年末年始・冬休み)
- 年末年始や冬休みは特に初詣をはじめ観光客で混雑。
- 雪化粧が加わると空いている日もある一方、帰省ラッシュなど強烈な混雑もあるので要注意。
混雑を避けるための方法

実際に現地で快適な旅をするための、混雑回避のポイントをまとめました。
- 時間帯・曜日の選択:
- 平日か休日の早朝・夕方以降利用を徹底する
- 始発・最終活用:
- 始発は観光客が少なく、座れることが多い
- 途中駅・逆方向乗車:
- 箱根湯本駅以外からの発着や、逆方向に乗ると空いていることが多い
- 目的地の分散:
- 強羅駅や大涌谷などの人気駅以外で降車・観光する
- 複数の交通手段併用:
- ロープウェイ・バス・海賊船などをうまく使い混雑分散
- 事前情報収集:
- 箱根の運行状況は箱根ナビ・ジョルダン・Yahoo!路線情報などでリアルタイム表示
まとめ
箱根登山鉄道は、年間を通して多くの観光客が利用するため、時期や区間、時間帯によっては混雑を避けられません。
特に箱根湯本駅・強羅駅、主要区間、紫陽花や紅葉シーズン、繁忙期は大混雑が発生します。
公共交通機関の利用や早朝利用、平日・オフシーズンへの旅程調整、複数交通機関の併用、臨時列車や事前予約の利用などを組み合わせ、計画的な行動と最新の情報収集を心がけましょう。
これらのポイントを押さえれば、より快適に箱根の豊かな観光を楽しむことができます。
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