年末年始に首都圏を移動する際、重要な役割を担うのが外環道(東京外かく環状道路)です。
都心を通らずに関越道・東北道・常磐道・東関東道などを結ぶため、帰省や初詣シーズンは特有の渋滞が発生します。
本記事では、外環道の概要から、年末年始の混雑ピーク、時間帯、注意点、回避策まで旅行者向けに詳しく解説します。
外環道の基本概要

外環道は、都心から約15km圏を環状に結ぶ計画延長約85kmの道路です。
首都圏の渋滞緩和と災害時のネットワーク確保を目的に整備が進められています。
現在は放射状高速道路を横方向につなぐ重要なバイパス機能を果たしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 東京外かく環状道路 |
| 道路構成 | 東京外環自動車道(高速)・国道298号(一般道) |
| 開通区間 | 大泉JCT〜高谷JCT(約50km) |
| 事業中区間 | 大泉JCT〜東名JCT(約16km) |
| 主な接続路線 | 関越道・東北道・常磐道・京葉道路・東関東道 |
特に物流車両や都心通過交通が集中しやすく、通常期でも交通量が多い路線です。
年末年始の混雑ピーク日
外環道は「接続路線の渋滞が波及する」構造が特徴です。
そのため単独で混むというより、関越道や東北道の状況に左右されます。
| 区分 | 主な日程 | 混雑傾向 |
|---|---|---|
| 帰省ラッシュ | 12月29日〜30日 | 外回り(郊外方面)が混雑 |
| 元日 | 1月1日 | 比較的落ち着く |
| Uターンラッシュ | 1月2日〜3日 | 内回り(都心方面)が年間最大ピーク |
特に1月2日は一年で最も混雑する日となりやすく、午後は断続的に渋滞が発生します。
混雑する時間帯

時間帯を把握しておくことで、旅行や帰省の計画が立てやすくなります。
外回り(関越・東北方面)
- 7:00〜11:00
- 帰省車両が集中
- 大泉JCTや川口JCT付近で渋滞発生
- 接続路線の渋滞が本線まで波及
内回り(都心方面)
- 15:00〜20:00
- Uターン車両が集中
- 川口JCT・三郷JCT周辺が混雑
- 渋滞距離が10km以上になることもある
午前は下り、午後は上りが混雑の中心になります。
混雑が激しくなる主な理由

年末年始に外環道が混雑する理由は複数あります。
- 接続路線の渋滞波及
- 東北道(川口JCT)や関越道(大泉JCT)が詰まる
- 合流部で流れが止まり本線まで影響
- サグ部での速度低下
- 下り坂から上り坂に変わる地点で自然減速
- 川口東IC付近が代表的なボトルネック
- 物流車両の多さ
- 沿線に大型物流施設が集中
- トラック交通量が多い
- 国道298号との流動
- 短距離利用者も多く交通密度が高い
年末年始期間の交通量は1日約36,000〜42,000台に達することもあります。
三が日・初詣シーズンの影響
三が日はイベント交通が加わり、通常とは異なる混雑傾向が見られます。
| イベント | 影響 |
|---|---|
| 初詣 | 大宮氷川神社・成田山方面への流入増加 |
| 初日の出 | 1月1日3:00〜6:00に千葉方面が一時混雑 |
| 初売り | 1月2日午後に都心方面が激混雑 |
JCT付近では車線変更が増え、流れが悪化しやすくなります。
年末年始の注意点

旅行者が特に注意したいポイントをまとめます。
- 新倉PAの混雑
- 外環道唯一のPA
- 満車待ちが本線渋滞を引き起こす場合あり
- 追突事故の多発
- 渋滞最後尾で事故が起きやすい
- ハザードランプで後続車に合図する
- 高速バスの大幅遅延
- 数時間の遅れが発生することもある
- ETC休日割引の適用外日
- 年末年始は通常料金となる年が多い
余裕を持ったスケジュール設定が重要です。
渋滞回避のポイント

少しの工夫で混雑を回避できる可能性があります。
- 1月2日午後の内回りを避ける
- 早朝や深夜帯を活用する
- 川口JCT・三郷JCTの情報板を確認する
- 本線10km以上の渋滞時は国道298号を検討する
- 休憩は混雑前に済ませる
並走する国道298号は有効な代替ルートになる場合があります。
まとめ
外環道は首都圏の放射状高速道路を結ぶ重要な環状道路です。
年末年始は帰省とUターンが重なり、特に以下の時間帯が混雑します。
- 12月29日〜30日午前の外回り
- 1月2日〜3日午後の内回り
接続路線の影響を受けやすいため、リアルタイム交通情報の確認と時間分散が重要です。
余裕を持った移動計画で、安全な年末年始のドライブを心がけましょう。


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