湘南・江の島の象徴として知られる江島神社(えのしまじんじゃ)は、日本三大弁財天の一つに数えられる人気の神社です。
七五三の時期には、海を望む美しいロケーションとご利益を求めて多くの家族連れが訪れます。
本記事では、江島神社で七五三を行う際の混雑状況や受付方法、初穂料、写真撮影のポイントまで詳しく紹介します。
江島神社の概要

江島神社は、神奈川県藤沢市江の島に鎮座し、海の神・水の神・芸道上達の神として古くから信仰を集めています。
三姉妹の女神を祀る三つの宮から成り、それぞれ異なる魅力があります。
| 宮の名称 | 位置・特徴 | 祀られている神 |
|---|---|---|
| 辺津宮(へつみや) | 島の入口付近。 ご祈祷受付はこちら。 | 田寸津比賣命(たぎつひめのみこと) |
| 中津宮(なかつみや) | 島の中腹。 朱色の社殿が美しい。 | 市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと) |
| 奥津宮(おくつみや) | 島の最奥部。 海に近く静かな雰囲気。 | 多紀理比賣命(たぎりひめのみこと) |
三社を巡る参拝は、島内を登る形となり、歩く距離がやや長めです。
小さな子ども連れの場合は、有料の「江の島エスカー(エスカレーター) 」を利用すると便利です。
七五三のご祈祷について

江島神社の七五三は予約不要・当日受付制です。
本殿(辺津宮)横の社務所で申し込みを行います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受付場所 | 辺津宮(本殿)横の社務所 |
| 受付時間 | 午前8時30分~午後5時(年末年始を除く) |
| 初穂料 | 種類により異なる(社務所で確認) |
| 祈祷時間 | 15〜20分程度 |
祈祷後は記念品が授与されます。
混雑時は待機所で順番を待つことになりますので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
七五三当日の流れ
初めて江島神社で七五三を行う方のために、当日の大まかな流れを整理しておきます。
- 社務所で祈祷申込書を記入・初穂料を納める
- 待機所で順番を待つ
- 本殿に上がり、祈祷を受ける
- 記念品を受け取り、境内で撮影や散策
混雑時は待機時間が長くなるため、午前8時半の受付開始直後または午後3時以降が比較的スムーズです。
混雑する時期・時間帯

江島神社の七五三は、11月の土日祝日が最も混雑します。
特に11時〜14時の時間帯は、参拝客・観光客・祈祷希望者が集中します。
| 時間帯 | 混雑状況 | 備考 |
|---|---|---|
| 午前8:30〜10:00 | 比較的空いている | 早朝の参拝が狙い目 |
| 午前11:00〜午後2:00 | 混雑ピーク | 待ち時間が発生しやすい |
| 午後3:00〜5:00 | やや落ち着く | 日没前の撮影にも最適 |
また、七五三シーズンの江の島は観光客でも賑わうため、島内の駐車場も満車になりやすいです。
公共交通機関の利用がおすすめです。
混雑する理由
江島神社の七五三が混み合うのは、以下の2つの要因が重なるためです。
- 七五三参拝の集中:
- 11月15日前後は全国的に七五三のピーク。
- 週末は多くの家族連れが訪れます。
- 観光地としての人気:
- 江の島は年間2,000万人以上が訪れる観光スポット。
- 特に秋の行楽シーズンは訪問客が増え、島全体が混雑します。
このため、七五三参拝を落ち着いて行いたい場合は、10月下旬や12月初旬の平日を狙うとよいでしょう。
写真撮影のポイント

七五三の記念写真を撮る際は、江の島の美しい景観を活かすのがおすすめです。
| 撮影場所 | 特徴 |
|---|---|
| 境内(辺津宮〜中津宮) | 朱色の社殿と緑が美しく、晴天時は光が柔らかく写りやすい |
| 江の島シーキャンドル周辺 | 海を背景にした開放的な写真が撮影可能 |
| フォトスタジオ「カノン・バイ・ザ・シー」 | 江の島にある写真スタジオ。 和装撮影やロケーション撮影に対応 |
撮影時は観光客も多いため、混雑を避ける早朝や夕方を狙うと、落ち着いた写真が撮れます。
服装と持ち物のポイント

七五三は家族での記念行事でもあるため、服装選びも大切です。
| 対象 | 服装の目安 |
|---|---|
| 子ども | 着物やスーツなどの正装。 着崩れや疲れ対策に着替えを持参 |
| 保護者 | 子どもの服装に合わせて、フォーマルまたはセミフォーマル |
| 注意点 | 江の島は坂道や階段が多いため、歩きやすい靴を選ぶ |
お子さんが疲れた時に休めるよう、飲み物やおやつを準備しておくと安心です。
周辺の楽しみ方

ご祈祷後は、江の島の散策も楽しめます。
参道には飲食店や土産物店が並び、七五三の記念に立ち寄るのもおすすめです。
| 見どころ | 内容 |
|---|---|
| 江の島シーキャンドル | 展望灯台から湘南の海を一望 |
| サムエル・コッキング苑 | 花や植物に囲まれた癒しスポット |
| 弁財天仲見世通り | お土産や軽食を楽しめる参道エリア |
まとめ
江島神社の七五三は、予約不要で気軽に祈祷できる一方、観光地特有の混雑が発生します。
スムーズに参拝したい場合は、平日または早朝・夕方を狙うのがポイントです。
美しい社殿や海の景色を背景にした写真撮影も魅力で、七五三の思い出づくりにぴったりの神社といえるでしょう。


コメント