熱海温泉へ足を運ぶ際、何でアクセスするか悩まれる方が多いと思います。
高速バスか、新幹線か…。
あえて、鈍行で行くのか…。
私は愛知県在住で、熱海温泉へ鈍行で行くことが多いですが、新幹線でも良かったなーと思うこともしばしば。
そんな方のために、この記事では様々なアクセス方法を比較して、おすすめのアクセス手段を紹介します。
熱海温泉とは

熱海温泉は、伊豆半島の東側に位置する温泉地です。
美しい海岸線と豊かな自然に囲まれ、観光地としても人気があります。
熱海温泉の歴史は古く、古代から知られた温泉地です。
平安時代にはすでに、貴族や僧侶が訪れた記録があります。
江戸時代に入ってからは、宿泊施設が増え、観光地としての地位を確立していきました。
そんな熱海温泉の泉質は、主に塩化物泉です。
(塩化物泉:61.7%,硫酸塩泉:28%,単純温泉:10.3%)
海水に近い塩分を含み、肌をしっとりと保湿する効果があります。
また、弱アルカリ性の湯も含まれており、期待される効果は疲労回復や美肌などです。
多くの温泉旅館やホテルが立ち並び、様々なタイプの温泉施設を楽しむことができます。
様々なアクセス方法
熱海温泉へ行くためには、熱海駅へ行かなければなりません。
熱海駅へのアクセス方法を、新幹線,電車,高速バスの3項目に分けて紹介します。
新幹線

東京駅,名古屋駅,新大阪駅から新幹線で出発した場合の料金は、以下のとおりです。
- 東京駅→熱海駅:3740円(43分)
- 名古屋駅→熱海駅:8240円(1時間27分)
- 新大阪駅→熱海駅:12100円(2時間16分)
以上です。
名古屋駅と新大阪駅発の料金は「高いな…」と感じてしまうかもしれませんが、東京駅発のはそれほど感じないですよね。
もちろん、この後に紹介する電車や高速バスと比較すると、高額であるのは間違いありません。
しかし、乗り換えなしで3740円なら、わりとアリだと思います。
ちなみに、名古屋駅と新大阪駅発の場合は、乗り換えが必要です。
名古屋駅の場合は、静岡駅で乗り換え。
新大阪駅の場合は、名古屋駅と静岡駅で乗り換えをします。
電車

東京駅,名古屋駅,新大阪駅から電車で出発した場合の料金は、以下のとおりです。
- 東京駅→熱海駅:1980円(1時間50分)
- 名古屋駅→熱海駅:4840円(4時間35分)
- 新大阪駅→熱海駅:7480円(7時間46分)
以上です。
東京駅発の場合、最安の行き方になります。
安いうえに、2時間程度なら許容できる人も多いのではないでしょうか。
名古屋発の場合も、実質最安です。
私は愛知県に在住ですが、熱海へ行く際は電車を利用しています。
始発と終電が前提ではありますが、十分に熱海を満喫可能です。
新大阪駅発は、ちょっと現実味のない乗車時間ですね…。
途中下車の旅などで利用する分には、全然アリだと思います。
サフィール踊り子

東京駅発の場合、サフィール踊り子も選択肢に入ります。
サフィール踊り子とは、東京と伊豆・下田を結ぶ観光特急列車です。
天窓やカフェテリアなど、高級感あふれる列車となっています。
料金は6640円、乗車時間は1時間17分です。
贅沢な旅をすると割り切っている方なら、アリかと思います。
高速バス

とにかく安い!
庶民の味方、高速バスです。
私もあらゆる場面で、高速バスを利用しています。
日によって異なりますが、おおまかな料金は下記のとおりです。
- 東京エリア→三島駅 or 沼津駅
- 2200〜2400円(約2時間)
- 三島駅→熱海駅:330円(14分)
- 沼津駅→熱海駅:420円(20分)
- 合計:2500〜2800円
- 名古屋駅→静岡駅
- 3100円(3時間48分)
- 静岡駅→熱海駅:1340円(1時間12分)
- 合計:4440円
- 新大阪駅→静岡駅 or 東名御殿場など
- 4300〜4600円(約6時間)
- 静岡駅→熱海駅:1340円(1時間12分)
- 御殿場駅→熱海駅:860円(59分)
- 合計:5500〜6000円
見ての通り、熱海駅へ行く直行バスはありません。
三島駅,沼津駅,静岡駅,御殿場駅のいずれかを経由する必要があります。
そして、東京駅と名古屋駅から出発する場合、高速バスはおすすめできません。
東京発のバスは、どれに乗っても電車より高くなってしまいます。
名古屋駅発はわずかに安いですが、高速バスが静岡駅に到着するのは、熱海行きの終電が過ぎた後…。
静岡駅で宿泊してから熱海へ行くこともできますが、それなら旅行当日に新幹線で行ったほうが安くなります。
(静岡駅周辺で無料で宿泊できる手段があるなら、話は別です。)
新大阪駅を出発する場合は、かなりおすすめです。
日帰り観光は難しいですが、熱海や経由駅で一泊すること前提でしたら効率良くなります。
これがおすすめ!

条件別に分けて、おすすめのアクセス方法を紹介します。
日帰り
東京駅発の場合、新幹線及び電車で行くのがおすすめです。
サフィール踊り子を利用して、豪華な旅にするのもアリだと思います。
名古屋駅発の場合も、新幹線及び電車で行くのがおすすめです。
電車で行く際は、始発で行き、終電で帰るのが良いかと思われます。
ただ、台風の接近や大規模な遅れが予想されるときは、早めに帰りましょう。
新大阪駅発の場合、新幹線一択です。
熱海で宿泊する
東京駅と名古屋駅発の場合は、電車がおすすめです。
時間を買いたい場合は新幹線でも良いですが、一泊以上するなら時間的に余裕があるので、電車でも良いかと思います。
新大阪駅発の場合は、新幹線がおすすめです。
電車だと約8時間も乗車しなくてはならず、完全に移動日になってしまいます。
それでも良い!電車旅を楽しむ!
そんな方は、電車で行っちゃいましょう!
いろんな場所を転々と旅行したい
様々な場所を巡る旅をしたい方は、新幹線を利用しましょう。
例えば・・・
熱海行ってから沼津を観光して、夜は浜松で過ごす。
こんな旅程を立てている方は、最初の熱海までのアクセスは新幹線がおすすめです。
こういった場合は、時間を買うに越したことはありません。
密に計画を立てて、電車で可能な旅程なら電車にしましょう。
とにかく安く!
とにかく安く移動したい!
東京駅と名古屋駅発の場合は、電車がおすすめです。
最安で移動でき、移動時間もそこまで苦痛ではありません。
新大阪駅発の場合は、高速バスと電車を利用しましょう。
最後に
アクセス手段は、最終的に財布事情や旅行スタイルで大きく変わってきます。
自分に合った方法で、旅行を楽しみましょう。
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