【旭山動物園】所要時間の目安|滞在目的別おすすめルートと見どころ

サムネ TRAVEL

北海道旅行のハイライトとして、多くの人々を惹きつける旭山動物園

動物たちの生き生きとした姿を間近で見られる「行動展示」は、何度訪れても新しい発見があり、子どもから大人まで楽しめます。

しかし、「どのくらいの時間があれば満喫できるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

この記事では、旭山動物園の滞在時間について、旅行スタイルや目的に合わせて最適な目安を徹底解説します。

効率よく回るポイントや、見逃せない人気エリアもご紹介するので、ぜひ旭山動物園への旅行計画の参考にしてください。

旭山動物園ってどんなところ?その魅力と基本情報

旭山動物園 キングペンギン
キングペンギン

旭山動物園は、北海道旭川市にある日本最北の動物園で、1967年に開園しました。

その最大の魅力は、動物が本来持っている能力や行動を最大限に引き出す「行動展示」です。

例えば、「あざらし館」では円柱水槽「マリンウェイ」をアザラシが上下に泳ぎ回り、「ほっきょくぐま館」ではホッキョクグマが巨大なプールにダイブする姿を間近で観察できます。

動物たちが自然体で過ごす様子を見られる工夫が随所に凝らされており、訪れる人々を感動させています。

約110種類の動物が飼育されており、ホッキョクグマやペンギン、アザラシなど、寒冷地に適した動物が多いのも特徴です。

また、絶滅危機にある動物の保護や繁殖、野生動物の保護や環境問題に関する研究にも積極的に取り組んでおり、「伝えるのは、命」という理念のもと、教育的役割も果たしています。

旭山動物園の基本情報

  • 所在地:
    • 〒078-8205
    • 北海道旭川市東旭川町倉沼
  • 開園時間: 季節により変動します。
    • 夏季: 9:30~17:15 (時期により9:30~16:30)
    • 冬季: 10:30~15:30
    • ※8月のお盆時期には「夜の動物園」として21:00まで開園する特別期間もあります。
    • 訪問前に必ず公式サイトで最新の開園時間をご確認ください。
  • 入園料:
    • 大人(高校生以上): 1,000円
    • 中学生以下: 無料
    • ※旭川市内の宿泊施設を利用した方向けの「おもてなし券」(1泊2日券)や、1年中何度でも入園できる「動物園パスポート」(1,400円)などもあります。
  • アクセス:
    • 旭川駅より:
      • 路線バス(旭川電気軌道 旭山動物園線41・47番線)で約40分(大人片道450円)。
    • 旭川空港より:
      • バスで約35分。
    • :
      • 旭川駅から約30分。
      • 正門と東門に無料駐車場が完備されています。
  • 公式サイト: 旭川市旭山動物園 公式サイト

目的別!旭山動物園の所要時間とおすすめの回り方

旭山動物園 シロフクロウ
シマフクロウ

旭山動物園の滞在時間は、どのように楽しみたいかによって大きく変わります

ご自身の旅行計画に合わせて、最適な時間配分を考えましょう。

短時間で主要な見どころを効率よく回る場合(1時間半~2時間)

他の観光スポットも巡る予定で、旭山動物園にかけられる時間が限られている方におすすめのプランです。

  • 効率的な回り方:
    • まずは、ホッキョクグマ館ペンギン館あざらし館といった特に人気の高い「行動展示」施設に絞って見学ルートを決めましょう。
    • 園内は山の斜面に沿って作られているため、東門から入園すると、緩やかな下り坂を進みながら効率的に回れます。
    • 主要な動物舎は比較的東門に近いエリアに集中しています。
    • 人気の「もぐもぐタイム」は大変混雑するため、時間が限られている場合は、特定のイベントにこだわらず、動いている動物たちを優先して鑑賞するのが効率的です。
    • お土産は、出口付近の売店でサッと済ませるか、事前に目星をつけておくと時間を有効に使えます。
  • ポイント:
    • 開園直後や閉園間際など、比較的空いている時間帯を狙うと、スムーズに移動しやすくなります。

動物たちをじっくり観察し、イベントも楽しみたい場合(3時間〜4時間)

旭山動物園の魅力を存分に味わいたい方におすすめの、標準的なプランです。

人気の「もぐもぐタイム」や「ワンポイントガイド」も楽しめます。

  • おすすめの回り方:
    • 入園したら、まず園内マップや公式サイトで「もぐもぐタイム」や「ワンポイントガイド」のスケジュールを確認し、見たいイベントの時間を中心にルートを計画しましょう。
    • これらのイベントは動物たちの個性的な行動や飼育員の詳しい解説を聞ける貴重な機会です。
    • 東門からの入園は、体力の消耗を抑えつつスムーズに園内を巡れるのでおすすめです。
    • ペンギン館の水中トンネルや、あざらし館のマリンウェイなど、行動展示の醍醐味を味わえる人気施設では、ぜひ時間をかけてじっくりと観察してみてください。
    • 園内にはレストランやカフェも充実しています。
    • 疲れたら休憩を挟みながら、北海道らしい食事や軽食を楽しむのも良いでしょう。
  • ポイント:
    • 「もぐもぐタイム」は多くの来園者で賑わうため、開始時刻の15分前には目的の場所へ到着し、良い観察位置を確保することをおすすめします。
    • 手書き看板やワンポイントガイドを読みながら、ゆっくりと園内を散策すると、動物についてより深く知ることができます。

子連れや団体で、ゆったりと動物園を満喫したい場合(4時間以上)

小さなお子様連れや、グループで来園し、休憩や食事、お土産選びも楽しみたい場合は、たっぷり時間を確保するのがおすすめです。

  • ゆったり過ごすためのポイント:
    • お子様の興味やペースに合わせて、無理なく行動することが何よりも重要です。
    • すべての動物を見ることにこだわらず、お子様が特に興味を持った動物をじっくりと観察する時間を設けましょう。
    • 園内にはベビーカーの貸し出し(有料)や、授乳室、おむつ交換台が設置されています。事前にマップで場所を確認しておくと安心です。
    • 天候によっては、屋内の施設を多めに回ったり、途中で屋根のある休憩スペースを利用したりするなど、柔軟に計画を立てましょう。
    • こども牧場」ではウサギやモルモット、ヤギなどの動物と触れ合うことができ、お子様に大人気です。
    • 園内のレストランや売店で、北海道限定の動物グッズを探したり、地元の味を楽しんだりする時間も確保しておきましょう。
    • 冬期の「ペンギンの散歩」や、夏期の「夜の動物園」など、季節限定の特別なイベントは、滞在時間をさらに充実させてくれるはずです。
  • その他:
    • 園内にはコインロッカーがあるので、荷物を預けて身軽に回るのも便利です。

所要時間の一覧表

所要時間の一覧は、以下のとおりです。

目的・スタイル所要時間主な見どころ・ポイントおすすめの回り方・注意点
短時間で主要な見どころを効率よく回りたい場合(他観光地も巡る)1時間半~2時間ホッキョクグマ館・ペンギン館・あざらし館(人気「行動展示」中心)東門から入園、イベントは割愛、お土産は出口付近で手早く。
開園直後/閉園間際が狙い目。
イベントも楽しみながらじっくり回りたい(標準的な動物園巡り)3時間〜4時間上記主要施設+「もぐもぐタイム」「ワンポイントガイド」<br>レストラン・カフェ入園後にイベント時間を確認、人気展示では充分に観察する。
イベント15分前移動で良い場所確保。
子連れや団体で、休憩・食事・お土産も満喫してゆったり過ごしたい場合4時間以上全体的な展示、ふれあい体験(こども牧場)、園内レストラン・売店お子様やグループのペース優先、必要に応じて休憩。<br>季節イベントもおすすめ。ベビーカーなど活用
(参考: 季節限定イベント参加の場合)上記+イベント分ペンギンの散歩(冬季)、夜の動物園(夏季)など通常の滞在時間にイベント分を追加
公式サイト等でイベント時間要確認

見どころたくさんの旭山動物園 人気エリア10選

旭山動物園 シベリアトラ
シベリアトラ

旭山動物園には、行動展示の魅力を存分に味わえる施設がたくさんあります。

特に人気の高いエリアをいくつかご紹介しましょう。

  1. えぞひぐま館:
    • 2022年オープンの新しい施設。
    • 北海道の森を再現した放飼場で、エゾヒグマが小川で水浴びする姿などを間近で見られます。
  2. あざらし館:
    • 「マリンウェイ」と呼ばれる円柱水槽を、アザラシがスイスイと泳ぎ抜ける姿は必見です。
  3. ほっきょくぐま館:
    • 「シールズアイ」と呼ばれるドームから、アザラシの視点でホッキョクグマを観察するスリルを体験できます。
    • 豪快なダイブにも注目です。
  4. ぺんぎん館:
    • 水中トンネルを泳ぐペンギンたちを360度鑑賞できます。
    • まるで空を飛んでいるかのような姿に感動することでしょう。
  5. てながざる館:
    • 14mもの鉄塔の間を、長い腕を使って飛び移るシロテテナガザルの驚異的な運動能力を観察できます。
  6. レッサーパンダ舎:
    • 高さ3.5mの吊り橋をレッサーパンダが頭上を行き来する姿はとても愛らしいです。
  7. きりん舎:
    • 背の高いキリンを、目線と同じ高さや足元からなど、様々な角度で観察できる工夫がされています。
  8. かば館:
    • 水深3mの巨大なプールで、カバが軽やかに泳ぐ姿を観察できます。
    • 天井のアクリル板からは、普段見られないカバのお腹や足も見られます。
  9. エゾシカの森:
    • 北海道の森をイメージした広大な放飼場で、エゾシカが岩場を歩く姿などを見られます。
  10. シロフクロウ舎:
    • ハリー・ポッターに登場するフクロウのように純白の羽毛を持つシロフクロウを、自然に近い環境で観察できます。

まとめ

旭山動物園は、動物たちの生き生きとした姿と出会える感動の場所です。

ご紹介した所要時間の目安を参考に、あなたの目的に合わせた最適な滞在時間を計画することで、より充実した動物園体験ができるはずです。

「もぐもぐタイム」や季節限定イベントなども事前にチェックして、旭山動物園ならではのユニークな見どころを存分にお楽しみください!

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