京都・東山の麓にある高台寺は、豊臣秀吉の正室・北政所(ねね)が建立した由緒ある寺院です。
秋の紅葉シーズンには、国指定の名勝庭園や臥龍池に映り込む「逆さ紅葉」、幻想的なライトアップが楽しめることで知られ、国内外から多くの観光客が訪れます。
そのため紅葉シーズンは混雑必至ですが、混雑を避ける工夫をすれば、ゆったりとした時間を過ごすことも可能です。
この記事では、高台寺の紅葉の見頃や混雑のピーク時間帯、混雑を避けるポイント、注意点を詳しく解説します。
高台寺の紅葉の見頃

高台寺の紅葉は、境内に約1,000本植えられたヤマモミジやイロハモミジが色づき、庭園や竹林を鮮やかに染め上げます。
- 見頃の時期:
- 例年11月中旬〜12月上旬
- 樹木の種類:
- 主にヤマモミジ、イロハモミジ
- 名所:
- 臥龍池
- 竹林
- 開山堂周辺
特に臥龍池では、紅葉が水面に映り込む「逆さ紅葉」が見どころです。
昼間の鮮やかさとは異なり、夜間ライトアップでは幻想的な光景が広がります。
混雑する時間帯

紅葉シーズンの高台寺は、日中・夜間を問わず大変混み合います。
とくに以下の時間帯は混雑のピークとなるため注意が必要です。
観光客の流れを踏まえた混雑傾向は以下の通りです。
- 午前10時〜午後4時
- 日中の拝観ピーク。
- 特に土日祝は境内や周辺道路も混雑。
- 午後5時〜午後7時ごろ
- 夜間特別拝観のライトアップ開始直後。
- 昼間の観光客と入れ替わりで訪れる人が集中。
- 週末・祝日
- 平日と比べて混雑度合いが増し、チケット売り場にも行列が発生。
混雑を避ける狙い目の時間帯

混雑が避けられない紅葉シーズンですが、時間を選べば比較的落ち着いて拝観できます。
- 平日の午前9時台(開門直後)
- 観光客が少なく、境内をゆっくり散策可能。
- 夜間拝観の終了間際(午後9時以降)
- 受付終了時間直前は人出が落ち着く傾向。
- ただし閉門時間に注意。
- 見頃をずらす
- 色づき始めの11月上旬や、ピークを過ぎた12月上旬は比較的人が少なめ。
高台寺ライトアップ情報(2025年)

高台寺の紅葉の魅力のひとつが夜間特別拝観のライトアップです。
- 開催期間:
- 2025年10月24日(金)〜12月14日(日)
- 点灯時間:
- 日没〜21:30受付終了(22:00閉門)
- 拝観料:
- 大人600円
- 中高生250円(昼間と同額)
見どころ
- 臥龍池に映る「逆さ紅葉」
- 竹林のライトアップ
- 開山堂・観月台と紅葉の共演
- プロジェクションマッピングによる演出
ライトアップの魅力は、昼間とは異なる幻想的な景観です。
とくに池の鏡面に映る紅葉は、高台寺ならではの特別な光景です。
混雑対策と注意点

紅葉シーズンの高台寺は非常に混雑するため、快適に過ごすための対策が重要です。
混雑対策
- 平日の午前9時や夜間拝観終了間際を狙う
- オンラインや共通割引拝観券を事前購入して、チケット売り場の行列を回避
- 境内の拝観ルートは一方通行になる場合があるため、誘導に従う
拝観マナー
- 三脚は禁止。
- 狭い場所での立ち止まり撮影は避ける
- 人気の撮影スポットでの長時間の場所取りは控える
- 境内では飲食禁止
アクセスの注意点
- 紅葉シーズンは周辺道路が渋滞し、駐車場も満車になりやすい
- 公共交通機関を利用するのが基本。
- 京都市バス「東山安井」から徒歩7分
- バスが混雑する場合は、京阪「祇園四条」駅や阪急「京都河原町」駅から徒歩もおすすめ
まとめ
高台寺は、紅葉シーズンに国内外から観光客が訪れる京都屈指の紅葉名所です。
臥龍池に映る「逆さ紅葉」や幻想的なライトアップは必見ですが、混雑も避けられません。
訪れる際は、平日の午前中や夜間拝観の遅い時間を狙い、事前にチケットを用意しておくことで、快適に紅葉を楽しむことができます。
歴史と文化が息づく高台寺の秋景色を、ぜひじっくりと堪能してみてください。
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