芦ノ湖の湖畔にそびえる朱色の「平和の鳥居」は、箱根神社を代表する絶景スポットとして国内外の旅行客から人気を集めています。
しかし近年は、年末年始や特定期間に立入禁止となることがあり、訪問を予定している方から「行けない時期があるの?」という声も多く聞かれます。
本記事では、平和の鳥居の歴史や魅力、立入禁止の経緯と理由、2025年現在の最新状況、訪問時の注意点を詳しくご紹介します。
平和の鳥居とは

平和の鳥居は、芦ノ湖の湖中に建つ朱色の大鳥居で、その幻想的な光景は箱根観光の象徴とされています。
湖と富士山を背景にした構図は、旅行誌やSNSで頻繁に取り上げられる“映えスポット”です。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 平和の鳥居 |
所在地 | 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1(箱根神社・芦ノ湖畔) |
建立年 | 1952年(昭和27年) |
建立の由来 | 上皇陛下(当時皇太子明仁親王)の立太子礼と、サンフランシスコ講和条約締結を記念 |
扁額設置 | 1964年(東京五輪・箱根神社御鎮座1200年記念) |
「平和」の文字 | 吉田茂元首相の直筆 |
アクセス | 箱根湯本駅からバス約40分、元箱根港下車徒歩約10分 |
歴史と見どころ

湖に浮かぶ神秘的な姿
芦ノ湖にせり出すように建つ平和の鳥居は、湖面から立ち上がる朱色の柱と、背後に広がる富士山や山並みとのコントラストが美しく、四季折々に違った表情を見せます。
歴史的背景
1952年に建立され、日本の戦後復興と平和の象徴として親しまれてきました。
1964年には東京オリンピックと箱根神社御鎮座1200年を記念して扁額が設置されました。
扁額の魅力
「平和」の文字は湖側を向いており、陸からは見られません。
間近で見たい場合は、芦ノ湖の遊覧船や観光船の利用がおすすめです。
立入禁止の経緯と現在

大人気の平和の鳥居ですが、立入禁止になっていたことがあります。
その経緯と理由について紹介します。
立入禁止の経緯
平和の鳥居は普段は自由に訪れることができますが、過去には以下のように立入禁止措置が取られています。
期間 | 理由 |
---|---|
2022年12月29日〜2023年2月9日 | 新型コロナウイルス感染拡大防止のため |
2024年12月28日〜2025年2月9日 | 年末年始の混雑による雑踏事故防止のため |
年末年始は特に初詣や撮影目的で長蛇の列ができ、湖畔の狭い階段や通路に人が集中しやすいため、安全確保が最優先されます。
2025年現在の状況
- 通常期(12月下旬〜2月上旬以外)
- 鳥居周辺への立ち入り・撮影は可能。
- 立入禁止期(2024年12月28日〜2025年2月9日)
- 芦ノ湖湖畔の鳥居周辺が封鎖され、近づくことはできません。
- その他、悪天候や災害、宗教行事などで臨時制限がかかる場合あり。
立入禁止の理由
- 年末年始の参拝者増加による雑踏事故防止
- コロナ禍では感染症拡大防止のため
- 狭い撮影エリアで「密」状態になりやすいことによる安全面の懸念
訪問時の注意点
平和の鳥居を訪れる際は、以下の点に留意しましょう。
チェックリスト
- 年末年始の立入禁止期間を事前に確認
- 混雑期は時間に余裕を持つ(早朝や平日が狙い目)
- 撮影は譲り合い、長時間の占有は避ける
- 湖畔の階段や足元に注意
- ゴミは必ず持ち帰る
周辺観光スポット

平和の鳥居を訪れたら、近隣の箱根神社本殿や九頭龍神社新宮も合わせて巡るのがおすすめです。
スポット名 | 特徴 |
---|---|
箱根神社本殿 | 関東屈指のパワースポット |
九頭龍神社新宮 | 縁結びや金運のご利益で人気 |
元箱根港周辺 | 富士山と湖の絶景 |
箱根成川美術館 | 鳥居と芦ノ湖を望む展望室が魅力 |
まとめ
平和の鳥居は、戦後の平和と独立を象徴する歴史的建造物であり、箱根観光の顔ともいえる存在です。
普段は自由に立ち入れますが、年末年始や特定期間は安全対策のため立入禁止となります。
訪問前には必ず最新情報を確認し、マナーを守って観光を楽しみましょう。
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