東海道新幹線は、東京~新大阪を結ぶ日本の大動脈。
ビジネスや観光、帰省など多くの人が利用するため、時間帯や時期によってはかなり混雑します。
「できれば空いている時間に乗りたい」
「座れないのは避けたい」
という方に向けて、この記事では【混雑する時間帯】【年間ピーク】【車両別の混雑傾向】【快適に座るための対策】まで詳しく解説します。
混雑する時間帯を完全解説

時間帯ごとの混雑傾向を、平日・土休日に分けてまとめました。
旅行・出張の予定を立てる際の参考にしてください。
時間帯 | 平日 | 土休日 | 特徴・理由 |
---|---|---|---|
始発〜7時 | ○ | ○ | 早朝の移動・出張利用あり。比較的座りやすい。 |
7〜9時 | ✕ | △ | 平日:通勤ラッシュピーク。指定席でも満席続出。 |
9〜12時 | △ | ✕ | 土休日は観光ラッシュ。 特に下りが混雑。 |
12〜16時 | ○ | △ | 比較的空いている時間帯。 移動には最適。 |
16〜17時 | △ | △ | 夕方ラッシュの入り口。 徐々に人が増える。 |
17〜20時 | ✕ | △ | 平日:仕事帰りの移動ピーク。 金曜は特に混雑。 |
20〜21時 | △ | △ | 夕方ピークを過ぎて緩やかに落ち着く時間帯。 |
21時〜最終列車 | ○ | ○ | 終電近くは比較的空いている。 静かに移動したい人におすすめ。 |
【ピーク時間帯の傾向】
- 平日:
- 7〜9時(上り)
- 17〜20時(下り)
- 土休日:
- 9〜12時(下り)
- 16〜19時(上り)
【空いている狙い目時間】
- 平日:
- 10〜15時、20時以降
- 土休日:
- 始発〜8時、夜21時以降
年間で混雑しやすい時期(繁忙期)

旅行や帰省での移動を計画する際、年間を通じた繁忙期を避けるのもポイントです。
時期 | 混雑度 | 備考 |
---|---|---|
春休み(3/21~4/5) | △〜✕ | 卒業旅行・新学期前の帰省で混雑 |
GW(4/28~5/6) | ✕ | 上り・下りともに全時間帯が混雑 |
夏休み(7/21~8/31) | △〜✕ | 特にお盆前後は満席多数 |
お盆(8/13~8/16) | ✕ | 帰省ラッシュで指定・自由席ともに超混雑 |
年末年始(12/25~1/10) | ✕ | 特に12/28~1/5がピーク。 席確保は必須 |
地方の大規模イベント(例:祇園祭、花火大会)でも一時的な混雑が発生する場合があります。
混雑しやすい車両と座席位置

車両によって混雑度が大きく異なるのをご存知でしょうか?
車両選びで快適度は大きく変わります。
指定席の混雑傾向
列車種別 | 混雑しやすい車両 | 狙い目の車両 |
---|---|---|
のぞみ | 7号車・11号車 | 6号車、偶数号車(空きやすい) |
ひかり | 7号車 | 6号車、10号車 |
こだま | 11号車 | 10号車、偶数号車 |
自由席の混雑傾向
列車種別 | 混雑する自由席 | 狙い目の自由席 |
---|---|---|
のぞみ | 3号車 | 2号車(先頭寄りで空きやすい) |
ひかり | 5号車 | 4号車・6号車 |
こだま | 7号車 | 6号車・8号車 |
ホーム階段付近の車両(中央寄り)が特に混雑しやすく、先頭・最後尾が狙い目です。
区間別の混雑傾向

区間 | 混雑傾向 |
---|---|
東京〜名古屋 | 平日朝と夕方の上り・下りで非常に混雑 |
東京〜新大阪 | 出張・観光両方が集中。週末は指定席が取りにくい |
新大阪〜博多 | 金曜朝の下り、日曜夕方の上りが混雑傾向 |
東京〜金沢(北陸) | 観光シーズン(春・秋・GW)は満席になりやすい |
快適に座るための混雑対策・予約のコツ

時間帯を選ぶ
- 平日なら【10~15時】または【20時以降】
- 土休日なら【始発〜8時】や【夜21時以降】
指定席は1か月前10時から予約可能
- 繁忙期や金曜・月曜朝はすぐに埋まるので早めに
- 好みの座席(窓側・通路側)も選びやすくなる
自由席のコツ
- 発車の20〜30分前から並ぶ
- 始発駅(東京・新大阪)発に乗ると座れる可能性が高い
- 偶数号車や端車両を狙うと空いている確率が高い
アプリ・サイトを活用
- スマートEX・EX予約アプリでリアルタイム空席確認
- JR東海「空席案内」や駅の電光掲示板も便利
お得に&快適に乗るための裏技

対策方法 | 内容 |
---|---|
ぷらっとこだま | 時間はかかるが料金が安く、混雑も比較的少ない |
EX早特シリーズ | 日時を限定すれば「のぞみ」もお得に指定席が取れる |
グリーン車の検討 | 平日の昼間や深夜帯ならグリーン車でもゆったり移動可能 |
学割・回数券活用 | 条件に合えばコストを大きく抑えられる |
まとめ|覚えておきたい5つのポイント
- 混雑する時間帯は「平日朝夕」「休日午前」「金曜夕方・日曜夜」
- 空いている時間帯は「平日昼間」「20時以降」「土休日の朝早く」
- 自由席を狙うなら端の車両や偶数号車がおすすめ
- 指定席は1か月前に予約。特に繁忙期は早めに確保
- アプリやJR公式サイトでリアルタイム混雑をチェック
旅行や出張をより快適に過ごすために、ぜひこの記事の内容を活用してください。
コメント